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ヒエルトの大冒険  -3-
初めての東洋の国、日本の首都、東京、
全てが新鮮で驚きの連続だった。

中でも一番びっくりしたのは
マンモスシティ、東京の大きさだ。

繁華街にしても銀座だけじゃない、
渋谷、新宿、池袋、浅草、上野に六本木、
赤坂、原宿・・・・・・・。

数えきれない繁華街、
どこもかしこも人の群れ、群れ、群れ!!!

イタリアの街、イタリア人はウルサイと言われてるけれど
日本に比べればよっぽどおとなしい。

僕はこんな所に行ったら直ぐに迷子になるから
家でじっとしてたんだ。

ところが、この家が驚くほど狭い、
街がこれだけ大きいから
家の狭さが余計目立っちゃう!!!

ウサギ小屋って言われているらしいけれど
兎が気を悪くしそうな狭さだった。

ここで、僕は人生、最初で最後の体験をした。

コンセントを抜かれ、
冷凍庫ではなく物入れとして使われたんだ。

働かなくて良いのだから楽って言えば楽だけど、
「毎日が日曜日」もちょっと辛いものがあったんだ。

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by shige_keura | 2011-09-30 11:00 | | Comments(0)
ヒエルトの大冒険  -2-
1983年の或る冬の日、
突然僕はトラックに乗せられた。

ガタゴト、ガタゴト、半日以上、車に揺られ
不安が一杯に広がった頃、
なんだか、聞いたことがある歌が聞こえてきた。

窓を開けてみてびっくりした。

懐かしい、僕の故郷、
イタリアの景色が目の前に広がっている。

「オ―ソレ、オソレ、ミ―オ!!!!」

私の太陽、輝けるイタリア、
僕は帰ってきたんだ、ミラノの町に。
               (ミラノの象徴、ドゥオ―モ)
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ミラノの郊外、アルファロメオの村、アレーゼ
そこの一軒家が僕の新たな住まいだった。

庭は緑の芝生がびっしり、と言いたいが
雑草が生えて黄色いタンポポが風に揺れていた。

故郷の生活は実に快適だ。

あの、天敵、納豆の顔も見なくなった。

代わりに運び込まれるのは
イタリアの名物、ジェラ-ト、
芳醇な香りのアイスクリーム!

僕は甘い香りに囲まれて
幸せいっぱいの日々を過ごした。

しかし、この家の子供たちはじめ
イタリア、フランスの子供達は良く遊ぶな-!!

夏の長い一日はそれこそ、
プールを中心に遊び回っている。

子供は外で遊ぶのが一番、
結構! 結構!!

しかし、遊ぶのは子供たちばかりじゃない。

家族そろって僕を置いて
旅行を楽しんでいた。

ある時は南の島、シチリア、
ある時はローマ・・・・・・
               (シチリア、タオルミ-ナのギリシャの劇場跡)
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               (シチリア、エトナ火山噴火の溶岩)
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そうそう、これがトレビの泉で撮った写真さ。
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背中越しにコインを泉に投げ込むと
再びローマを訪れることが出来る。

単なる迷信とばかり思っていたら
あとになってビックリした。

ビックリしたと言えば、
50年とも100年ぶりとも言われた
ミラノの大雪の凄かったこと。
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或る日、家族の人が、
それこそ、震え上がる事件が起きた。

大寒波襲来の最中、
外出から帰った時の室内の凍えるような寒さ。

何と、暖房設備が寒さで壊れ、
室内の温度は、ほぼゼロさ!

さー、それから、暖炉に薪をくべて
ガンガン燃やすのだけど
温度を1度上げるのに約1時間かかる。

その晩は家族全員、ひと塊りになって
暖炉の周りで毛布にくるまっていたっけ。

こんなに寒いと、僕はもう、「要らない」って、
言われるのではないかと心配したんだ。

それは、取り越し苦労、
故郷の生活は良かったなーー!

