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景色が変わる
今年の冬、世界各国様々な場所は
時ならぬ寒波に襲われた。

日本も山梨県のブドウをはじめとする
果樹園、農場の被害は甚大である。
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海の向こう、4月13日から開催される
ゴルフの祭典、マスターズの聖地
オーガスタのゴルフ場も2月初旬に酷い雪嵐に見舞われた。
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その被害をまともに受けたオーガスタゴルフ場は
長年にわたり名物ツリーとして親しまれてきた大木の伐採を余儀なくされた。

オーガスタの勝負どころの上がり3ホール、
17番は440ヤードのパー4、Nandina(南天)と名付けられている。

尚、オーガスタゴルフ場の各ホールは
花を基本とした植物の名前が冠せられている。

1番、Tea Olieve 5番、Magnolia 8番、Yellow Jasmine
10番、Camellia 12番、Golden Bell と言うように。
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話を17番に戻すと、ティーグラウンドから210ヤード地点
緩やかに左に曲がって行くコースのフェアウエー左に
大きく枝を張り出した松の巨木がそびえている。

この大木は元・アメリカ大統領で
1948年から69年の逝去の歳まで
オーガスタの会員であったドワイト・アイゼンハワ―に因み
「アイゼンハワー・ツリー」と命名された。
            (パーマー、スニード等とオーガスタでラウンドする在りし日のアイク)
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ただ、ことの経緯を調べると、
本来ならば、当時のコース監修者の名前を取って
クリフォード・ロバーツ・ツリーと名付けるべきだった。

何故ならば、もしも彼が元大統領(アイク)を一喝しなければ
この大木は1956年に姿を消していたのだから。

1956年、オーガスタゴルフクラブの委員会席上
時の大統領・アイゼンハワーは件の木の撤去を提案した。

何故ならば、彼はフェアウエー200ヤードの地点にそびえる木の為
何度スコアを乱したことか、
彼にとっては天敵の木だった。

大統領の提案に満場が静まった瞬間、
真っ向から反論したのがコース監修者のロバーツ、
顔を真っ赤にして喰ってかかった。

「アイク、何てこと言うんだ、
 あの木があそこに有るからこそのオーガスタだ!」

つまり、木を無くせと言ったのがアイクであり、
木の存在性を主張し残したのがクリフォード・ロバーツなのだ。

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by shige_keura | 2014-03-27 09:51 | スポーツ | Comments(0)
優しさの中の批判
又しても邦題に引っかかったが、
映画は素晴らしかった!

オリジナルタイトル(英語)は”Philomena”(フィロミ-ナ)、
ジュディ・デンチ演ずる女主人公の名前だ。

この物語はノンフィクション小説をベースとしており
本のタイトルは”The Lost Child of Philomena Lee”、
直訳すれば「フィロミ-ナ・リーの行方不明の子」となる。
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これが邦題となると、「あなたを抱きしめる日まで」、
一体全体、何を意味しているかが分からない。

この邦題から受けるイメージは
日本人大衆受けするメロドラマとなる。

ところがところが、映画はメロドラマとは対極、
その背景には闇に包まれた哀しい歴史が横たわっている。

下手に映画化した場合、とんでもなく暗くなる危険性があるが、
卓越した脚本と絶妙なジュディー・デンチのキャラクターで
ほのぼのとした味わいが作品全体を包み込むこととなった。

その結果、屈指の名作として仕上がったと言って良いだろう。
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主人公、フィロミ-ナの相手役として登場するのが
元・BBCキャスターのマーティン(スティーブ・ク―ガン好演)であり、
彼こそが後に小説の執筆者となる、
マーティン・シックススミス氏であるのだ。

大詰めは修道院の一室、
主役二人が聖職者へ発する対極的な言葉が
この映画の言わばハイライトなのだ。

主人公のフィロミ-ナの言葉は「許します」、
一方、マーティンは「許さない」と断じる。

即ち執筆者となるマーティンが「許さぬ」と言っているように、
原作と映画の根底にあるのは
聖職関係者(カソリック)への痛烈な批判なのである。

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by shige_keura | 2014-03-24 09:14 | | Comments(0)
SO/BBのもの凄さ!!
本日のテーマは野球でございます。

野球に詳しい御仁ならば良くご存知の筈、
SOとはStrikeouts、三振のこと、
BBはBase on Balls,四球のことを意味する。

勿論、ともにMLBの公式用語である。

SO/BBとは1個の四球を与える間に
いくつの三振を奪ったかを示す数値で
アメリカの野球界では安定した投手の尺度となっている。

ベンチにいる監督として、もっとも安心し見ていられる投手とは
三振を奪いながら、無駄なランナー(四球)を出さぬ投手だ。

荒れ球で三振を重ねる一方で、
フォアボールも数多いのでは
ベンチにいる監督としては腰が暖まらない。

さてさて、昨年レッドソックスを覇者に導いた上原投手は
とんでもない数値をたたき出したのである。

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by shige_keura | 2014-03-22 10:34 | スポーツ | Comments(0)
道は何故細い
タイトルの意味から始めるが
これは「月日は百代の過客にして・・・」、で始まる
誰もが知っている芭蕉の「奥の細道」のことだ。

芭蕉が江戸の庵を出たのは元禄2年(1689)3月
崇拝する西行の500回忌の年の事だった。

「奥の細道」の旅は陸奥、出羽、越後、加賀、越前と巡り
8月下旬岐阜の大垣で終了する。
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全行程は約600里、
1日平均4里(16キロ)のハードな行程だった。

さて、芭蕉は何故「奥の細道」
”道は細い”と名付けたのだろうか?

