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カテゴリ:旅( 430 )
アルザス、スイス道中記ー10-(残された秘境、ロマネシュ地域)
スイスは小国、面積はほぼ九州と同じ
人口は僅か600万人ほどである。
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しかしながら、これだけの小国でありながら
この国は4つの公用語を持っている。

それらは、ドイツ語、フランス語、イタリア語
そしてラテン語の方言とされるロマネシュ語である。

公用語が4つということは
同国の国会はすべての公用語を使って
運営されているという事だ。

ただ、其々の言語を話す人口分布には
大きな隔たりがある。

最も多いのがドイツ語圏の人口で約7割を占める。

続いてはフランス語圏人口が約2割
イタリア語人口は1割弱である。

と、いうことは現在、ロマネシュ語を話す人々は
スイス全体の約0.5パーセント、
わずか3万人ほどに過ぎない。

歴史的に減り続けているロマネシュ語人口だが
このままでは、あと10年ほどで
絶滅してしまうのではないかと危惧されている。
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スイスの南東部、オーストリア、イタリア、リヒテンシュタインに接した
スイス最大の州のグラゥビュンデンがある。
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ロマネシュ語を話す人々は
このグラゥビュンデンのアルプス北に
今でもひっそりと生活している。

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by shige_keura | 2007-10-06 09:07 | | Comments(0)
アルザス、スイス道中記ー9-(思いもよらぬ出会い)
1980年から足掛け16年に渡る欧州での滞在中、
私の趣味がもう一つ増えた。

かつて楽しんだ名画が撮影された
土地を訪ねる事がそれであった。

あるときは、アイルランド西側のガルヴェイ湾、
そこはジョン・フォードの「静かなる男」のロケ地だったり、

又、あるときはシチリア島の小さな田舎町、チェファルー、
「ニューシネマパラダイス」であったりした。

それは、アルザスの
オー・ケーニグスブール(Hout-Koenigsbourg)城を
訪ねた時の事だった。

アルザスに横たわるヴォージュ山脈には
昔から150を越える城砦が点在していた。

それは、この土地が石炭産出を初め、
小麦、ワイン等の豊かな農作物を産み出す
重要な地域であったことを物語っている。
          (ワイン街道から見上げた山頂の城)
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中でも、オー・ケーニグスブール城は
シュトファンベルグ(約800メートル)の山頂に
アルザスの最大の要所を睨むように築かれている。

その要所とは、南北に走る小麦、ワイン街道
東西を貫く銀と塩の街道の交わる所である。
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1147年建造以来
いく度かの紛争を潜り抜けてきたこの城の姿は
今も尚アルザスを睥睨するかのような威厳をたたえている。

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by shige_keura | 2007-10-04 09:55 | | Comments(0)
アルザス、スイス道中記ー8-(ゴッホのはね橋)
アルザス、スイスと”ゴッホのはね橋”????
まるで関係は無い。
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しかし、今回の旅行の帰途
中継地のアムステルダムでたっぷり時間があったので
久しぶりに”ゴッホ美術館”を訪問したのだ。

ここはオランダ滞在時代
それこそ10回以上もお客様を案内したおなじみの場所だ。

ただ、今回は自分の好き勝手に
ゴッホの傑作を十分に楽しむ事ができた。

暮している土地の気候が作品に大きく影響するのだろう??

彼の初期、オランダ時代の作品は暗いものが多い。
それに比べると、南仏のアルルに移ってからの作品は
煌く南の陽光が画面からほとばしっているかのようだ。

彼の”はね橋”を描いた絵も、
ここアルル時代の作品である。

ゴッホはここの風景によほど魅了されたのだろう。
短いアルルの滞在中
何枚もの”はね橋”の絵を残している。
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具体的に言うと
1888年の3月から5月まで
僅か3ヶ月の間に5枚もの”はね橋”を描いている。

勿論、5枚の絵はよく見ると
少しづつ異なっている。
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例えば、はね橋上の馬車を引く馬、
その色が白だったり、茶色だったり、
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馬車の代わりに
日傘をさした貴婦人が歩いている絵もある。

但し、共通しているのは
どの作品からも、燦燦とした
プロバンスの陽光が感じられることだ。

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by shige_keura | 2007-10-01 13:16 | | Comments(0)
アルザス、スイス道中記ー7ー(グリエールのフレッシュクリーム)
スイスは酪農国でもあり
チーズの種類も豊富である。

中でも、世界的に有名なのが
グリエールとエメンタールだ。

この両者、言葉の持つ意味は違う。

すなわち、エメンタールがスイスのある地方を意味する一方、
グリエールは小さな町の名前である。

もともと、このグリエールは
小高い丘の上の城を中心とした
可愛らしい田舎町。
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今でも昔の面影をそっくりとどめている為、
訪れる観光客が多い。
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そして、この町を訪れたからには
食べて貰いたい料理がある。

”チーズ フォンデュ”だろう?って???

