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古都、春爛漫  -新たな発見-
旅の楽しみのひとつが
新たな発見であることは間違いない。
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その意味で言えば、
全国最古のエレベータが稼働している
東華菜館に出会ったこと自体が驚くべき発見なのだが、
この場所で昼食を食べた事によって
次々と新たな事実が明らかになった。
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このレストラン、エレベータばかりか
建物自体が古めかしく非常にユニークなスタイルだ。
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バロック調?、アールデコ風??、
その手の込んだ装飾には驚かされた。
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もともと、この建物は1926年、
西洋料理店(「矢尾政」)としてアメリカ人建築家
ウイリアム・メレル・ヴォ-リズの手により作られた。
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それが1945年、東華菜館となるのだが、
設計者、ヴォ―リズとは如何なる人間なのか?
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彼は1880年生まれのアメリカ人、
1905年、滋賀県立商業高校の
英語教師として来日した。

その後、1964年にこの世を去るまで
彼は日本で生活していくのだが
その間の足跡を辿ると驚くべきことばかりである。

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by shige_keura | 2012-04-30 20:28 | | Comments(0)
古都、春爛漫  -日本最長寿-
24日、昼をまわった刻限、
祇園周辺の店を物色しながら歩いていた時、
突然、その建物は目の前に現れた。
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「東華菜館」、北京料理を売りにした店なのだが
何故か、私はこの店の所在地は神戸と勘違いしていた。
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「えっ、なんだ! 東華菜館は京都にあったのか!!」。

これで自動的に昼食の場所は決まった。

何故ならば、この建物の中に
大田区とは所縁の深い会社が作り
今や日本最長寿となった文明の利器が稼働しているのだ。

その文明の利器とはエレベーター、
メーカーはオ―チス社、
今でも世界シェアナンバーワンを誇る優良企業である。

               (近代エレベーターの父、エリシャ・オ―チス)
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オ―チスの父、エリシャ・オ―チスと二人の子供が
近代エレベーターの三要素を確立したことで
ビルは高層化し、人間の生活様式を変えていくことになった。

               (1854年、第2回万博で非常停止装置を発表し
                満場の拍手喝采を浴びるオ―チス)
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三要素とは、非常停止装置、電動化、
そしてギアレス高速装置、を意味している。

               (1889年エッフェル塔にオ―チスの水圧式エレベーター導入
                今でも、当時と同じ構造のエレベーターが脚の中を運行)
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オ―チスの開発した文明の利器の波は
文明開化の日本に当然の如く入ってきた。

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by shige_keura | 2012-04-30 18:15 | | Comments(0)
古都、春爛漫  -桃源郷-
4月23,24日の京都、
日中の気温は25度にも達した。
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汗ばむ初夏の気候、
桜のピンクと新緑が織りなす中で、
古都、京都は春爛漫、
浮き立つような空気に包まれていた。
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「うーん、京都はやはり特別だ!!」
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「桃源郷」、これは正確には
中国、陶淵明が書かれたとされる
「桃花源記」にある、桃の花に包まれた
特別な土地の事を意味しているらしい。
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しかしながら、一般的に桃源郷と言うと
美しい花々が咲き乱れている
夢のような景色を意味するのではないだろうか。

その意味で言えば、
ここはまさに「桃源郷」だ。
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約4,000坪の苑内には
桜をはじめ山吹、つつじ、雪柳、
れんぎょう、石楠花、木瓜、等々
ピンク、赤、黄色、白に覆われている。
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そこは「原谷苑」、金閣寺の奥、
ひと山越えたところに位置する
村岩農園内の”さくら苑”である。
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by shige_keura | 2012-04-27 13:45 | | Comments(0)
懐かしい切符、素晴らしい映画
昔の映画ファンにとって
物足りなく感じるのが昨今の映画館の切符だ。

電車の切符と見まごうような
味わいもへちまもない切符を渡され
半券は入退場の時に必要と言われる。

こんな小さな半券、
ひとたびしまいこんだら、永久に行方不明となりそうだ。

しかし、この切符はサイズこそ小さくなったが
未だに昔の味わいを残している。

薄いピンクの地に鳩が飛んでいる。

デザインのセンスも今いちならば
色合いもお世辞にも洒落ているとは言えない。
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だが、この切符こそ昔の映画館を表わしている。