それを解き明かしてくれたのが
久しぶりに読んだ新刊書、「俳魁」(はいかい)である。

著者は三田完氏、最近知ったのだが
素晴らしい文才の持ち主である。

更に、話の軸に据えられたのが俳句、
自分としては未知の領域であったので興味深かった。

三田さんの本に接する以前、
「細道」に対する私の考えは単純至極だった。
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即ち、芭蕉の旅は、先ずは東北の僻地に向かうのだから
街道(道)の幅は日に日に狭くなり
同時に険しい山道を抜ける心細さ一杯の旅、
それを奥州に向かう細道、「奥の細道」と名付けたのだった。

それが恥ずかしいばかりの誤り、
芭蕉は私が考えるような凡庸としたタイトルはつけない。

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by shige_keura | 2014-03-19 12:26 | その他 | Comments(0)
見の辛さよ、難しさよ!
「見」は「けん」と呼んでほしい。

自らを無頼派と任ずる、伊集院静氏の
勝負事を描く随筆に良く出てくる言葉だ。

スポーツ、博打等勝負事の世界を描く達人と言えば、
いずれも故人となられたが、
阿佐田哲也さん、山口瞳さん、寺山修司さんが
私にとってのビッグスリーだ。
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現代に目を向けると
博打の世界の第一人者は伊集院静氏ではないだろうか。
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浅田次郎さんの名前も浮かぶが
何故か、私には波長が合わない。

競馬の世界ならば山口瞳さんと寺山修司さん、
御両所の馬に注ぐ愛がヒシヒシと伝わってくる。

麻雀を書かせれば阿佐田哲也さんは別格、
先輩良く言われる、賭場の「ひりひり」とした感覚が他を圧している。

さて伊集院さんに話を戻すと、
氏は競馬もお好きなのだろうが
もっと得意なのが競輪の世界のお話だ。

ギャンブルにのめりこんだ者が放つ迫力ある文章、
そのなかで良く出てくる言葉が「見」(けん)である。

競輪場に居ながらにして
車券を買わずレースを見るだけの事である。

この「見」が素人博徒にとってなかなか難しいことなのだ。

「だってよ、目の前の御馳走を食わずに済ませろってのか!」
このような心境になるのである。

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by shige_keura | 2014-03-18 19:20 | その他 | Comments(0)
ホテルの居心地
イタリア映画「はじまりは5つ星ホテルから」を観た。

題名に対する文句はひとまず置いといて、
この作品には7軒の5つ星ホテルが登場する。

場所はパリ、ベルリン、スイスのグシュタ-ド、
モロッコのマラケッシュ、上海等々、
規模的に大きなホテルばかりの様だ。

登場ホテルは、私が滞在したことが無いホテルばかりだが、
パリのクリヨンは日本から来たお偉方の随行で
ロビーまでは入ったことはある。

又、シンデレラの夢の城を思い起こさせる
グシュタ-ド・パレスホテルを仰ぎ見つつ
心地よいアルプスの散歩を楽しんだ事もあった。

               (パリのホテル・クリヨン)
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両ホテルは共に流石5つ星、
我こそはスーペリア-・ラクジャリ-、
その存在感は群を抜いている。
               (スイス中央アルプス、グスタ-ド・パレス・ホテル)
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それでは、このホテルに泊まりたいか?

もしもタダで泊まれるならば、「そりゃ結構毛だらけ」となるが
だからと言って余り気持ちは昂ぶらないと思う。

何と言ったらよいのか、難しところなのだが
周囲をあたかも睥睨するかの雰囲気に馴染めない。

更に言ってしまえば大規模な超高級ホテルの場合
たしかに部屋の居心地は素晴らしいとは思うが
それに引き換え、食事が期待外れとなることが多いのだ。

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by shige_keura | 2014-03-16 21:41 | | Comments(0)
ネーミング東西
洋の東西、その品物は同じ用途にもかかわらず、
名前の違いの大きさに驚くことが有る。

「バック・スクラッチャ―」(Back Scratcher)、
この名前の品物をご存知だろうか?