”違う、違う!!!”
それはね・・・・・・・・、

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by shige_keura | 2007-09-30 11:16 | | Comments(0)
アルザス、スイス道中記ー6- (聖なる山)
ストラスブルグから南下すると
ほどなくアルザスのワイン街道が始まる。
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最初の町、オベルネを通り過ぎると
鬱蒼とした杉林に囲まれた山道に入る。

右に左に勾配のきつい坂道を15分、
標高730メートルの山頂に
聖女、オディールが初代院長を務めた
堂々たるサン・オディール修道院の姿が目に入ってくる。
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切り立った断崖の上に立つ姿は
修道院というよりか難攻不落の城砦を思わせる。

それもそのはず、この修道院
元はといえば、ホッヘンブルグという名前のお城だったのだ。

それでは、何故、お城が修道院に変わったか??

それには次の、「聖女オディール」の物語がある。

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by shige_keura | 2007-09-26 22:10 | | Comments(0)
アルザス、スイス道中記ー5-(スイスの峠と落石注意)
スイスの面積は九州とほぼ同じ、
だから欧州の中でも小国である。

しかし、その狭い国土の中に
スイスアルプスと呼ばれる
4,000メートル級の山々がそびえている。

アイガー、ユングフラウ、メンヒの
ベルナーオーバーランド三山、
マッターホルン、モンテローザ等々
日本にその名を知られた山が多い。

しかし、スイスを旅行して
常に驚嘆する事は
これだけの山国にもかかわらず
実に道路整備が行き届いている事実である。

1980年代後半
高所恐怖症の私がその断崖絶壁に冷や汗をかき
二度とドライブをしないと誓ったフルカ峠でさえ
今は道幅が広げられかつての面影は無いそうだ。

現在、スイスには名前の通った峠が
フルカ峠を含め53ほど有る。

但し、53の峠が1年中通行できるわけではない。
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(今回、雨中となったサステン峠越え)

11月も過ぎ雪が降り始めるにつれて
不通となる峠が増え
寒い冬の2月には
4-5の峠を除いては
すべてが通行不能となる場合がある。

こうなるとスイスの中での移動は
極めて不便極まり無いものとなってしまう。

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by shige_keura | 2007-09-25 09:44 | | Comments(0)
アルザス、スイス道中記ー4-、(コルマールのフランス料理)
スイスの北西、
フランスとドイツの国境近くに
バーゼルという町がある。

この町の人たちの話しだが、

或る朝、いつもどおり
スイスの新鮮なミルクと
コクのあるチーズで朝食を終える。

昼飯時近く、美味しいフランス料理をと思い立って
フランスのコルマールに車を走らせる。

何故ならば、コルマールが有名なのは

ひとつはアメリカの”自由の女神”を作った
フレデリック・バルトルディの生誕地である事。

そして、もうひとつは、
美味しいフランス料理を提供する
数多くのレストランがある事、だからだ。

名産フォアグラを初めとする
フランス料理に舌鼓をうち
店を出るころは良い気分、

このまま家に帰るのは勿体無い。
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(アルザスのワイン畑)

そうだ!アルザスのワイン街道を巡り
ワインの試飲でもしてみよう。

そうこうしている内に日暮れ時になる。

ここまで来たからには
夕食はドイツで
軽くソーセージと
ザワークラウト(酢漬けのキャベツ)でもつまもうか。

こうしてバーゼルの人たちは
時として1日の3食を
すべて異なった国で味わう事もある。

私がスイスに滞在したのはチューリッヒ、
従って3食すべて違う国で味わった事はない。

しかし、ドイツ文化圏のチューリッヒに居ると
美味しいフランス料理が恋しくなる。

そのような場合は
必ず車で1時間半かけて
コルマールに行ったものだった。

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by shige_keura | 2007-09-19 14:41 | | Comments(0)
アルザス、スイス道中記ー3- (二つの教会)
今回の旅行経路が
何でフランスのストラスブルグから出発し
スイスを縦断し
再びフランスのシャモニー近くまで南下したのか?

