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秋の酒
秋の酒は静かに味わうべし。

その場合の酒は熱燗ではいかぬ、
常温でも駄目だ。

ましてや冷はもってのほか
ここは”ぬる燗”でなければならぬ。

この言葉は、
かの有名な???・・・・・・・・、

誰も言ってはしない、
ただ、自分が勝手に思ってるだけだ。

ベランダからの風が
心地よく頬をなぜる秋の夜
ここは、”ぬる燗”でじっくりいってみよう。

それには訳がある。

一昨日、逗子を訪れた時
従弟より手作りの
”烏賊の肝あえ”を貰ったのだ。

塩辛ではなく肝あえだ!

何故なら塩は全く使っていない。
酒と醤油、風味に柚子である。

秋の酒_c0135543_20462155.jpg

こりゃ、断然旨い!!!



主役は肝あえと酒なのだが
それだけではどうにもならない。

そこで取り掛かったのが、

先ずは、茄子を料理してみよう、
何しろ、”秋茄子は嫁に食わすな”と言う位だから。

この言葉は、二通りの解釈があるようだ。

ひとつは、茄子は身体が冷えるからと
女性をいたわっている。

一方では、秋茄子のような旨い物を
女性に食わせるな、という説もある。

いずれにせよ、今日は女房は外出、
故に、食べさせたくてもどうする事もできぬ。

茄子を縦に切って
切れ目を入れる。

フライパンに多目の油を敷いて
焼き上げて行く。

中が柔らかくなったら出来上がり、
醤油と酒の出し汁をかけて
生姜を乗せて出来上がり。
秋の酒_c0135543_2044841.jpg

続いては油揚げ、
フライパンに油を敷かずて焼き上げる。
秋の酒_c0135543_20445358.jpg

おいしそうな焦げ目が付いたら出来上がり
たっぷり目の葱のミジンをかけ
醤油で味わう。
秋の酒_c0135543_20452373.jpg

これは、子供の頃からの好物だ。

仕上げは”鮪のヅケ丼”で腹を満たす。
秋の酒_c0135543_2047069.jpg

”ぬる燗”がジワーンと効いてきた。
どこからともなく虫の音が聞こえてくる。
by shige_keura | 2008-09-27 20:31 |
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