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ラミレスの記録と右打ち、左打ち
ヤクルト・スワローズのアレックス・ラミレス選手が
日本プロ野球史上、右打ちとしては初めて
年間安打200本を越える記録を達成した。
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彼はお世辞にも俊足とはいえない
しかも右打者である事を考えると
これは大変な記録である。

メジャーで毎年200本の安打を記録しているイチロー選手だが、
彼の俊足、そして左打ちの利点を活かした
ヒットのなんと多いことか。

それは今やイチロー選手を彷彿させる
ヤクルトの青木選手にも同じことが言える。

打者は右打ちより左打ちの方が有利!

それは1塁ベースまでの距離を考えれば
否定できぬ事実である。

ましてや、人工芝球場花盛りの日本
叩きつけたゴロがヒットになりやすい今日この頃
左打ちの有利性は更に高まっている。

だから、将来プロでの活躍を夢見る
若き球児の多くが左打ちを取り入れているのが現状だ。



ここに面白いデータがある。

それは夏の甲子園を沸かせた選手達が
過去と比べどの位
左打ちが増えているかを示したものだ。


               1977   1987   1997   2007
左投げ左打ち       65     77     70     105

右投げ左打ち       30     81    129     240

スイッチヒッター       1      4      6      16

左打ちが出来る選手   96    162    205     361

登録選手総数      574    735    784     882

左打ちが出来る選手  16.7   22.0   26.1    40.9
の割合

左打ち選手増加傾向の中
特に「右投げ左打ち」選手の増え方が顕著だ。

これらの選手は、
もともとは右投げ右打ちであったものを
利き腕の右を生かす為に左打ちに変更した選手が多い。


30年前の夏の大会
19校で「右投げ左打ち」の選手は居なかった。

ところが、今年の大会では
すべての出場校に
「右投げ左打ち」の選手が存在した。

更には、大垣日大、岩国、徳島商の3校は
「左投げ」が居ないにもかかわらず
メンバーの約3分の1を「左打ち」が占めていた。

中には花巻東高校のように
登録選手18人中
15人が「左打ち」といった極端なチームも現れた。

昔からのプロ野球、

左の強打者、川上、大下から始まって
張本、榎本、王、谷沢、掛布、門田、若松等々に対し、

右の強打者も負けては居なかった。

藤村、青田、別当、中西、野村、長嶋、、豊田、田淵、土井、大杉、落合、
そうそうたる顔ぶれだ。

しかしながら、現在は
メジャーに行ったイチロー、松井初め
金本、小笠原、福留、高橋(由)、阿部、
右投げでありながら左打ちの強打者が目立っている。

この傾向が良いことなのか?
又、何時まで続くのか?
それは分らない。

しかし、右投げ右打ちの強打者が
消えていく事は寂しい。

その意味で、日本ハムに入団する中田選手には
将来、球界を代表する
右投げ右打ちの強打者に成長して貰いたい。

(参考文献、 日本経済新聞、8月21日付け)
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by shige_keura | 2007-10-17 10:14 | スポーツ | Comments(0)
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