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バラの思い出
ゴールデンウィーク最終日。

テレビは毎年繰り広げられる
Uターンラッシュの模様を伝えている。
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ここは我が家の程近く、
小路のなかは周囲の喧騒が嘘のように静まり返っている。
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この一角の大きな大きな邸宅の庭がこの季節に開放される。
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ひっそりと奥ゆかしいPRなので訪れる人は少ないが、
足を踏み入れたならば、ビックリするに違いない。
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バラ、バラ、バラ、見事なまでの色彩の洪水
バラの甘い香りがお庭に充満している。
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バラは花の女王だけに歴史的有名人にもファンが多い。
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先ずはエジプト、プトレマイオス朝のクレオパトラ、
古代ローマに入り5代皇帝・ネロ、
時代を経てナポレオン后妃・ジョセ―フィーヌ、
彼女の薔薇収集は品種改良を飛躍的に発展させたと言われている。
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バラを描いた絵も多い。

古くはルネッサンス期のボッティチェリの名作、
「ヴィーナスの誕生」にも風がバラを運びヴィーナスの周りを舞っている。
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映画や音楽にもバラは数多く登場する。

黄色いバラを見るとすぐに思い出すのが「テキサスの黄色いバラ」、
1955年ミッチ・ミラーの演奏で日本でもヒットした。
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この曲はもともとアメリカ南部に伝わる民謡で、
テキサスに実在した美しく勇敢な女性、
エミリー・モルガンを称えた歌とされている。

彼女はテキサスをメキシコから独立させる為に
大きな功績を残したと伝えられている。

ただ、私がこの歌を聞いた時にすぐに頭に浮かんだのは
西部劇の名作「黄色いリボン」である。

名匠ジョン・フォードがこよなく愛した西部への想いを捧げた名作、
劇中、黄色いリボンを束ね颯爽と馬上にまたがるヒロインのジョーン・ドル-、
キリッとした典型的なヤンキ-・レディ、格好良かったな-。
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「テキサスの黄色いバラ」の一節を紹介しておこう。
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She ‘s the sweetest rose of color
A fellow ever knew
Her eyes are bright as diamonds
They sparkle like dew

「あの娘は誰もが認める甘美なバラの花
 瞳はダイアモンドのように輝き、
 朝露の玉のように煌めいている」







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もうひとつ、バラの歌で思い出すのが
スタンダードジャズの名曲ともなった
「Days of Wine and Roses」、“酒とバラの日々”である。
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この曲は同名の映画の主題歌であるが
映画自身よりも歌として今に伝えれている。

The days of wine and roses
Laugh and run away like a child at play
Through a meadowland forward a closing door
A door marked “nevermore” that wasn’t there before

これを訳すには映画を観ていないと難しいが・・・・・、
私なりには次の様になる。

酒とバラの日々は子供の頃の遊びのよう、
笑いに包まれ何時の間にか走り去っていく
心地よい牧草地の扉は閉まりかけている
そこに記されているのは「もう二度と戻れない」の文字
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映画はジャック・レモンが珍しくもシリアスな役を演じ
中堅女優のリー・レミックとアルコール依存から脱却できず
破滅の道を辿る夫婦の物語だ。
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二人の主演者の出来は素晴らしいと思うのだが
ブレーク・エドワーズの演出がどうにもかったるく、
画面に集中できなかった。
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その中で光り輝いたのはヘンリー・マンシ-ニの主題歌、「酒とバラの日々」、
フランク・シナトラをはじめアンディー・ウィリアムス、
ペリー・コモ等の有名歌手によってカバーされた。
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更に特筆すべきがオスカー・ピーターソントリオによるジャズ演奏、
これはジャズ史に残る名盤とも言えるのではないだろうか。
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甘い香りと百花繚乱、咲き誇る花の女王に囲まれ、
ゴールデンウィークの最終日、至福のひと時を過ごした。
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by shige_keura | 2015-05-11 15:55 | | Comments(0)
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