”孫は魚好き!”
この事実が徐々に広まっている。 その結果、釣り名人先輩諸氏より ”孫に食べさせて”と 新鮮な魚を頂戴する機会が増えた。 この場合、幸いなるかな、 爺が御相伴にあずかる事となる。 孫と共に、この機会に 厚く御礼申し上げる次第である。 さて、鰹は江戸時代 最高級の魚であったそうな。 旬の季節ともなれば 鰹の半身のお値段は 今の5,6万円は下らなかったという。 だから、江戸っ子の心意気として 「女房を質に入れても 鰹の半身は買わにゃなるめー」となる。 このような言葉、 現代ではセクハラで とても使えないだろうが。 ここは山梨県、山中湖村、 目の前には何故か 新鮮な鰹一尾が光輝いている。 山が有るのにヤマナシケン、 周りには全く海がないのに何故???? 実は、家内の友人のご子息が 相模湾沖で釣り上げた釣果を 翌日ここまで運んできた訳だ。 今日は、この鰹を バーべキュー炉の炭火で炙って土佐造り、 勿論、冷酒で一杯の予定であった。 ところが、山の天気は変わりやすい、 夕暮れ時から ポツリ、ポツリと降って来た。 しかし、ここまで来て、 ガスで炙っちゃ 新鮮な鰹に申し訳が立たぬ! さりとて、雨の中 一人、鰹を炙るのも寂しい。 さー、どうする!どうする!!! ここで、家内の一言が 勝利を決定付けた。 「風呂の焚口で炙ったら」 「???!!!!!!!」 今や風呂の焚口には 薪が何本か放り込まれ メラメラと燃えている。 サーッと炙る、 とても良い感じだ!! 厚めに切って皿に並べ 茗荷と大葉をたっぷりと振りかける。 ここで、一工夫 こんがり狐色に揚げた ニンニクスライスをパラパラと。 摺り生姜を混ぜ込んだ 醤油と酒を合わせたタレをかけまわし、 出来上がり!!!!! 金沢、福光屋の冷酒 ”ごぞう”がまさしく 五臓六腑に染み渡る。 炭火焼から薪焼へ 今日の鰹の土佐造りは 生涯最高の味だった。 孫は特製、鰹ご飯を何杯もお代わり!! どうもご馳走様でした。 ところで、相模湾に 戻り鰹が来るのは何時頃でございましょうか????
by shige_keura
| 2008-08-25 09:29
| 食
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