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映画の中の酒  -職人の切れ味-
映画と酒は大の仲良し、
酒は映画を彩る重要な小道具と言って良い。

邦画の場合、こんな場面に良くお目にかかる。

寒風吹きすさぶ隅田河畔、
おでん屋の屋台に男が二人
ひっそりと肩を寄せ合っている。

ひとりは既に青い顔をしてクダを巻いてる。

失恋のぼやきか? 仕事上の失敗か?

相方は慰める言葉も見つからず、
「まー飲めよ、酔っちゃえよ」と言うばかり。

薄暗いガード下、鰻の寝床のカウンターバー、
御世辞にも高級とは口が腐っても言えない。

銀座から新橋、新宿、池袋、
流れ歩いた百戦錬磨のベテランママさん。

「あんた、男でしょ!
 めそめそしてんじゃないよ!!
 いいから、飲んじゃいなよ!!」

前に座る男は藤山陽子にふられた小林桂樹か?

さて、洋画に目を向けると
酒の種類も豊富なだけ、
味のある「映画の中の酒」が思い出されてくる。

数ある名場面があるなかで、
筆頭として挙げられるのが「アパートの鍵貸します」だ。
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ジョン・フォード、ヒッチコックと並ぶ
職人三羽烏、才人、ビリー・ワイルダーの傑作。

彼のベストスリーは、この作品と、
「昼下がりの情事」と「情婦」となる。

中でも「アパートの鍵貸します」は
かれの十八番、人情喜劇の真骨頂と言って良いだろう。

しかも、この映画では
カクテルの王者、ドライ・マティーニと
発泡酒の女王、シャンパンが
舌を巻くほど巧みに使われている。

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by shige_keura | 2012-01-31 08:59 | | Comments(0)
仏像の耳は何故でかい?
家には私の記憶を遡ると
気がついた時から仏像が有る。
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「気がついた時から・・・・」、
少しというか、大分変な表現だな、これは。

言いたいことは、頭の中に記憶が発生した時から
つまり、随分、昔々から仏像が鎮座ましましている。

幼稚園から小学校低学年を過ごした逗子、
以降、麻布、葉山、いつの時も
仏像は床の間の上に守り神の様に座っていた。

結婚後、海外生活16年を経て
仏像は我が家に帰ってきた。

ただ、日本間も床の間も無い現在、
仏像はリビングのフロアの上で、
偶に孫に頭をなでられる存在となっている。
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私も小さい頃そうであったように
孫にとっては仏像の螺髪(らほつ)、
螺旋状でブツブツの髪の毛の感触が
珍しいと見える。

仏像は左手のひらに薬壺を載せているので
これは薬師如来に違いない。
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しかし、右手の所作が非常に珍しく
何とも優雅なムードを醸し出し、
得も言われぬ両手のバランスがとても良い。
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by shige_keura | 2012-01-30 10:37 | その他 | Comments(0)
我が意を得たり
いつも楽しみにしている新聞コラム、
それが豊田泰光さんの「チェンジアップ」だ。

1月26日、題して”「見る技術」の不在寂しい”、
まさに、我が意を得たりの想いだった。

豊田さんは自らの体験から
アメリカの野球中継で、如何にアナウンサーが
野球と言うスポーツを理解して
言葉少なに喋っていることに言及する。

野球とは「間のスポーツ」、
観客は投げて打って走るまでの
その間の雰囲気を楽しむものだ。

返す刀で、豊田さんは指摘する。

「よく、日本は間の文化と言われる。
 しかし、こと、野球に関しては
 アメリカの方がよほど間を理解している。

 日本の中継は”喋ってなんぼ”の感じだし
 そもそも球場に静寂の時間が無い。

 鳴りもの応援が無かったころは
 みんなが黙って胸をときめかせていた。
 スタンドとグラウンドの息が合っていた。

 その文化は日本では廃れたが
 アメリカには残っている」

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by shige_keura | 2012-01-28 10:51 | スポーツ | Comments(0)
鱈が鶏に大変身
1月23日(月)、NHK生活ホットモーニング、
久しぶりに「夢の3シェフ」の登場だ。

題して、「寒魚で極上の一皿」。

3人が腕をふるったのは、
和食の「寒ブリの山椒七味焼き」、
イタリアンが「鱈のヴィチェンサ風」
中華は「サワラの山東風煮込み」
どれも大変美味しそうで生唾が出てきた。