極めつけは、映画館の名前である。

「武蔵野館」、こんな名前の映画館が今も残っている。

麻布、芝、新橋、日比谷が本拠地の私にとって
新宿の「武蔵野館」はアウェ-映画館だった。
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しかし、一度訪ねれば忘れられぬ名前、
開業は古きも古し1920年、
新宿駅前で”武蔵野”の名前を名乗った事だけでも
映画館主の意気込みが感じられるではないか。
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先週、或る人からの情報を得て
何十年振りかに「武蔵野館」に足を運び
小品ながら”ドキュメンタリーこれぞ”の傑作に出会い、
至福の一時を過ごした。

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by shige_keura | 2012-04-25 15:56 | | Comments(0)
寝てりゃ勝てるよ!
4月19日、午後7時からナイター中継
名古屋ドームで行われる中日・巨人戦だ。

私は楽しみにチャンネルを合わせた。

と、言っても、目的は野球観戦は二の次、
落合前中日監督、退団後初の解説を聞くためだった。

何故なら、数日前にネットを通じて、
落合氏談として、次の言葉が報ぜられたからだ。

「巨人は原さえ寝てりゃ勝てますよ」

落合さんは私にとって、嫌いなタイプの人間だ。

だが、彼のこのコメントには、ほぼ賛同する。

原が監督として以下に駄目かは枚挙にいとまがない。

彼はどうしたらチームが強くなるか、
そのビジョンを全く持ち合わせていないようだ。

例えば、数年間の課題、

・抑え投手不在
・捕手の強化
・守備力再整備(今季17戦17失策)
・有能なコーチ陣編成(お仲間コーチは厳しさ知らず)

ここまで問題を放置すると言うことは
何もフロントだけの問題では無く
現場指揮官が如何に無能かの証である。

さて、当日の落合さんの解説、
なかなか味のあるものだった。

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by shige_keura | 2012-04-21 17:40 | スポーツ | Comments(0)
ツワモノどもが夢のあと (7) -もう一人の父-
日産の名車、フェアレディZの父が
片山豊であることは周知の事実である。

しかし、名車誕生の陰に、もうひとりの父が居た事、
そして、彼が片山豊と深い因縁にあることは余り知られていない。

その男とは、多摩川スピードウエ―で行われた
第1回の大会でハンドルを握り
アット言わせる優勝を飾った
太田祐雄の長男、祐一なおである。

彼は父の血を強く受け継いだ
モータースポーツに命を掛けた男だった。

日中戦争の激化に伴い
オオタ自動車工業はモータースポーツに専念できず
三井財閥に株式を売却し、
航空部品製造会社に事業を転換していった。

祐一は車への夢が立ち切れずに退社、
帝国自動車工業に入社、
「くろがね4輪」の車体設計を担当した。

1947年、祐一は独力で
「ワイドフィールド・モーターズ」を設立、
進駐軍兵士のスポーツカーのチューンアップ、車両改造、
更にトヨタ、ダットサン車のオープンカー架装を手掛けた。

ここで祐一は第1回大会のライバル、
日産の片山豊と再会する。

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by shige_keura | 2012-04-20 08:47 | スポーツ | Comments(0)
ツワモノどもが夢のあと (6) -世界に羽ばたく-
今日の主人公は奇しくも片山豊と同じ
静岡県、浜松市の出身、
優勝の野望を抱いてレースに参加した

その人の名前は本田宗一郎、
のちに本田技研を創設すこととなる彼は
弟、弁二郎と共にフォードを改造した
その名も「浜松号」を駆ってレースに参加した。

オリジナルの8バルブを16バルブに改造し
チューンアップしたエンジンを載せた「浜松号」は
観客も驚く猛スピードでサーキットを疾走した。

しかし、余りの猛スピード、
コーナーで制御できず車は横転、
ドライバーの宗一郎は車外に放り出された。
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幸いにして一命を取り留めたのだが、
もしも、この時最悪の事態になっていれば
世界に誇るホンダの名前は登場しなかっただろう。