それは、今回の目的の一つが
フランスの片田舎にある
二つの教会を見学することにあり、

その教会を二つとも観るとなると
今回の旅程が最適と思われたからだ。

本日は出来るだけ文章は省いて
二つの教会を主に
画像によって紹介したい。

ストラスブルグから
南西に200-300キロほどだろうか?
昔は炭鉱で栄えた
ロンシャン(Ronchamp)という小さな町がある。

そこに1950年代半ば
コルビュジエ(Le Corbusier)が手掛けた
ノートルダム・デュ・オー教会がある。

コルビュジエは20世紀を代表する建築家、
極く最近、東京の森美術館でも
大々的な展覧会がもようされた。

教会というには
余りに奇抜な姿!!!!
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凡人には評価することは出来ない。
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ただ、訪れた当日は快晴で
青空に浮かぶ船のように見えたが
悪天の時はどうだろう???
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恐らく、灰色の空にこの姿では
美しいと感銘を受ける事は無いだろう。
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教会の建っている小高い丘から
ロンシャンの町を見下したのが上の画像だ。

真ん中に見える
伝統的な教会で普段はミサをしているという。

コルビュジエの教会は
年2回、大々的なミサを行うが
それ以外は純観光用として
特異な教会となってしまっている。

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by shige_keura | 2007-09-18 11:22 | | Comments(0)
アルザス、スイス道中記ー2- (スイス、”変わらぬ”という凄さ)
スイスのチューリッヒ、
そこは1988年から約4年間
家族と共に生活した思い出の地である。
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(当時住んでいたシャレー風の家、
 樹木の成長に20年近くの時の流れが感じられる)
 
今回、久しぶりの訪問に際し
旧我が家と並び
是非とも確認したい場所があった。

下にある画像がその場所である。

所在地はチューリッヒ郊外
キルヒベルグ町の丘の上である。
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(撮影は恐らく1990年の夏近く)

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(撮影は2007年8月26日)

最初の画像が1990年初頭、
あとのものが今回撮ってきた画像だ。

二人の人物を除いては
全く同じ景色といってよいだろう。

この画像で注目して欲しいのが
背後に写っている
一見由緒ありげな建物である。

この建物こそ
娘二人が当時通っていた
チューリッヒ・インターナショナル・スクールだ。

当時、高校生であった娘達は共に嫁ぎ
長女の所には二人の息子も出来た。

2枚の写真の間には約17年の歳月がある。

しかしながら、景色だけ見ると
その年月の厚みは何処にも感じられない。

「何、言ってる!!
 スイスの田舎町の景色なんか
 17年で変わるわけないだろう」
と、仰る向きもあるだろう。

さて、ここからが
スイスの凄さである。

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by shige_keura | 2007-09-17 14:35 | | Comments(0)
アルザス、スイス道中記ー1-、(コウノトリの町)
8月21日から9月4日まで
久しぶりの欧州旅行を楽しんできた。

アムステルダム経由で
フランスのストラスブルグへ、

そこからレンタカーで
アルザスのワイン街道をひた走り、
スイス領に入りチューリッヒから南下
最後は再びフランスのシャモニー近くまでの往復。

走行距離は2,200キロほどであった。

楽しかった旅の思い出を
徒然なるままに辿ることとしたい。



コウノトリはドイツの国鳥であり
北ヨーロッパに多く生息してきた。

それが、今や絶滅危惧種、
全世界で僅か3,000羽程の
生存しか確認されていない。

ドイツ国境を間近に控えた
ここ、アルザス地方では旅先の町々で
今でも、コウノトリとの深い
係わり合いを見出す事が出来る。
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例えば、土産物屋のショウウインドウには
コウノトリの人形を初め
絵皿、ワイングラスにも
その姿が描かれている。
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(旅先の記念にとコウノトリのワイングラスをひとつ、
 ”赤ちゃん”は運んでくれなくても良いけれど・・・)

そして、アルザス、ワイン街道の要所、
カイセルベルグ(Kaysersberg)は
野生のコウノトリ生息地が
近くにある町としても知られている。
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鬱蒼とした柳の林
その梢の上には
幾羽ものコウノトリが羽を休め、
又、時として、大きな羽を広げ
大空を優雅に舞っている。
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(早く来い来い、コウノトリ、
 赤ちゃん連れて来ておくれ)

町中の主だった建物の屋根の上には
鉄でできた堅牢な巣が作られており
いつでもコウノトリの飛来を
心待ちにしている。
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(来たー!!!!、「オギャーーー」)

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by shige_keura | 2007-09-16 11:23 | | Comments(0)



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