ただ、最近はいつになく魚を味わったので
調理法だけを拝借し食材を魚から肉に代えることとした。

挑戦したのが、イタリアンの達人、
落合シェフ御披露のヴィチェンサの郷土料理だ。

ヴィチェンサはイタリアの北東部
水の都、ヴェネチアから北に向かって
電車で1時間ほどの所に位置している。

海に面した町ではないので
鱈と言っても塩漬けにした干鱈、
現地では「バカラ」(Baccala)と呼ばれ珍重されている。

但し、日本人にとっては魅力に乏しく
私自身、レストランで食べた事はない。

イタリアには干鱈以外に
食べたいものが山ほどあるのだから。

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by shige_keura | 2012-01-25 22:41 | | Comments(0)
雪の匂い、張りつめた空気
1月24日、外は一面の銀世界、
太陽に照らされた世界はキラキラと輝いている。

外は相当冷え切っているのだろう、
普段は落ちて無くなる電線上の雪が凍りついている。

朝8時のニュースの段階で
関東圏でスリップ事故が750件を超えている。

危ない、危ない!!!
凍結した道でスリップしたら一巻の終わり
焦れば焦るほど車の制御は効かなくなる。

思い切って窓を開けてみる。

澄みきった空気、ほのかな雪の香り、
張りつめた朝の冷気、
久しぶりの清冽な空気で
肺がビックリしてることだろう。

ベランダの温度計は丁度0を指している。

これでもゼロなのか!!

あのときはこんなものでは無かった。

何しろ、外の気温はマイナス35度だったのだから!!

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by shige_keura | 2012-01-24 21:35 | その他 | Comments(0)
「お楽しみはこれからだ!」
映画元年は1895年、
フランスのリュミエール兄弟が映写機を発明した年だ。

そこから32年後の1927年に
革命的方式が導入された。

「ト-キ-映画」の誕生である!

ト-キ-の誕生がその後の
映画の発展、普及に拍車を掛けた事は間違いない。

記念すべき初のトーキー映画が「ジャズ・シンガー」、
当時の有名なエンターテイナー、アル・ジョンスン主演、
部分ト-キ-とは言え、生の声がスクリーンから流れてくる。
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誰も彼もが映画館に詰めかけ
大スターの歌声に酔いしれた。

ト-キ-の誕生が、とりわけミュージカル映画に与えた
影響は計り知れない。

1930年公開の「ブロードウエー・メロディ」は
世界初の全編トーキーとして世間の注目を浴び
第2回のアカデミー作品賞に選ばれた。
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ミュージカル映画が第2回のアカデミー賞を受賞!、
如何に、このジャンルの映画が急速に認知されたかを物語っている。

ミュージカル映画は観客が押し寄せる!
「儲かるぞ、これは!」

この時代、どの映画会社もヒットが望める
ミュージカル映画製作に力を注いだ。
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しかしながら、歌って踊れる俳優が足りない!

従って、今では「あの人が??」と驚くようなスターが
途惑いながらもミュージカル映画に出演した。

ケイリー・グランド、ジェームス・スチュアートは
御世辞にも巧いとは言えぬ歌を披露したり
クラーク・ゲーブルの恥ずかしげな踊りが画面に登場した。
               (クラーク・ゲーブル、「ダンシング・レディ」)
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初のト-キ-、「ジャズ・シンガー」に戻ろう。

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by shige_keura | 2012-01-23 16:17 | | Comments(0)
より高く、より遠く、壁を超えた男たち (不思議な長距離砲・後篇)
荒川さんの指導による王さんの練習、
それはピーンと空気が張り詰めた厳しさが
部屋いっぱい充満してと言う。

同僚の、広岡さん、藤田さん、
そして同じ長距離砲の野村さん、
その練習に立ち会った人たちは誰しもが同じ言葉を吐く。
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「最初は気楽な気持ちで見ようと思っていたのですが、 
 シーンとした中で、空気を切り裂くバットの音だけが・・・・・、
 正座に座りなおして厳粛な気持ちとなりましたね」

「あれだけの練習を積んだ人は見た事が無い」

誰もが驚く、血と汗がにじむ厳しい鍛練の末に
”フラミンゴの舞い”、一本足打法が生まれた。

恩師、荒川さんの指導、
煎じつめればこう言うことだ。

打ちにいく直前、身体の貯めを作ること、
そこから、振り遅れぬようにバットを一直線に振り抜くこと。

しかし、バットスピードの速く無い者が
身体の貯めを作ったら、更に振り遅れるじゃないか?

