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メジナ奮戦記
”メジナ”はスズキ科の白身魚。

メジナが広く知られるようになったのは1960年代
愛媛県の西海の釣師から全国に広まった。

それは、引きの強さが
磯釣り愛好家には堪えられなかった為と
勿論、食べて美味しい魚だったことだ。

特に冬場のメジナは
脂が乗って非常に美味しい。

刺身をはじめ
塩焼き、煮魚、唐揚げ
なんでもござれである。

名前の由来を調べてみると
本来は”目近魚”と書かれていた。

その訳は、目が吻に近いから
”めじかな”と言っていたものが
いつの間にか”めじな”と変わった。

漢字では”目仁奈”
あるいは”眼仁奈”と書くそうだ。

3月某日、夕刻過ぎ電話が鳴った。

「今、伊豆なんだ、
 形の良いメジナが釣れたよ!
 明日でも取りに来ないか」

釣りの大好きな先輩からだ。
先日もカワハギでお世話になったばかりである。

然るに明日は都合が悪い
しかし、新鮮なメジナは食べたい、
さー、どうする、どうする??

結果は先輩が帰京する頃を見計らって
深夜に車を走らせる事となった。

こうして、我が目の前には
30センチは優にある
新鮮なるメジナが
お好きなように料理してくれと鎮座している。



関西方面では
メジナのことをグレと言う。

グレとは”黒”を表す古語であって
確かに目の前のメジナは
身体一面、墨汁を被ったかのようである。
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堅牢な鎧の如き鱗を剥がし
ハラワタを取り出す。

鱗は硬くハラワタは臭い!
ここが最も辛い工程である。
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半身を刺身とするが
皮をつけたまま強火で炙る。
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鰹の土佐作りの要領だ。
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コンガリと焼けた皮
コリコリとした身
そのコンビネーションが絶妙となる。

落とした頭は
牛蒡をたっぷりと使った煮付けとした。
メジナ奮戦記_c0135543_064769.jpg

もうひとつの半身は塩焼きだ。
メジナ奮戦記_c0135543_071346.jpg

こうしてその日は
豪勢なメジナ食べ放題の夕食を迎えた。
メジナ奮戦記_c0135543_074386.jpg

ゴチ、ゴチ!!、満足、満足!!!
by shige_keura | 2008-03-14 09:09 |
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