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by shige_keura | 2012-04-19 09:44 | スポーツ | Comments(0)
ツワモノどもが夢のあと (5) -挫折を糧に栄光へ-
1936年6月7日、
「第一回全日本自動車競走大会」。

よもやの敗戦を喫した
日産ファクトリチームの一員として彼は居た。

名前は片山豊、技術者では無い彼が
どのような役回りでその場に居たのか? 
それは、はっきりしない。

恐らく、営業畑の一員として
広報、宣伝の担当者として
多摩川スピードウエーに胸躍らせて
レースを観戦していたに違いない。

レース前から、彼の頭の中には
日産車栄えある優勝のキャッチフレーズが浮かんでいたに違いない。

思っても見ない敗戦、
打ちひしがれてばかりいられない。

屈辱の敗戦から3か月後
日産は確勝を期して特別な車を仕立て上げてきた。

モデルはNL-75 Super Datsun Racer、
排気量750cc、DOHC、
スーパーチャージャーをわざわざ英国から取り寄せた。
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日産ワークス必勝の願いは
車両製作中の工場にしめ縄がかけられたことに表れていた。

当日は雪辱の相手、オオタ工業が棄権する中、
Super Datsun Racerがぶっちぎりでレースを制し
商工大臣賞の栄誉を受けた。
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日産優勝の記念撮影写真、
後方、左端に片山豊がメンバーの一員として連ねている。
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彼の耳にはダットサン・スポーツカーの爆音が
心地よく残ったに違いない。

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by shige_keura | 2012-04-18 10:43 | スポーツ | Comments(0)
ツワモノどもが夢のあと (4) -名もなき工場の栄冠-
レース終了後、日産自動車社長、鮎川義介は激怒した。

周りからも優勝確実と言われ、
本人も信じて疑わなかった勝利がさらわれた。

それも、義介にとっては歯牙にもかけぬ
小さな町工場、「オオタ自動車工業」に負けたのだ

オオタ自動車工業の創設者、
大田祐雄は茨城県の出身、彼は21歳で上京、
芝浦製作所で工作技術を身につけた。

5年後、独立した彼は
巣鴨に大田工業を開業し
日本のモータリゼーションの夜明けの中で働いた。

神田に工場を移した大田は
1919年水冷4気筒エンジンとシャシ―を完成
ボディ架装なしで東京―日光間をドライブした。

1922年、最初のオオタ車、
試作車「OS号」(OHV4気筒、965cc)完成も束の間
翌年の関東大震災で大きな被害を蒙ってしまう。

やむなく大田はたった1台の「OS号」を
個人タクシーとして使い、来るべき日に備えた。

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by shige_keura | 2012-04-17 08:45 | スポーツ | Comments(0)
ツワモノどもが夢のあと (3)  -スピード野郎、大集合-
多摩川左岸にあったジャイアンツ球場、
そこは幾多の名選手が汗水たらした聖地だった。

第一次長嶋監督時代、
東映から移籍し、王選手と並んで打線を牽引した
張本選手もここで泥にまみれ優勝に貢献した。
               (巨人練習場で王選手と汗を流す張本選手)
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さて、張本選手は移籍前、
多摩川を挟み向こう岸、右岸にあった、
当時、東映フライヤーズの球場で練習に明け暮れていた。

               (日本ハム時代の球場)
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次なる”夢のあと”探検は
フライヤーズ(のちの日本ハムファイターズ)球場建設前に
同じ場所に存在した、ある施設の痕跡を探ることである。

下の画像は、日本ハム球場(今は移転)と
その附近の多摩川流域の地図である。
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日本ハム球場と多摩川を挟んだ左側に
かつてのジャイアンツ球場の輪郭が描かれている。

さて、次の画像は戦後、
アメリカ進駐軍が撮った同じ場所の航空写真だ。
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写真は、この場所にサ―キット
或いはトラックの存在を物語っている。

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by shige_keura | 2012-04-16 17:01 | スポーツ | Comments(0)



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