11月8日は木曜日、
吾、ウィッシュボンとなりて厨房に立つ日だ。 いつもは、何にするか迷う所だが 今日はそんな心配はない。 頼りにしている栗原はるみさん 一押しの料理に決まっているからだ。 何しろ、この料理は 彼女の家で旦那様、お子さんから 人気ナンバーワンなのだ。 ならば旨いに決まっている。 ただ、ちょっと気になったのは 彼女のコメントだ。 「この料理ならば 鶏嫌いが一変してしまう。 それは鶏の臭みを消すソースの為だろう」 鶏嫌いが一変するのはいいが もともと鶏大好き人間にはどうなのだろう??? まー、それは食べてみてのお楽しみ、 ということで取り掛かったのが 標題の油淋鶏(ユウリンジイ)だ。 漢字だとえらそうに聞こえるが 何のことは無い ”揚げ鶏の葱ソースかけ”である。 今までも食べた事は何回もあるが 自分で作るのは今日はじめてである。 先ずは鶏の腿肉の下ごしらえ。 醤油、お酒それぞれ大さじ一杯 そこに葱の青い部分と生姜を4片ほど入れ 肉を30分ほど漬け込んでおく。 その間に、ソース作成に取り掛かる。 何しろ”葱ソース”が肝であり このソースが料理の明暗を分けると言ってよい。 とにかく、親の仇の様に ”葱のみじん切り”を作り続ける。 今回、料理してみて 男にとっての最大の難所が この葱のみじん切りだ。 目がしみても、鼻がムズムスしてこようが、 めげずにひたすら”みじん切り”に挑まねばならぬ。 葱が終わったら、ニンニクと生姜のみじん切りだ。 こちらは葱ほどの量は要らぬのでた易いものだ。 栗原さんのレシピではニンニク、生姜は入らぬが 入れたらもっと美味しいのではと 独断で決定した。 はるみさん、ごめんなさい。 そこに唐辛子の刻んだものを少々加える。 以上を一緒に、胡麻油とサラダオイルで ほど良く炒め そこに醤油、酒、お酢を3:1:1プラス砂糖少々を加え熱する。 出来たソースをひと舐め、 ”いけるぜ!!!!” ソースが終了したら 次は漬け込んだ腿肉を取り出し 水気を切った所に片栗粉をまぶす。 あとはいよいよ油で揚げるのだが 肝心な所は、皮をカリッとパリッと揚げる事だ。 その為には肉の部分は低温でじっくり 皮の部分は最後に温度を上げることが肝要である。 揚がった肉に包丁を入れる。 期待したとおり、”パリッ”と音がして いかにも旨そうである。 結果は二人には絶対多すぎると思われた 腿肉2枚、完食!!!!! 揚げ物は旨いなー!!! 尚、今回のポイントは 1.葱のみじん切り 2.鶏の皮をパリッと仕上げること 上記と並び、ソースに火を通す所だ。 ここはなにも難しい所ではないので 是非とも火を通して欲しい。 何故ならば、火を通し温めたソースの方が 揚げた鶏肉に一層馴染むようで誠に旨いからだ。
by shige_keura
| 2007-11-09 09:09
| 食
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