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九州6泊7日 -本家・真知子巻きが現れた地-
今回のテーマは映画である。

比較が難しいのだが、その昔、
外国映画のロードショーの多くは単独館興業で行われていた。

要は日本でただ一つの映画館で公開されたのである。

歴史上、洋画単独館ロードショーで
最も観客が集まったのが「ローマの休日」。
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デビューしたオードリー・ヘップバーンの魅力もあって
日比谷映画劇場に詰めかけた観客は6週間で35万人!
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実に1日平均8,330人の観客を集めた。

「アンビリーバブル!!」。

ここに邦画で破天荒な観客を集めた作品がある。

1953年から’54年にかけて公開された「君の名は」の三部作は
合計で3,000万人の観客が映画館につめかけてと言う。

「君の名は」は昭和初期に放送されたラジオ・ドラマ。

「忘却とは忘れ去ることなり・・」で始まる、
脚本家、菊田一夫の代表作。

二人の男女の典型的なすれ違い恋愛物語が、
特に世のご婦人方の人気を呼び
放送が始まると銭湯の女湯が空っぽになるとまことしやかに言われたものだった。

主人公の二人、氏家真知子に岸恵子、
後宮春樹に佐田啓二という人気俳優を起用した映画化は大成功、
数寄屋橋の出会いから二人のすれ違い、出会いは2部、3部と続いていった。
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この映画では岸恵子が事あるたびにショールを巻いて登場するが、
これがいつしか「真知子巻き」と呼ばれ全国的に大流行、
切手にまで真知子巻きの岸恵子が登場した。
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だから、この時代、後ろから見ただけでは
岸恵子みたいな女性が全国を横行していた。

本日逗留したのが雲仙温泉。

雲仙温泉と言えば地獄の名前で名高い硫黄の湧き出る名所だが、
そこで「君の名は」の3部の撮影が行われた。
               (第3部のポスター、背後に噴煙を上げる雲仙岳が見えている)
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この私、実は「君の名は」のような非現実的メロドラマは好みではない。
好みではないが、目と鼻の先まで来てロケ場所を拝まぬ手はない。
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雲仙温泉は流石に「君の名は」を忘れてはいなかった。
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ロケ現場には説明書きと共に、
その場所の岩を「真知子岩」と命名してあった。
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しかし、公開後半世紀以上経った今となっては
「君の名は」そのものが「忘却とは忘れ去ることなり」になってしまっているのではないか。
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by shige_keura | 2016-04-08 09:27 | | Comments(0)
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