元日、墓参りと愛宕神社参拝の後に向かったのは
いつも通りの六本木ヒルズ。 雲ひとつない青空を背景にそびえる東京タワーが美しい。 スカイツリーが出来た今も、 東京のシンボルは姿かたちの流麗なことからも 東京タワーに決まっている。 昼食、そしてエノテカでワインの福袋を購入するのも例年のごとし。 あとは一族郎党10名が我が家に集まって、 福袋を開けてワインの品定め。 福袋だから定価以上のものが入っているのは分かってはいるが 好みのポーリャックが入っているか? イタリアワインならバローロ? トスカーナのアンテノーリ? 興味は尽きない。 孫にとっては苦手の御屠蘇の儀式、 しかめっ面をしつつも無事こなした後は「初釜」となる。 「初釜」とは新春を迎えて初めて開く茶会であり 茶道の仕事始めのことである。 従って、茶道をたしなむ者にとっては 大切な厳粛なものであるのだろうが、 我が家の「初釜」は賑やかなことこの上もない。 自分の子供の頃を顧みると 抹茶を美味しいとは思わなかったものだが 当世の孫たちは違う。 御屠蘇の時とは別人のように、 お代わりを所望している。 抹茶も好きだが、それ以上のお目当ては 金沢土産の和菓子、 福梅と落雁にあることは言うまでもない。 「村上」の福梅と「諸江屋」の落雁、 老舗の味を子供のうちから覚えられるのは幸せだ。 その横のソファーでは 朝早く初詣を済ませた娘婿はうつらうつら、 初夢モードに入っている。 こうして、今年の元日も和やかに楽しく時が流れていった。
by shige_keura
| 2017-01-08 10:13
| その他
|
| ||||||
ファン申請 |
||