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春の信濃路 -素敵な美術館、安曇野篇-
北アルプスの山裾に優しく広がる安曇野村、
この村には春の信州の優しさを象徴する
チャーミングな美術館が点在している。

中でも穂高駅から程近くにある碌山美術館は
周囲の雰囲気、建物、展示物が風景に溶け込んで
素晴らしい雰囲気を醸しだしている。

ここは、日本の彫刻界の草分けで
安曇野村出身の荻原碌山(本名、守衛)を記念している。

先ずは正面入り口から見える
チャペルを思わせる館が魅力たっぷりだ。
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そして、幾つかに分かれた建物は
それぞれがゆったりと作られ
安曇野の清らかな空気がゆったりと流れている。
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ドウダンつつじ、山吹が咲き乱れる庭、
鑑賞し終わったならば庭の椅子で
自然に囲まれ一休みするもよし
コテージ風の資料館で碌山をひも解くのも良い。
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勿論、館内の碌山が遺した作品は
彼の彫刻にかける想いが凝縮されているようで
見る人の目を引き付ける。
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by shige_keura | 2011-05-17 08:26 | | Comments(0)
春の信濃路 -安曇野は肉まんの生みの親-
我々同世代の人たちにとっての肉まんと言えば
殆どの人が中村屋のものを思い浮かべるに違いない。
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冬の寒い日、湯気の立った肉まんを
フーフー言いながら食べるときの幸せな気分、
中村屋の肉まんは高級中華料理店のものにも負けぬ
親しみやすい温かな味わいがあった。
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その気持ちは今でも変わらない。

最近は中村屋の肉まんも高級化して
”ふかひれ肉ま”んのような邪道製品も販売しているが
そんなもは肉まんの範疇を逸脱している。

中村屋の肉まんといえば昔ながらの一品、
値段も一番安いやつが最も旨い!!

ただ、一言中村屋さんに文句を言いたいのは
この美味しい”元祖肉まん”が新宿の本店では販売されていないことだ。

中村屋の今日を育てた大切な品を
近所のスーパーにまかせっきりは無いだろう。

すこし話が横道にそれたが
中村屋の今日の隆盛を築いた人、
即ち、肉まんの生みの親は安曇野の人だったのだ。

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by shige_keura | 2011-05-16 08:59 | | Comments(0)
信濃路の春 -信州の味、その一-
”信州信濃の新蕎麦よりも
 あたしゃあんたのそばが良い”

こんな戯れ歌の文句があるように
信州は昔っから日本を代表する蕎麦どころである。

ただ、私にとっては北陸福井の蕎麦を食して以来
信州蕎麦のランキングが少しばかり低下してしまった。

しかしながら、今回5回の昼夜食事の内
3回まで蕎麦を食べた事で
信州蕎麦の値打ちを見なおした。
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空気がおいしくて水がきれい、
安曇野の環境が良い蕎麦を生むに適しているのは間違いないが
この土地で蕎麦打ちに係る人たちの情熱が
どの蕎麦にも感じられた。
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今回訪ねた一軒のお蕎麦屋さんでの会話である。
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「どうですか?繁盛してますか??」

「はい、お陰さまでゴールデンウィークは大層な賑わいで、
 有難いことです」

「NHKの朝ドラの効果ですかね?」

「それは分かりませんが・・・・・
 この機会に土地の蕎麦マップが作られまして、
 これが凄く我々にとって役に立つのですよ」
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「どういうことですか?」

「何しろ、蕎麦打ち職人はこだわりの一徹者が多く、
 蕎麦屋は、それこそ沢山あるのですが
 横の連絡が殆どなかったのですね。
 それがマップ作製の機会に皆で集まったりして
 情報交換が出来たり・・・良かったですね。
 安曇野の蕎麦屋数々ありますがそれぞれ味が違いますからね。
 是非、その違いを沢山味わってみてください」

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by shige_keura | 2011-05-14 10:03 | | Comments(0)
春の信濃路 -道祖神の里-
「月日は百代の過客にして
 行きかふ年も又旅人也・・・・」

余りにも有名な松尾芭蕉の「奥の細道」の序文だが
これから先を覚えている人は余りいない。

少し飛ばして続きの文章を読んでみよう。

「・・・・・やや年も暮れ、春立る霞みの空に白河の関こえんと
 そぞろ神の物につきて心をくるはせ
 ”道祖神”の招きにあひて取るものも手に付かず・・・・・・」

ここで出てくる道祖神とは旅の神さま、
松尾芭蕉も、旅の神様、道祖神の手招きにあっては
旅に出たい気持ちでいてもたってもいられなくなると言うことだ。
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しかしながら、道祖神が旅の神様になったのは近世以降、
それまでは村の守り神、子孫繁栄の神様として
村の中心や村内と村外の境目や道の辻、三叉路などに
主に石碑や石像の形で祀られる神様の事だった。

従って、道祖神の分布は日本全国に広がるが
甲信越地方に多くみられ、
中でも安曇野村の道祖神の数は約400体、
これは市町村単位では全国一である。

即ち、安曇野は道祖神の里なのである。
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ならば、うららかなる陽気のなか
春風に誘われて道祖神めぐりも一興だ。

