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ウディ・アレンの世界
ウディ・アレンの映画は余り観ていない。
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何故ならば、よほど英語が堪能でなければ
彼の言わんとしているユーモア、皮肉が
理解できないと思っているからである。

彼の作品中最も好きな「ハンナとその姉妹」でも
彼の狙いが100パーセント判ったかどうかの
自信は全く無い。

ところが、日本には彼のファンが大勢居る。

でも、どう考えてみたって
本当に理解してファンとなっているか怪しいものだと思う。

映画評論家にしても
なにやら、それらしいことを書いているが
なんだか受け売りの内容で胡散臭いこと甚だしい。

下らぬ前置きはこのくらいにして
今回72歳となったウディ・アレンが
相手役にお気に入りで注目株の
スーカーレット・ヨハンソンを得て
お得意のミステリー・コメディを監督主演した。

題して、「タロットカード殺人事件」
これは面白そうである!!!




この映画の出来不出来を論ずる前に
ウディ・アレンの映画に対する姿勢に感心する。

先ずは、この作品、
95分にまとめているところが誠に好ましい。

大作と称して水増し時間で
上映時間3時間にもなろうとしている映画が多い中、
短く面白く纏め上げるのが
本当の映画の職人だと思う。

次に、全く力みを感じさせない
小気味の良いテンポが心地よい。

「映画ってこんなもんでしょー、
 芸術とか言って力んで振りかぶっちゃ駄目!」
とでも脇でほくそ笑んでいる彼の顔が浮かぶかのようだ。

しがない舞台のマジシャンがウディ・アレン、
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彼に舞台に上げさせられた見物客のヨハンソンが
消える箱の中で幽霊に会うところから映画は始まる。

次に、場面は変わり
暗い画面の中を舟が何人もの人を乗せ
ゆっくりと進んでいく。

何の意味だ????

おどろおどろした場面だが
これが死者を霊界に運ぶ舟なのだ。

古代、エジプトでも
死者が安らかに霊界にたどり着けるように
死者の為の舟を作っていた。

又、日本に例えれば
まさに”三途の川の渡し舟”だ。

ちょっとしたところにも
このように彼の才覚が光る作品だ。

ミステリーとしての謎解きの面白さは無いが
ウッディ・アレンとヨハンソンのセリフの掛け合いが
何とも楽しく、クスリとさせられる。

大作でもないし、ゲラゲラ笑う作品でもない。

ましてや一大傑作とは言い難い。

しかし、今や”芸術の秋”
だからこそ、芸術、芸術と力まずに
たまには、このような肩のこらない作品で
リラックスするのも悪くない。
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by shige_keura | 2007-11-23 23:09 | | Comments(0)
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