人気ブログランキング | 話題のタグを見る
Top
ネギトン丼
「ネギトロ丼」の間違いではない。

「ネギトン(豚)丼」である。

丼ものは日本の食文化が作り出した
傑作の一つだと思っている。

何しろ、手っ取り早いのが良い、
にもかかわらず、美味しくて
ボリューム感に満ち溢れている。

「アー、喰った喰った!!!」と
満足一杯、腹一杯となる。

間違っても、丼ものを食べた後
少し足りないから、ラーメンとはなりようがない。

数ある丼もの、

親しまれているものから挙げてみると、
”かつ丼”、”天丼”、”鰻丼”、”親子丼”、”鉄火丼”が
五大老と言った所であろう。

続く、”ステーキ丼”、”牛丼”、”海鮮丼”、
”雉焼丼”、”玉子丼”、”木の葉丼”、開化丼”等が
さしづめ七奉行なのだろう。

さて、ここで問題です。

これら、”丼もの”の中で
共通の食材を二つあげて欲しい????

ひとつは至極簡単だ。

”お米!

”即ち御飯がなければ
丼ものは成立しない。

さて、もうひとつは何か???

これが、意外と易しいようで難しい。

答えは”お醤油”である。

タレ、汁のベースは醤油味であり
鉄火丼のように生醤油を使う丼もある。

いずれにせよ、丼ものとお醤油は
切っても切れない親しい絆で結ばれている。

ところが、本日遂に異端児が登場してくる。

今日、ご紹介する”ネギ豚丼”は
一切醤油を使わないのだ。

醤油を使わぬのがこの丼の”ミソ”である。

と、言っても、ミソを使うわけではなく
塩が命の丼ものである。




用意するものは、
豚肉、ネギ、塩の他、

レモン、酒、胡麻油、粉末チキンスープの素、
黒胡椒に片栗粉だけである。

二人ならば豚肉、200グラム
ネギが1本でもあれば”おんのじ”だ。

手順は次の通り。

先ずは豚の薄切リ肉(ロースでもバラでも良い)を
食べやすい大きさに切り
塩を適当にふっておく。(小さじ1/2程度か?)

次にタレの用意である。

水、酒、スープの素、を適量煮たたせ
片栗粉で若干トロミをつけておく。

フライパンで胡麻油を熱した所に
斜め薄切りしたネギを入れて炒める。

頃合を見計らって引き揚げて
丼に盛った御飯の上にネギを敷きつめる。

続いて、胡麻油を足したフライパンで
豚肉をこんがりと焼き
ネギの上に乗せていく。

その上から、トロミをつけたタレをかけ
黒胡椒をふり、最後にレモンをギュッと絞る。

          (丼と三つの小道具、タレ、レモンと黒胡椒)
ネギトン丼_c0135543_19572939.jpg

首尾は上々!!!

塩とレモンが効いてさっぱりと
飽きがこない味となった。

          (右側はエノキと加賀蓮根の擂りおろしを入れた味噌汁)
ネギトン丼_c0135543_19575441.jpg

従来の醤油味の丼ものとは
全く違った趣が新鮮だ。

          (カブの葉と茎を胡麻油で炒めジャコと鰹節をふりかけた一品)
ネギトン丼_c0135543_19581682.jpg

by shige_keura | 2007-12-07 08:54 |
<< 画家のモデルは女流画家 賞味期限切れ >>



2007年9月末にこちらに引っ越してきました。
→過去のブログを見る


ホームページ 



LINK 


LINK FREE

このブログの写真・テキストの無断使用はお断りします。

(c) 2007 shige_keura. All rights reserved.