ゴールデンウィーク半ば頃より
何かを食べたいという気持ちが失せた。 しかし、食べれば食べられる、 ただ、こってりしたものは遠慮したい。 暫くの間、小生としては珍しい 日々が続いた。 年をとると共に 好不調の波が明らかで 不調の波が徐々に高く長くなっているようだ。 幸いなる哉、昨日頃(5月12日)より こってりとしたものが食べたくなってきた。 漸く不調の波を脱しようとしている気配を感じる。 イタリア語で”ぺぺ”は胡椒。 ”カーチョ”はローマ名産の ペコリーノ・ロマーノ、 羊の新鮮なミルクから作ったチーズだ。 スパゲッティ・カーチョ・エ・ぺぺ、 これを初めて食べたのが4年前。 場所はローマ、コンドッティ通りに面した 小粋なホテル、”イングリテッラ”のカフェだった。 チーズと胡椒と生クリームを 使っただけの極めてシンプルな一品。 なれど、濃厚なチーズと 香り高き黒胡椒で構成された味に 大満足したものだった。 重めのキャンティ・クラシコが パスタと良く合う。 暮馴染むローマの町 洒落た男女が行き交う先には スペイン階段が霞んでいる。 いやいや、ローマに行きたくなってきた!! 話が横道にそれたが 今日は簡便なるカーチョ・エ・ぺぺ風に挑もう。 必要な品々は、 先ずは当たり前だがスパゲッティ、 二人で260-80グラム用意する。 パルメジャーノチーズを 50グラムほど削っておく。 ペコリーノロマーノの代用品で ゴルゴンゾーラ(イタリアのブルーチーズ)を 30-40グラムほど。 後は、生クリームと黒胡椒のみ! いたって簡単である。 麺を茹ではじめたら(6分間) 同時にフライパンに オリーブオイル(バターでも良い)を敷く。 そこにゴルゴンゾラと パルメジャーノ半分を 弱火で炒める。 生クリームを適量入れ、 黒胡椒と塩で 味を調整する頃には 麺が茹て上がる。 この段階での注意は 生クリームが分離せぬよう 余り温度を上げぬこと!! 麺をフライパンに入れ 手早くソースを絡ませたら 出来上がり!!!! 皿に盛ったスパゲッティに 残ったパルメジャーノを ふんだんにかけまわす。 ”ふむふむ”味もコッテリ なかなかのものだが 反省点としては、 1.麺はもう少し太いものがよい 又は、長い麺でなくて ペンネのような短い麺でも良いと思う。 2・チーズ、生クリームを 増やしても良かった。 (三つ葉、トマト、キュウリの生野菜サラダ、 ドレッシングはオリーブオイルとバルサミコ) チーズたっぷりのパスタが美味しく感じられた。 すなわち、体調は完全に戻ったと見て良いだろう。 (下の画像はコンドッティ通りの ブランドショップのショーウインドウ)
by shige_keura
| 2008-05-20 09:22
| 食
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