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100年を生き抜いてきた会社
サブプライム、モノライン。

少し前までは、とんと馴染みのない言葉に
世界経済が大きく揺すぶられている。

今回の波は相当大きそう!!!???

今後どのように収束していくか
見当がつかない。

この波にあえなく沈没する会社も出るだろうし
しぶとく切り抜けて
来るべき景気回復の波に
乗る会社も出てくるだろう。

上に下に景気循環は世の常、
その波に翻弄されずに
100年の歴史を持つ会社は
世界広しといえども数は限られる。

中国は共産革命があった為か
5000年の歴史を持つ割には
100年企業は約1,000社に止まっている。

極端なのは韓国で
100年企業は僅か5社しか存在しない。

欧州全体は
ハッキリした統計がないのだが
約4,500社と言われている。

一方、アメリカは歴史が浅いにもかかわらず
10,000を越える長寿企業が存在している。





では、一体日本には
どのくらいの100年企業があるのだろうか???

聞いて驚き、見てビックリ!!

何と50,000社を超える
長寿企業大国なのである。

環境の変化、ライバルとの競争の中で
100年以上生き抜いてきたのだから
それぞれが良い会社であるに違いない。

50,000社を数える100年企業、

1.上場企業であること
2.最先端の技術を持っていること
3.いずれかの分野で世界トップシェアを持っていること

上記3条件を満たす超優良企業を絞ると
30社程度が浮かび上がってくる。

ここで興味深い事実は、
長所、特徴はそれぞれ異なっているが
基本的な社風には共通点がある。

先ずは”おっとりしている”こと、

だから、”長期的にものを考えている”

何処かの会社のように
3ヵ年計画を修正ばかりしていない。

そして、”原点に回帰しながら常に革新を継続している”

即ち、創業者の水源を意識しながら
川の流れを右にとるか左にするか
はたまた支流を作るか等を考えている。

最後に重要なのは
”とにかく人を大事にしている”事である。

従って、100年企業の主だった社長の方に
「最も大切なものは何ですか?」の質問に対して、

異口同音、帰ってくる答えが
「それは社員、従業員」である。

資本主義の世の中ならば
本来は「株主」と言うべき所なのだが。

即ち、日々リストラばかりを考えたり
M&Aにウツツを抜かしている会社などは
とてもじゃないが
100年企業の風上にも置けないのである。

だって、このような会社は
人を大切にしているとは
とてもじゃないが思えないからだ。

今日のブログは
産業タイムス社取締役
泉谷渉氏の講演を参考としました。
by shige_keura | 2008-02-15 16:48 | その他
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