思わず歌が口をつい出てくる。

”チャオ、チャオ、バンビーナーーー”

”ボラ―レ―、ウォ-ウォ-、
 カンタ―レ・・・・・・・”

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by shige_keura | 2011-09-28 08:45 | | Comments(0)
ヒエルトの大冒険  -1-
今回はある方のブログを参考として出来上がった創作童話、
題して「ヒエルトの大冒険」である。

僕の名前はヒエルト、生まれはイタリアさ。

イタリアで良くある名前、
ロベルトと間違えないでほしいい。

ヒエルト・コール、これがフルネーム、
お父さんもお祖父さんも同じ名前、
我が家の職業を受け継いだ由緒ある名前だ。

僕の正体は冷凍庫!!

冷やして凍らせるのが大切な仕事、
つまり”冷えると・凍る”が我が家の
由緒正しき名前の由来なんだ。

良く覚えておいてほしい。

お話は1980年初め、寒さ厳しい
ベルギーの首都、ブラッセルで始まる。
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ここは、下町の繁華街に有る
町一番のデパート、”イノバシオン”
日本の三越、高島屋のような存在だ。

ただ、ここでは日曜日が休みだから、
週末の金、土は大勢のお客で賑わっている。

僕はここの電化製品売り場の古顔だ。

あとから来た仲間は直ぐに誰かに連れて行かれるが
何故か、僕は置き去りにされたままだ。

時々、買い物客の、こんな会話が耳に入る。

「おい、これ見てくれ、いいじゃないか!
 大きさも手ごろだし、安いぜ!!」

「あら、本当!!・・・・・
 でも、ちょっと待って! これイタリア生まれよ、
 直ぐに壊れるに決まってるわよ」

冗談じゃない、僕だって、丈夫なんだから、
悔しいな-、なんで生まれだけでこんなに差別されるのだろう?

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by shige_keura | 2011-09-27 08:30 | | Comments(0)
解任!!!!
以下は今年の春先に行われた
有名人二人の対談の一部抜粋だ。

N・「お前、もっと喋れよ! 人気商売なんだから」

O・「でもね、喋ったって、記者の連中は理解できないんだから・・・」

N・「それで諦めてちゃ駄目だ。
   分からせるように喋らなきゃ」

O・「いやーーー、監督は黒子だから・・・・」

N・「何言ってんだ! チームの代表だよ。
   メンバーだって、先発投手だって監督が決めるんだろ」

O・「いや、うちは投手コーチが決めますから」

N・「何言ってんだ! 最終的に決めるのは監督だろ!!
   おまえは本音を言わないね」

O・「言ってますよ、言ってるじゃない・・・」

N・「ライバルはどこ?」

O・「全部」

N・「全部たって、特別にマークするチーム?
   巨人はどうなんだ?」

O・「・・・・・・・・・
   仮に何処かに0勝20敗でも、
   他に20勝0敗出来る所があれば帳尻が合うじゃない」

N・「何言ってるんだおまえ、
   ところで8年目を迎えてどうなんだ?」

O・「漸く、俺の目指すチームの輪郭が見えてきたってとこかな」

N・「8年かかってか!??
   俺、4年で辞めたのは早かったんかな?」

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by shige_keura | 2011-09-26 08:33 | スポーツ | Comments(0)
光か?角か?
「ミケランジェロの暗号」、
興味をそそるタイトル、新聞評価も上々なので、
早速、日比谷シャンテに飛んで行った。

頃は、第二次大戦ナチズム跋扈のオーストリア。

400年前にヴァチカンから盗まれた
ミケランジェロの絵を巡って
ドイツ軍と画商の間で繰り広げられる
謎とサスペンスの物語だ。

物語はユダヤ人の画商の息子と、
息子の弟同然に育てられたアーリア系の男。

この二人がマーク・トゥエインの「王子と乞食」ばりに
立場が二転三転すり替わって話が進む。

面白く、飽きさせぬ展開ではあるが
最近見た「ゴーストライター」には及ばぬ出来だった。

不満な点は以下の二つ。

1.ユダヤ人とアーリア人が入れ替わる!!!
  この設定には無理があるだろう。
  何故なら、日本人なら騙せても
  欧州の人たちは 一目で見破ってしまうのではないだろうか。

