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遥かなる昭和・本物のタレント群像 -3-
1961年4月から1966年までNHKに登場したのが「夢であいましょう」。

一方、同じ年の6月から1972年までNTVで放映されたのが「シャボン玉ホリデー」
共に大ブレークした懐かしの音楽バラエティである。

まずもって、堕落の一途をたどるNHKが
「夢であいましょう」のような小粋でハイセンスな番組を作っていたということが驚きだ。

それに、比べ現在のNHKの歌番組は
昔のデパートの大食堂さながら、
企画の意図がまるでないので、上手く演出することなど出来るはずがない。

典型的な時間の無駄番組と落ちぶれている。

当時のNHKとしては22時~22時半と遅い時間帯に流していたが、
高校生の私は毎週楽しみにテレビにかじりついていた。

番組の冒頭と最後に進行役で登場したのが
ファッション・モデルでお上品な中島弘子、
彼女の首を右に傾けながらの挨拶とお辞儀はいつ見ても魅力的だった。
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「夢であいましょう」は数々のタレント、逸話を残したが最大のヒットは今月の歌。

ここから伝説の「六・八・九」コンビの「上を向いて歩こう」が生み出された。
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「六・八・九」とは作詞の永六輔、作曲の中村八大、
そして日航ジャンボの墜落の犠牲となってしまった坂本九である。

永六輔、中村八大は次々と今月の歌でヒットを飛ばしていく。

“知らない町を歩いてみたい・・・”、ジェリー・藤尾の「遠くへ行きたい」。

“こんにちは赤ちゃん、私がママよ・・・」、梓みちよ、
               (こんにちわ赤ちゃん)
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”いつもの小路で目と目があった・・・」、田辺靖雄、

”幼馴染の思い出は、青いレモンの味がする・・・・」のデューク・エイセス等、
今でも歌詞とメロディーが懐かしく脳裏に焼き付いている。






同年6月からNTV日曜日午後6時半~7時に放映されたのが「シャボン玉ホリデー」、

これはもう、ご同輩ならば思い出に残る番組に違いない。

演出が秋元近史、脚本で参加したのが前田武彦はじめ、
青島幸男、津瀬宏、はかま満雄、景山民夫、
才気あふれたタレント軍団が顔をそろえた。

スポンサー・牛乳石鹸のトレードマーク牛の鳴き声の後に続く
前田武彦作詞、宮川泰作曲のオープニング・テーマが素晴らしい。

シャボン玉が飛び交う中でハーモニーを奏でるのはザ・ピーナッツ。
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「シャボン玉 ルル、ルルルルル、 シャボン玉 ララ、ラララララ
 ロマンティックな夢ね まるい素敵な夢ね、
 リズムに乗せて運んでくるのね
 ホリデー、ホリデー、シャボン玉  シャボン玉ホリデーーー」

時代はまさに日本が高度成長期に向かってテークオフ、
家庭生活は豊かになり、家族団らんが増え、
ホリデーの楽しさを番組と共に一体感を持って味わったものだった。

この番組で忘れてはならないのが「ハナ肇とクレージーキャッツ」。

大人のセンスを持った冗談音楽グループから、
植木等の「お呼びでない、こりゃまた失礼しました」、
ハナ肇の病気で寝たきり老人の「おかゆコント」
そして谷啓の「がちょーん」が一世を風靡する。
               (植木等のお呼びでないね)
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               (ハナ肇のおかゆコント)
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               (谷啓 がちょーーん!)
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あっという間の30分、お笑いの後はしっとりとしたエンディング、
ザ・ピーナッツの「スター・ダスト」、
「星屑」が別れを惜しむかのように進みながらも最後は
ピーナッツがハナ肇にひじ鉄をくらわす味なオチのつけ方だった。
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あのスター・ダストは私にとっての青春時代の憧れと郷愁の曲だったと今でも想う。

Beside a garden wall
When stars are bright
You are in my arms
The nightingale tells his fairy tale・・・・・・
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「星の煌めきが眩い庭先、 私はあなたの腕の中、
 ナイティンゲールのさえずりがお伽話のように思える・・・・・」

「シャボン玉ホリデー」は青春時代のお伽話だったに違いない。
 
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by shige_keura | 2016-07-26 09:01 | | Comments(0)
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