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熊本・天草の旅 -腹切りも悪くなか!-
好物の鰻のかば焼き、
関東風と関西風には著しい違いがある。

まずは鰻のさばき方だが、
関東風は背開きに対し関西風は腹から開いていく。

江戸の昔、武士が中心であった東京(江戸)は
腹から切ることを切腹に見立てて嫌ったのが背開きになったと言う。

もう一つの大きな違いが関東風は蒸して脂を抜くのに対し、
関西風は蒸さずに焼いて脂を落とす。

その結果、関東の蒲焼はふっくらとしているのに対し
関西のものは若干パリッとしている。

私は蒲焼ならば今まで断然に関東派、
関西風の蒲焼には魅力を感じていなかった、
この人吉の「上村」の蒲焼を食するまでは。
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上村の鰻はステーキで例えればアメリカ風ビーフと言えよう。

一方の関東の蒲焼は和牛霜降り肉のステーキとなるだろう。

すなわち、「上村」の鰻の蒲焼はヴォリュームたっぷりなのだが
驚くほどに食べられてしまう。

重箱を開けると肉厚の蒲焼が4切れ,
目に飛び込んでくる。
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うっすらとタレを施し、焦げ目がついた蒲焼を
ご飯と一緒に腹にかっこむと・・・・・・、
ご飯の中に3切れの蒲焼が現れてくる。

都合、7切れの蒲焼が雑作もなく腹におさまり、満足、満足。

知る人ぞ知る名店、有名人の来訪も多い。

その中には我が学校の大先輩である
小沢昭一さん、加藤武さんの色紙も飾られている。
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小沢さんが主宰となって立ち揚げたのが芸能座。

立ち揚げ公演「清水次郎長伝伝」に
次郎長役で主演したのが盟友の加藤さんである。
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そのほか、山口崇、木の実ナナ、山谷初男等を引き連れて
九州、飯塚の「嘉穂劇場」公演の折に立ち寄ったものだろう。

恐らく巡業の合間にスタミナ補給、
この店に立ち寄ったに違いない。
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先輩諸氏が訪れ、色紙を残した鰻の名店で
秘伝の蒲焼を楽しむことが出来たとは・・・、
これだから人生は面白い。
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by shige_keura | 2016-11-30 22:41 | | Comments(0)
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