2.ミケランジェロの絵の隠し場所が謎の目玉となるのだが、
  映画が半分過ぎた時点で
  私には隠し場所の見当はついた。
  小生の如きボンクラに見破られるような底の浅い謎は魅力が無い。

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by shige_keura | 2011-09-23 08:50 | | Comments(0)
混迷の世界 -3-
「アメリカにとって代わる主役?
 それは中国に決まってるだろう!」

四方八方から聞こえてきそうだ。

しかし、浜さんは中国は次の主役になり得ないと言う。

「パックス・ブリタニカ、パックス・アメリカの時代は
 いずれも自国産業が自国で製造生産することで主役となった。
 
 ところが、今の中国は単に外国企業が生産拠点として活用し
 その結果、パックス・チャイナの幻想を作り出している」。

確かに仰る通りである。

それに加えて、私は古いかもしれぬが
歴史的に西欧以外の国家が世界の主役は張れないと今でも思っている。

さー、こうなると、あとはどうなる????

これから先は、さすがの浜さんも
確固とした道筋は見えていないようだ。

目に見える状況は「ドングリの背比べ」だ。

そこで、最も怖いのは
ドングリ同士の泥仕合、潰しあいである。

「パックス誰でもない時代」が
果たして「誰も一人じゃない」とお互い助け合うのか?
はたまた、「俺一人良ければ」と足の引っ張り合いになるのか?

ここは皆が「誰も一人じゃない」を自覚し
手を差し伸べる時代を築くこと、
そこが”明日へのチャレンジだ!”と言い切る。

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by shige_keura | 2011-09-22 00:15 | その他 | Comments(0)
混迷の世界 -2-
講演者は同志社大学院教授、浜矩子、
最近では「1ドル50円時代を生き抜く日本経済」を
出版した才女の方だ。

彼女が先の本を出版直後に東日本大震災が勃発、
数多くの方から慰められたと言う。

「浜さん、お気の毒でしたね。
 1ドル50円というのは衝撃的で面白かったのですが
 この震災のお陰で消えましたね。
 ご愁傷さま」

ところが、震災後の円の動きはご存知の通り、
そして、浜さんは1ドル50円時代の到来を固く信じている。

彼女はこう切り出した。

「円高と言う言葉がいけない。
 これはドル安と置き換えなければいけません」

そして、彼女の言うドル安とは
ドルが基軸通貨終焉に向かう一方通行の道のりなのだ。

ドル基軸通貨終焉を物語風にたとえれば
現在は第5幕、最終章に差し掛かっている。

第1幕  1971年 ニクソンショック
     ドルと金の交換停止。
     ドルは金と同等の通貨の立場を失った。

第2幕  1985年 プラザ合意
     基軸通貨から一歩後退

第3幕  1987年 ブラックマンデー
     ニューヨーク株式市場大暴落、基軸通貨から2歩後退

第4幕  1997-98 アジア通貨危機 

第5幕  2008  リーマンショック
     ドルの威信ますます失墜

幕が進む間、当初1ドル360円であったものが
今や70円台後半を行きつ戻りつしている。

この傾向を、新聞等マスコミ報道は円高と言うが
浜さんはドル安と観るべきだと言明し
やがては1ドル50円の局面が訪れるとしている。 

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by shige_keura | 2011-09-21 08:43 | その他 | Comments(0)
混迷の世界 -1-
珍しくも大真面目で難しいテーマに3回連続で挑む。

と、言っても、ある方の講演の紹介が主であるが。

いやはや、先の見えぬとんでもない時代になったものだ。

大地震、巨大津波、集中豪雨に山津波、
日本は人知を超える自然の力に翻弄され、
「想定外」、「あってはならぬ」の決まり文句が飛び交う中
人々を不安に陥れる”人災”もあとを絶たない。

