Top
アルザス、スイス道中記ー2- (スイス、”変わらぬ”という凄さ)
スイスのチューリッヒ、
そこは1988年から約4年間
家族と共に生活した思い出の地である。
c0135543_14325996.jpg

(当時住んでいたシャレー風の家、
 樹木の成長に20年近くの時の流れが感じられる)
 
今回、久しぶりの訪問に際し
旧我が家と並び
是非とも確認したい場所があった。

下にある画像がその場所である。

所在地はチューリッヒ郊外
キルヒベルグ町の丘の上である。
c0135543_14334549.jpg

(撮影は恐らく1990年の夏近く)

c0135543_14341553.jpg

(撮影は2007年8月26日)

最初の画像が1990年初頭、
あとのものが今回撮ってきた画像だ。

二人の人物を除いては
全く同じ景色といってよいだろう。

この画像で注目して欲しいのが
背後に写っている
一見由緒ありげな建物である。

この建物こそ
娘二人が当時通っていた
チューリッヒ・インターナショナル・スクールだ。

当時、高校生であった娘達は共に嫁ぎ
長女の所には二人の息子も出来た。

2枚の写真の間には約17年の歳月がある。

しかしながら、景色だけ見ると
その年月の厚みは何処にも感じられない。

「何、言ってる!!
 スイスの田舎町の景色なんか
 17年で変わるわけないだろう」
と、仰る向きもあるだろう。

さて、ここからが
スイスの凄さである。



後に見える建物、つまり校舎だが
1990年代の後半、大改築をしたのだ。

その改築に当たって
町の当局が許可した時の条件はたった一つ、
”外観を今のままに保て!”であった。

ところが、当時の建物の中だけを改装しても
とても十分な教育施設は作れない。

最終的にどうしたかというと
校舎前の広大な芝生を
スロープ状に掘り下げ
地下に外の景色が出来るだけ見える
窓付きの教室を作ったのである。

その結果、外から眺めた限りでは
何処を改築したのか全く分らず
いままでの建物の雰囲気をそのまま保つ事が可能となったのだ。

費用的に見るならば
新築の方が断然安く済んだ筈だ。

しかしながら、周囲の景色に溶け込んだ新校舎は
相も変わらずスイスの燦燦とした光を浴びて
たたずんでいる。
c0135543_14344745.jpg

近代的な鉄筋の校舎と
昔ながらのシャトー風の校舎
誰が見たってどちらが良いかは分かるだろう。

ここに、スイスの底力が見て取れる。

この国の最大のセールスポイントは
”美しき自然!!!”
c0135543_143554.jpg

(学校横の丘の上から見たチューリッヒ湖、
 あの時と同じ、青々とした湖水にヨットが滑って・・・・)

”美しき自然”を守る事を旗印に
国民全員が同じ方向に力を結集している。

その結果が、EUからの加盟誘いに見向きもせず
世界一の富める国を維持している。
c0135543_14352211.jpg

こういうのが本当の
”美しい国”なのだよ。
[PR]
by shige_keura | 2007-09-17 14:35 | | Comments(0)
<< アルザス、スイス道中記ー3- ... アルザス、スイス道中記ー1-、... >>



2007年9月末にこちらに引っ越してきました。
→過去のブログを見る


ホームページ 



LINK 

カテゴリ
全体



スポーツ
その他
LINK
トリップアドバイザーにお勧めブログとして認定されました。金沢 ホテル
旅行口コミ情報
最新のコメント
↑恥ずかしいからそういう..
by Hiraoka at 17:45
試合はブチ切れるし、判定..
by shige_keura at 09:36
コメント有難うございまし..
by shige_keura at 18:00
全話をチェックした訳では..
by 通りすがり at 16:23
思い出しました!!! ..
by aosta at 13:46
以前の記事
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
more...
検索
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

LINK FREE

このブログの写真・テキストの無断使用はお断りします。

(c) 2007 shige_keura. All rights reserved.