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上越紀行 -湯沢の名店ー
2月6日から8日にかけて
長女夫婦一家と上越に旅した。

主な目的は苗場でのスキーだったのだが、
この機会に懐かしい場所も訪ねることが出来た。

湯沢と言えば、これは「雪国」、
川端康成の世界となる。

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。
夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。
向こう側の座席から娘が立って来て、島村の窓のガラス窓を落とした。
雪の冷気が流れ込んだ」。

金沢に行くたびに利用した上越新幹線、
上毛高原を過ぎ、長いトンネルを抜けた途端の眩しさ!
湯沢だ、雪景色だ!! 車中にどよめきに似た声が挙がる。
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夜行であるならば「夜の底が白くなった」、
文豪ならではの表現力であることか。

「雪国」の映画化は主なもので2回。

1957年豊田四郎と1965年の大庭秀雄の手によって成された。
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前者は島村が池辺良で駒子が岸恵子、葉子が八千草薫、
後者は木村功、岩下志麻、そして加賀まり子、
なんとも贅沢な配役、役者の存在感が傑出していたころのお話だ。
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さて、上越地方の旨いものと言えば蕎麦であり野沢菜である。

美味しい野沢菜を肴に地酒を飲りながら
当地名物の「へぎ蕎麦」を待つ。
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雪国・湯沢の蕎麦屋と言えば、これは「しんばし」に決まっている。
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滑るように喉を通る蕎麦の心地よさ、
それに合わせるかのような男性的にごつく揚げた
舞茸をはじめとした天ぷら、
これを取り仕切っているのが小柄で細うでの女将さんであることに驚く。
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彼女とのお付き合いは、かれこれ15年以上になる。
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金沢で生活している時、夏休みを利用して上越を訪れた時が最初だ。
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以来、お付き合いの長さの割には
店にお邪魔した回数は年に1回もないだろう。

未だにお互い名前も知らない。
交わす会話もほんの2,3分、
それでもお互いの信頼関係、親しさが感じられる。

行くたびにメニューには載っていない
お新香をはじめとする「賄い」品を出してくれる所に
女将さんの気づかいが感じられて嬉しい。

店を出ると風に雪が舞っている。

苗場まで小1時間、
目的地に近付くにつれ、雪は本格化してきた。

これで明日晴れれば絶好のコンディションになるのだが。
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by shige_keura | 2015-02-10 08:59 | | Comments(0)
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