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今日はハロゥイン
10月31日のハロゥインにあわせ
日本でも各地で賑やかな
お祭りが繰り広げられている。

ただ、日本の光景を見ていると
一体、どれだけの人が
ハロゥインを判っているのだろうかと思う??

今日は偶々、ロスアンジェルスに滞在している娘から
送られてきた現地の様子の画像を交えながら
ハロゥインとは何かを紹介したい。

          (ロスのスーパー、ハロゥインが近づくと
           カボチャの種類と量がこんなに多くなる)
今日はハロゥイン_c0135543_972979.jpg


もともと、ハロゥインは
11月1日カソリック諸聖人の日(万聖節)の前の晩に行われる
英語圏の宗教的且つ伝統的行事である。

従って、Halloweenの言葉も
諸聖人の旧称、”All Hallows”のeveから由来している。

では、ハロゥインが元々何であるか?

そして、何故に人々が仮装して
このようなお祭り騒ぎをするようになったかであるが?

そこに、何故に”カボチャ”が沢山
登場するのだろうか???





ハロゥインは宗教的行事とあわせ
収穫祭の意味合いをも持っている。

すなわち北ヨーロッパでの先住民族のケルト人が
自分たちの収穫感謝祭をカソリックに取り入れたものだ。

すなわち、その時代
ケルト人の1年の終わりは10月だった。

そして、その最後の夜には
死者の霊が家族を訪ねたり
聖霊や魔女が出てくると信じられていた。

これらの、悪霊、魔女から身を守るため
仮面をかぶったり魔除けの焚き火が行われるようになった。

又、この機会に、墓地にお参りして
そこでローソクを燈したので
墓地全体が大きなランタンのように
明るく照らされる事もあった。

この辺は、日本のお盆、
”送り火”、”迎え火”と趣が似ている。

又、丁度その時の収穫であった
大きな蕪をくりぬいて
いわゆる、”お化け蕪”を作る風習が生まれた。

英国では今やハロゥインはすたれてしまったが
アイルランドでは今でも白い大きな蕪を使っていると言う。

それが、何故に”カボチャ”が有名になったのか?だが

それは、このお祭りがアメリカに渡った時
カボチャの方がカブよりも
くりぬき易く細工しやすいといった
誠にアメリカ的単純な発想によるものだった。

          (ロスでは、この時期”ハロゥイン・パッチと言って
           町の一区画を”カボチャ畑”に見立てる。
           そこに家族揃って好みのカボチャを買いに来るというわけ)
今日はハロゥイン_c0135543_9121417.jpg


この日、子供達の楽しみは
思い思いの仮装で近所を練り歩き
家々がこの日のた為に作った
お菓子、クッキー等を貰う事である。

          (他の場所で見かけた”ハロゥイン・パッチ)
今日はハロゥイン_c0135543_9142217.jpg


ハロゥインのテーマは
”不気味なもの”、”怖ろしいもの”である。

          (一般家庭の庭先、怖いものだらけ、こわーーい)
今日はハロゥイン_c0135543_9161681.jpg

従って、登場するものも
髑髏をはじめ幽霊、魔女、蝙蝠にはじまり
今や、フランケンシュタイン、ゾンビに至る。

          (住宅街の道路にも・・・)
今日はハロゥイン_c0135543_9193047.jpg


この”おどおどろしさ”が
日本にも受け浸透しているのであろう。

テレビで観る限り
東京のみならず日本各地で
お祭り騒ぎが繰り広げられている。

例えば、聞くところによれば、秋田県では
自分たちの”なまはげ”とかち合う事を避けて
同県のハロゥインは1ヶ月あとの
11月に行われるとの事だ。

秋田県人はなまはげに
ゾンビや髑髏・・・・
よほどに怖ろしきものがお好きらしい。

何も、そこまでして
ハロゥインをしなくても良いと思う反面、

長く寒い冬、
賑やかに過ごそうと言う気持、
判らぬでもないが・・・・

          (中には品良く飾っているお宅もある)
今日はハロゥイン_c0135543_921925.jpg

by shige_keura | 2007-10-31 09:24 |
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