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”目黒のさんま”は旨いのか???
食欲の秋!!! 秋刀魚の季節でもある。

出来る事なら七輪でジュージュー焼いた秋刀魚に
大根おろしと酢橘を添え
醤油をかけまわし食べたいものだ。
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ところで、有名な落語の一席に”目黒のさんま”がある。

筋は多くの皆さんが承知のとおりで省く。
(最後に概略を記すので読みたい方はどうぞ)

ただ、どうして目黒なんだ???
本当に”目黒のさんま”は美味しいのか???

庶民の味を知らぬ殿様の舌ゆえの
美味しさではないのか?????

ならば、秋刀魚でなくたって
鯖でも鰯でも良いではないか?

なんで、秋刀魚になったのだ???

さー、皆さんはどう考える????



何故に目黒としたかは筋を知れば一目瞭然!!!

遠出の目的は鷹狩で
当時、目黒に将軍の鷹狩場があったからだ。

では、本当に”目黒のさんま”は美味しかったのか???
これは、難しい。

海から入った内陸の目黒のさんまが美味しい訳は無い??
と、考える人が多い。

ところがどっこい、"目黒のさんま”は旨いんだ!!
と力説する方々もいる。

そして、その根拠を聞いてみると
成る程ね、と思ってしまう。

先ずは、塩焼きのさんまが最も美味しいのが
塩をふって2,3時間なじませた後ということを覚えておいて欲しい。

当時の目黒は芋の名産地で
数多くの行商人が毎日かごを背負って
あちこちと売り歩いていた。

その売り歩く先の重要な土地が
ひとつは芝でもうひとつが品川だった。

そして、この芝と品川にはいずれも
大きな魚市場があったのである。

だから、芋を売りさばいた商人の多くが
魚市場でさんまを買い求め自宅に帰って焼いて食べる。

芝浜、品川から目黒まで
普通の人の足ならば、2,3時間
丁度、さんまの食べごろとなる。

そう考えると中々良くできたお噺でありますな。
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ところで、9月、既に終わってしまったが
目黒駅付近でふたつの”さんま祭り”が開かれている。

一方の主催者は品川区、
他方の主催者は目黒区だ。

なんで、こんなことになっているのか???

混乱の原因は目黒駅の所在地が
品川区に属しているところから来ている。

ともあれ、一般庶民にとって
2度も無料で秋の味覚が楽しめるのはあり難い。

以下は"目黒のさんま”、噺の概略

目黒へ鷹狩に出かけたお殿様。
時分時になってなんとも良い匂いが漂ってきたのに気づく。
どこかで旬のさんまを焼いている匂いだ。
お供は下衆の食べる魚と止めるが
腹のすいた殿様、食べてその美味しさに驚いてしまう。

後日、お城でさんまを所望した殿様に対し、
身体の為を思った部下達は
市場直送の新鮮なさんまにもかかわらず、
腸を抜き、骨をとり、挙句の果てに蒸したさんまを御膳に出す。

一口食べた殿様、味が全く違う!!!
憮然として一言、
「さんまはやはり目黒に限る」

おあとがよろしいようで、
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by shige_keura | 2007-09-29 20:55 | | Comments(0)
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