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葡萄の季節   (半世紀ぶりの勝沼)
おぼろげな記憶を辿ってみる。

中学校1年の時の遠足、
目的地が山梨県、勝沼ではなかったか??

格別、楽しくも無かったし
さりとて、つまらなくもなかった。

想像していた通りに
葡萄園にはブドウが一杯。

当たり前のように
お土産に一篭買った。

しかしながら、家で食べたその味は
特段感激するものではなかった。

当時、家で食べられるブドウが
紫色で小粒の甲州ブドウ。

種をいちいち捨てるのが面倒だった。

一方、大粒で艶々した緑色のアレキサンドリア。

これは千疋屋の店先で
眺めるだけだった。



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8月末日、
半世紀ぶりに訪れた
勝沼の葡萄園。
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そこには、昔と違って
色とりどりのブドウが
我々の眼と腹を楽しませてくれた。

まさに、”実りの秋”である。

味、種類、
地元で最も評判の高い”金盛園”。
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店先の広場には
目を見張るばかりの
”甲州”の巨木が日をさえぎり
涼風を通している。
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見渡す限りの
ブドウ畑を右に左に
お気に入りの品種を求める一隊。

”あった! あった!!”
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孫の一押し、”ビッテロ・ビアンコ”が!

別名、”レディーズ・フィンガー”、
貴婦人の繊細な指先を思わせる
優雅な形!!
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味は上品ですっきり!!
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この良さが本当に孫に分るのか???

そのほかにも、
ブドウの王様、”巨峰”は勿論、
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山梨を代表する、”甲斐路”、
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酸味は少ないが
すっきりとした甘さの”多摩ゆたか”、
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まろやかな甘さの、”ロザリオ・ビアンコ”、
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若干の渋みに適度な酸味、
古典の味、”甲州”、
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開発されたのが昭和39年、
東京オリンピックの年。

”オリンピア”の名前は
燃え上がる紅の聖火台の炎を
イメージしたという。
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しかしながら私には
ルネッサンス期のローマ、
殿方たちを惑わせた
ミステリアスな遊女、
”オリンピア”を思わせる、
蠱惑の香り漂う”逸品”だった。

右もブドウ、左もブドウ、
見上げると、
そこにもブドウ!!!

”当たり前だ”

食べても食べても食べきれない。

”これも当たり前だ”

甲府盆地を見下ろす青空、
雲が流れて行く。
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そこに、何故か
「葡萄の季節」の清純派女優
ピア・アンジェリの顔が浮かび上がってきた。

「葡萄の季節」の公開が1957年、
これまた、半世紀前の事である。

「早いなーーーー」
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by shige_keura | 2008-09-05 08:52 | | Comments(0)
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