大型連休に突入した
4月30日の日の事、 下の画像、お馴染みの 神宮外苑、絵画館である。 絵画館前の野球場 平日とは言え、ゴールデンウィーク中とあって どのグランドからも歓声が聞こえてくる。 青空の下、土のグランドでの野球 巨人の試合よりはるかに熱気がこもり 見ていて実に気持ちが良い。 どちらも頑張れと 声をかけたくなる。 さて、絵画館正面に向って 右横に見える樹木に注目して欲しい。 あたかも季節はずれの雪をかぶっているようだ。 これこそ、外苑名物 二代目の”なんじゃもんじゃ”の木である。 ”なんじゃもんじゃ”とは勿論俗名であって 一説には、木の種類に係わらず その地方に珍しい正体不明の木のことを指す。 この、”なんじゃもんじゃ”については 面白い逸話が残されている。 日本で延々と続く 人気番組「水戸黄門」。 その主人公の御老公様が 時の将軍に木の名前を聞かれ 答えに窮して”なんじゃもんじゃ”と答えたとか?? この木の本名は”ヒトツバタゴ”、 モクセイ科の落葉樹で ひとつ葉のタゴ(タゴはトネリコ)の意味である。 トネリコ、昔は上質のバットの原材として 私には馴染みの深い木である。 それが、今や主流は 青ダモの木にとって代わられている。 現在の”なんじゃもんじゃ”は二代目であり、 初代は幕末の頃から 昭和8年までの間 この地で5月になると 毎年雪を降らせていた。 近くによって仰ぎ見ると まさに雪をこんもりと被っているようで 不思議な気分、まさに”なんじゃもんじゃ”である。 ところで、話は変わるが 絵画館の名前で親しまれているこの建物 本名は何と言うか、ご存知だろうか?? 正式な名前を”聖徳記念絵画館”と言い、 明治天皇と昭憲皇太后の御聖徳を称えて 大正年間に建てられたものだ。 内部には高名な画家により 幕末、明治の主な出来事が 80点ほどの大作で描かれている。 内容は、西郷隆盛と勝海舟の会談、 日清、日露戦争、御前会議等々である。 絵画としては余り面白くないものばかりだが 当時の世相を知る上で 1回ぐらい見ても悪くないと思う。
by shige_keura
| 2008-05-10 08:48
| 観
|
| ||||||
ファン申請 |
||