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by shige_keura | 2011-05-13 08:37 | | Comments(0)
春の信濃路 -花がいっぱい、緑もいっぱいー
5月8日、快晴の日曜日の早朝、
安曇野、松本2泊3日の旅に出た。

その理由はNHKの朝ドラ、
「おひさま」の影響にあることは否定できない。

ただ、前々から天下の名城、
松本城を拝んでみたい気持ちが強かった為でもある。

東京を6時ちょうどに出発し
3時間足らずで穂高の駅前に到着した。

誠に順調なドライブ、
しかも日曜日の為、高速道路料金はたったの千円、
ここまで安いと妙な心持になってしまう。
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穂高駅から仰ぎみれば
青空を背景に雪を抱いた
白馬連山をはじめとする北アルプスがそびえている。
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屏風のように立ちはだかる北アルプス、
手前が信州であり向こう側が北陸の富山側だ。

北陸と信州では自然が大きく異なっているのは
このそびえたつ北アルプスの為なのではないだろうか。

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by shige_keura | 2011-05-12 15:31 | | Comments(0)
輝きはわずか10年!
ゴールデンウィーク明けの新聞、
スペインが生んだ英雄の死を伝えていた。

彼の名前はセべリアノ・バレステロス、
享年54歳は如何にも早すぎる死である。

人々が真のプロフェッショナル・アスリートに望む要件は何か?

それは結果としての素晴らしい成績だけではなく、
そこまでに至る強さをどのように発揮するのかにあるのだろう。

これを、故山口瞳さんは
”離れ技”という言葉で表していたと思う。

相撲に例えれば、初代若乃花の呼び戻しであり、
栃錦の左上手出し投げであり、
”離れ技”こそが名人の持てる資質と言っていた。

セべを名人と言う表現は
少し違うなという気もするが
見せるゴルファーとして言うならば
彼ほど土壇場での”離れ技”を発揮した男は居ないだろう。
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唯一、セべに匹敵するのはアーノルド・パーマー位ではないだろうか。

両者を良く知るジーン・サラゼンはこう言っていた。

プロゴルファーをプレーボーイタイプと
ノンプレーボーイタイプのふたつに分けるとすれば
前者の代表がパーマーとセべであり
後者の筆頭が二クラウスとトム・ワトソンである。

又、サラゼンはこうも言っていた。

パーマーのゴルフは”Go for broke"であり
セべも若干緻密だがそれに近い。

”Go for broke”を表す適当な日本語はなんだろうか?

「当たって砕けろ」、「イチかバチか」とでもなるのか?

但し、両者は”当たって砕けない”、
”奇蹟を現実のものにする”、
言わばこれも”離れ技”と言って良いのだろう。

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by shige_keura | 2011-05-11 09:20 | スポーツ | Comments(0)
名人芸  -待ってました!-
前座、二つ目の高座は終了し
愈々、包丁片手に真打名人の登場だ。

軽やかな出囃しにのって名人登場!
「いよっ、待ってました、大統領!!」

ところが、本日は予定外な出来事が持ち上がった。

昨日の時化の為に目指す魚の入荷がなかったのだ。
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道理で行きつけの佐島の魚屋が閑散としていたわけで、
子イカ、カワハギ、アジ・・・・全滅である。

この時、名人慌てず騒がず・・・・
と、言いたいところだが
水槽の中の活きの良いヒラメを
思わず注文してしまった。

買った後で、名人が柄にもなく愚痴る。
「カルパッチョ用に買ったんだけどさ、 
 これ、おろすの大変なんだぜ」

確かに、確かに、この平べったい魚を
5枚におろさなければならないのだから。
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包丁を持った途端に名人の目は輝き
身体から静かに気合が盛り上がってくる。
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良い緊張感とはこのこと!
これが、ゴルフでも発揮されれば良いのだが??
そうは問屋がおろさぬのが浮世の難しさだ。
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5枚に綺麗に切りおろされたヒラメが並ぶ。

全くもって、てーしたもんだ。

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by shige_keura | 2011-05-04 07:34 | | Comments(2)
名人芸  -前座の口汚しー
名人、落語で言えば真打だ。

真打が居れば、その下に
前座、二つ目が控えている。

とかく、この世は序列の世界、
それは料理においても変わらない。

シェフの下には包丁も扱わせてくれぬ皿洗いや
ジャガイモの皮むき専門職もいる。

4月28日、前日の荒天が収まった好日、
「春の宴」と名前だけは華やかなれど、
集まりし9名は真冬ど真ん中の高齢者。

とは言え、この真冬の木枯らし老人たち、
年も考えずに”良く呑み、良く食う客”なのだ。

目的は包丁さばきの名人と自他ともに許す
従弟の名人芸を心ゆくまで堪能しようとするものだ。

”春の宵、木枯らし老爺 うち揃い
 皿を空にし 杯を飲み干す”

しかし、いかに名人とは言え
9名分すべてを用意するのは至難の業、
そこで前座の私が登場する。

前座の仕事は前日の仕込から始まる。

ただ、普通の前座との違いは
仕込だけではなく料理までも担当することだ。

すなわち、お品書きのすみ分けは
主に従弟が魚料理、私が肉料理となっている。

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by shige_keura | 2011-05-03 10:53 | | Comments(0)



2007年9月末にこちらに引っ越してきました。
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