いや、絶対に御存じの筈である。

我が家には何故かふたつあるが、
絶対必要なものではないし、
持っていることを忘れている場合も多い。

ただ、便利と言えば便利である。

バック・スクラッチャ―は欧米の呼び名であり
品物が使用される目的を言いあらわしている。

品物の発生は1000年以上も昔から存在し、
象牙、銀で出来た高級品もあり
御婦人はアクセサリー代わりに
外出時に腰からぶら下げていたそうだ。

これが、日本では全く違う名前となっている。

又、名前は商品を思い起こさせるものに由来している。

この品物は中国から渡って来たのだが
その起源は相当に古い。

唐時代の伝説的な書家、顔真卿が書いた書に
品物のヒントが隠されている。

背蚌時得此爪
以爬背乃佳也

全部が全部読める字ではないかもしれぬが
ひとつひとつの字を見てゆくと
なんとなく、その品物が想像できるかもしれない。

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by shige_keura | 2014-03-14 09:40 | その他 | Comments(0)
極めつけパロディ
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上の画像はお芝居好きなお方ならば当然ご存知、
「与話情浮名横櫛」(よはなさけうきなのよこぐし)、
「源氏店」での「切られ与三郎」の名セリフは余りにも有名だ。

「御新造さんぇ、おかみさんぇ、お富さんぇ、
 いやさ、これ、お富、久しぶりだなあーー」

名調子はこれからが佳境に入って行く。
「しがねえ恋の情けが仇、命の綱の切れたのを、
 どうとりとめてか木更津から、めぐる月日も三年(みとせ)越し
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

大向こうから「音羽屋」---!の声が掛かる。

明治時代、団十郎、左団次とともに
「団菊左時代」を築いた5代目尾上菊五郎、
はまり役の与三郎、明治25年は歌舞伎座の舞台だ。

月日は経って2014年3月5日、
ここは氷雨そぼふる国立劇場、梅も寒さにふるえてる。
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この日の演じ物は、河竹黙阿弥作の・・・
さー、これは読めない分からない???。

「處女翫浮名横櫛」

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by shige_keura | 2014-03-11 22:59 | | Comments(0)
1976年11月24日・場所は富士
モータースポーツの最高峰、
F1世界選手権が始まったのが1950年、
以来、レース中に24名のドライバーが命を落としている。

最後の犠牲者が人気者、アイルトン・セナ、
1994年サンマリノ・グランプリの出来事だった。

忌まわしき死亡事故は初期に多く発生している。

1950年から1979年、前半30年の犠牲者の数が20名である。

開催地別に見ると、ドイツのニュブルグリングが5名と圧倒的に多い。

鬼門のニュブルグリング・オールドコースは
1950年から1976年まで使用されたが、以降閉鎖された。

その理由は、1976年8月1日のグランプリで起きた
大事故によるものであることは疑いもない。

ドライバーはその年のトップを走るニキ・ラウダ、
フェラーリの抜擢に応えラウダは快走しまくった。

しかし、彼は一途の飛ばし屋ではなく
冷静かつ科学的にレーサーを分析していた。

「F1レーサーが死ぬ確率は20%、
 この確率を1%も上げたくない」、
ラウダが良く口にしていた言葉だ。

しかも、レース前からニュブルグリングの危険性を
再三にわたって連盟に直言していたが受け入れられなかった。

レースに臨む、彼の心境は如何ばかりだっただろうか。

凶事は2周目に起こった。

ラウダのフェラーリが突如、右にスピン、
フェンスを突き破り山肌に激突、
はねかえって炎上しコース上に投げ出された。
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そこに後続車が激突、
45秒間猛火に包まれたラウダは病院に搬送、
全員が絶望視する中、司祭も駆けつけた。

しかし、神はラウダを見捨てず奇跡的に回復、
ただ、右太ももの皮膚を移植した顔は
かつての面影を僅かに留めるだけだった。

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by shige_keura | 2014-03-10 23:20 | | Comments(0)
おじさんの名前はオスカー
今年のアカデミー賞、
作品賞は「それでも夜は明ける」(12 years a slave)、
監督賞は「ゼロ・グラビティ」のアルフォンソ・キュアロンが目出度く受賞した。

栄光の受賞の時、壇上で手にするのが
重さ3.86グラム、高さ34センチ、金色に輝く像である。

映画関係者ならば誰しもが憧れる像、
これは世間ではオスカー(Oscar Statuette)と呼ばれている。
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オスカーとは何者なのか?
どうしてオスカー像と呼ばれているのだろうか?

初めてオスカーの言葉が生まれたのが1933年、第6回のとき、
主演女優賞はキャサリン・ヘップバーンが「勝利の朝」(Morning Glory)で射とめた。
               (オリジナルタイトルの「Morning Glory」は朝顔の意味)
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このとき、映画記者のシドニー・スコルスキ-は記事に
「オスカー君はキャサリン・ヘップバーンの手に・・」と書いた。
               (映画出演時のキャサリン・ヘップバーン)
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何故、彼がオスカーと書いたのだろうか?

諸説ある中で有力なものはこれ!

当時、アカデミー事務局に働いていたマーガレット・へリックさんが
像を見た途端、「これ、私のオスカーおじさんにそっくり!!」

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by shige_keura | 2014-03-07 23:53 | スポーツ | Comments(0)



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