この矛盾を回避しようと開発されたのが”一本足打法”だ。

しかし、このとき一本足に隠れて目立たないが
もうひとつ、考え抜いて実行したことがあるのではないか?

このことについて指摘した人を知らないし
世間で話題となったことも無い。

すべては、この爺の推測である。

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by shige_keura | 2012-01-21 09:25 | スポーツ | Comments(0)
より高く、より遠く、壁を超えた男たち (不思議な長距離砲・前篇)
今回の主役は王貞治さん、
「世界のホームラン王」のタイトルに
「不思議な長距離砲」とは???
これこそ不思議に思われることだろう。
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しかし、全くの個人的見解なのだが
私にとって、王さんは他の長距離砲とは
明らかに異なっている点が見受けられるのだ。

本題に入る前に落合前中日監督の
ふたつの言葉を紹介しよう。

巨人の小笠原が2000本安打を達成した時、
「2000本ぐらいでガタガタ騒ぎなさんな。
 日本のプロ野球で絶対的記録はふたつだけ、
 ひとつは金田さんの400勝利、
 もうひとつは王さんの868本の本塁打だよ」

更に、現役時代の王さんについて、こうも語った。
「あのね、打者にとって打てる角度は90度あるのね、
 言いかえれば90度の広い角度に打ち返せるのね。
 ところが王さんは30度しか使っていない、
 特に、全盛期には15度ほどしか使ってないんだよ。
 それで、3割打っちゃうというのは信じられないね」

落合さんらしい言葉ではないか。

ところで、メジャーリーグとは
球場の広さも違うし、投手の質も違う。

だから、アメリカでは王さんを
「世界のホームラン王」とは言わない。

しかしながら、ハンク・アーロンのメジャー記録、755本を
100本以上も上回る868本塁打!!

世界に目を広げてもこの記録を抜く選手は現れないのではないだろうか。
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by shige_keura | 2012-01-20 11:01 | スポーツ | Comments(0)
元祖七福神巡り  -雪吊りニ態ー
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毘沙門天の天王寺、
手入れの行き届いた芝生、
立派な松に、なんと雪つりが施されていた。
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つい先日、雪ふる金沢で見たばかりなのに
何たる偶然!
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しかし、よくよく見ると
谷中の雪吊りは金沢の雪吊りと違う??

どこが違うかとい言うと、
ここの雪吊りは本来の役目を果たしていない。

即ち、本当の雪吊りとは
北陸の重い雪で枝が折れぬように
木の上から枝を綱で引っ張り上げておくものなのだ。

ところが、目の前にある雪吊りは
枝を引っ張り上げる役目は果たさず
単に松の周りに縄を綺麗に這わせているだけなのだ。
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何とも胡散臭い雪吊り!
おのれ、偽物めが!!!

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by shige_keura | 2012-01-19 08:59 | | Comments(0)
元祖七福神巡り  -五重塔今昔ー
左手に、東京で唯一残る
「本当の富士見坂」を通り過ぎる。
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都内に数ある「富士見坂」、
昔は見えた富士山の姿が、今は殆ど見えなくなってしまった。

「本当の富士見坂」の意味は
ここ谷中富士見坂のみ、
富士山が今でも見ることが出来るからである。
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右手の横町に見えるのが「観音寺の錬り塀(ねりべい」)、
今から200年ほど前に造られた土塀で
瓦と粘土を交互に積み重ねて造ったもので
徳川時代の邸宅や寺院に用いられていた。
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寿老人を祀る長安寺は小さな寺、
長蛇の列で靴を脱がねば拝めない。
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ここは夫婦の意見は即一致、
お手軽に「遥拝」で済ませる。
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東京スカイツリーを遥かに仰ぎ、
谷中の墓地を突っ切っていくと五重塔の跡地が目に入る。
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この地に五重塔が造られたのが天保元年(1644)、
高さが約34メートル、関東一の高さで
上野の山からお江戸の町を睥睨していた。

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by shige_keura | 2012-01-18 09:00 | | Comments(0)



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