Top
春の北陸路 -5-
  「山岳信仰の拠点」

北陸(富山・石川・福井)には
日本三名山と称される山がふたつある。

ひとつが富山県の立山連峰であり、
もうひとつが福井県と石川県にまたがる白山(標高2,702メートル)である。

三名山は同時に三霊峰とも呼ばれているように
白山も大昔から山岳信仰の山として崇め奉られてきた。
c0135543_15245713.jpg

奈良時代に入り、泰澄によって
福井県側の登拝として開山されたのが平泉寺であり、
以降、白山信仰は正式な修験道として
多くの人を集めるように発展していった。
c0135543_15314610.jpg

中世になると北陸でも有数な勢力有し
広大な境内には数十の堂や社、
数千にのぼる坊院が建ち並ぶほど巨大な宗教都市となった。

               (平泉寺で見かけたかたくりの花)
c0135543_1533079.jpg

また、平泉寺は堅固な石垣、砦を築き
難攻不落の城塞都市として戦国大名や一向一揆と対峙した。

しかし、天正2年(1,524年)一向一揆との戦いに敗れ、
全山は火の海に包まれすべてが灰塵と帰してしまった。
c0135543_15292497.jpg

今では江戸時代に再興された本社、拝殿に
往時の栄光の一端を偲ばせている。
c0135543_15265730.gif

平成元年から遺跡発掘が始まったのだが、
その結果、平泉寺の規模は予想を遥かに超える
巨大なものであることが徐々に明らかになってきた。
c0135543_15275694.jpg

それは、日本の道百選にも選ばれている
中宮に向かう堂々としながらも神々しい佇まいを持つ参道に
巨大宗教都市の雰囲気を感じ取ることが出来る。
c0135543_15343698.jpg

ここは、京都の苔寺と並ぶほどに
苔の美しさで知られているが、
訪れたときは未だ雪が残る為、
ところどころ、庭の清掃作業が思うように進まず
枯れ枝が苔の上に散乱していた。
c0135543_15351350.jpg

c0135543_1537121.jpg

それでも鬱蒼とした杉木立の中に静かに眠る平泉寺、
スケールの奥深さを十分に感じ取ることが出来た。
[PR]
by shige_keura | 2017-05-06 08:42 | | Comments(0)
<< 春の北陸路 -6- 春の北陸路 -4- >>



2007年9月末にこちらに引っ越してきました。
→過去のブログを見る


ホームページ 



LINK 


LINK FREE

このブログの写真・テキストの無断使用はお断りします。

(c) 2007 shige_keura. All rights reserved.