世界に目を向けても、アメリカ経済の低迷長期化、
ユーロ圏諸国の財政破綻等々、
かつて、世界リーダとして君臨してきた各国の息は上がり
失速、転倒の危険が迫っている。

更には、ここにきてユーロ諸国の足並みが乱れてきた。

2年前に突如浮上したギリシャ財政危機に対し
ユーロ諸国は多額の援助の手を差し伸べた。

にもかかわらず、ギリシャの財政は好転するどころか
赤字が増え続け、国自体が焼け落ちる危険に瀕している。

国が潰れると言う事はどういう事か?
私には理解しがたいのだが。

この事態に例えば堅実な小国、オランダは
これ以上、ギリシャ支援はお断りの姿勢を打ち出している。

混迷する欧州、迷走するユーロである。

続いを読む
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by shige_keura | 2011-09-20 08:51 | その他 | Comments(0)
Fields of miracle
今日の題名は野球狂には堪えられぬ映画、
「Field of dreams」をもじっていることは明らかだ。

しかし、本来は「Fields of miracle」ではなく
「Fields of miserable」にする予定だった。

いずれにせよ、映画とブログのタイトルの違いは
映画がFieldで、ブログがFieldsである。

たかがsが付くかつかぬかの違い
されどこの違いは非常に大きい。

映画のFieldは野球場の意味。

アイオワ州の片田舎、
主人公が天の声に導かれるように
トウモロコシ畑を野球場に作り替える。
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出来た小さな野球場を舞台に
アメリカの国技、ベースボールへの心入れ、
父と子の絆を描いた大人の名作童話だった。
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一方のブログのFieldsは野球場の意味では無い、
これはれっきとした人の名前だ。

ここまで言えば、野球ファンなら
「あー、彼の事か」と思うはず。

そう!巨人がシーズン中の7月
右の大砲としてアメリカから引っ張った
ジョッシュ・フィ-ルズ選手である。

大砲と期待されたのはほんの数週間、
今や巨人ファンからも、「ゾンビ」
即ち、”生ける死体”と蔑まれている。

出場25試合、66打数12安打、
本塁打ゼロ、打点もゼロ、
打率0.182では「ゾンビ」も驚く駄目怪物だ。

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by shige_keura | 2011-09-19 09:04 | スポーツ | Comments(0)
Vertigo vs. Vertigo
1979年に製作された数ある映画のうち
一、二を争う傑作が「クレーマー、クレーマー」、
オリジナルタイトルは、”KRAMER VS. KRAMER”である。
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アカデミー、作品賞、主演男優賞、助演男優賞
計5部門を獲得した作品は
夫婦の愛、亀裂、子供の親権等々
現代にも通じる人間関係、価値観、
そして選択を描いた傑作である。
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中でも、脂の乗ってきたダスティン・ホフマンと
売りだしたばかりのメリル・ストリープ、
演技派二人の迫真の演技はけだし見ものだった。

しかし、今日のテーマはこの映画では無い。

オリジナルタイトルが”Vertigo vs. Vertigo”
邦題ならば「めまい、めまい」となるのだろう。

9月10日、残暑がぶり返した土曜日の朝、
夜半に喉の渇きを覚え水を飲み
再度、横たわった瞬間のことだ。

突如、天井がぐるぐると回り始めた。

目を開けてはいられない、目を閉じると、
自分が鳴門の渦潮に巻き込まれるかのような錯覚に陥る。

約15年ほど前に経験した”めまい”の再発だ。

暫く、じっとしているほかはない。

寝返りを打つと壁が回る、
が、しかし多少は緩やかな回り方である。

夜が明けて、起床時間、
大分、症状は治まったが、
下を向いたりすると、クラクラっと来る。

「これはまずいぞ! 弱ったな。
 なんでこの日に限って」

何故なら、午後2時から銀座で
映画講演を引き受けているためだ。

しかも、今日のテーマは”Master of suspense",
サスペンスの達人、アルフレッド・ヒッチコック。

妙な符合である。
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by shige_keura | 2011-09-17 09:39 | その他 | Comments(0)



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