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食糧危機はウニやキャビアを食べながら・・・・・
標題の言葉は
7月8日、日経夕刊から拝借したものだ。

洞爺湖畔で行われていた
主要国首脳会議は
大過なく終了した。
食糧危機はウニやキャビアを食べながら・・・・・_c0135543_20314814.jpg

期間中は都内の
駅や繁華街には
”こんなに居たのか!!”と思うほどの
警官で溢れかえっていた。

まー、何事も起こらずに
大変結構なことでした。

さて、これは日本ではなくて
英国で起こったことなのだが、

8日付の英国の主要紙はこぞって
サミットでのある出来事について
最も大きく紙面を割いた。

それが、7日の夜に行われた
歓迎夕食会の模様である。

タイムス、インディペンデント等各誌の
論調は殆どが同じである。

即ち、世界的に食糧危機が叫ばれ、
サミットでも重要課題とされている中
首脳や夫人が贅沢な料理を楽しむのは
偽善的であるということだ。

或る新聞などは
夕食会のメニューと
出席者の乾杯の写真の横に
飢えに苦しむアフリカの子供達の写真を並べた。

更に、タイムス誌は
このようなコメントを掲載している。

「過剰な費用と贅沢な消費で
 G8はひどいスタートを切った」




贅沢な晩餐会に相応しい
成果が上がったかは別にして
この記事は流石イギリスの感がした。

サルコジさん、或いはベルルスコーニさんの国では
絶対に出ない記事だろう。

アメリカでも考えられないし
唯一ドイツがどうかな?
と言ったところだ。

イギリスは欧州大陸とは
完全に一線を画しているし
アメリカとはこれまたメンタリティが違う。

食に余り関心を払わないことと
イギリス流の辛口ユーモアの
相乗効果によっての表われだろう。

さて、我が国の首相は
この記事に対して
どのような反応を示しただろう。

これは、あくまでも想像だが、

「折角来ていただいているんだから
 ねーそうでしょー
 お茶漬け1杯、
 お結び1個って訳にはいかないでしょー。
 そりゃ、分ってくれると思いますよ。

 私はね、私はですよ
 毎日こんな贅沢な食事なんかしちゃいませんよ。

 だって私はね、もう直ぐ後期高齢者になるんですよ。
 こんなもの毎日・・・・・、

 誰、今言ったの???

 あんたは後期だけど
 政権は末期だ、って言ったの???!!!

 失礼ですね、失礼じゃないですか」

さて、私思うには、
世界の首脳の晩餐会なのだから
中身はどうあっても構わない。

晩餐会の中身よりも
会議の中身が充実していることが重要だ。
 

 
by shige_keura | 2008-07-12 20:34 | その他
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