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ぶらり人形町 -朝昼晩三千両の落ち処-
東京の地下鉄網の発達は目覚ましく、
今や、どの線がどのような経路で走っているのか分からなくなってきた。

更に乗り換えで思いのほか歩かされたり、
地上に出るまで場所の見当がつかず、
まごつかれた方も多いのではないだろうか。

ほかならぬ私も何度か慌てた経験がある。

数ある地下鉄経路、路線あるなかで
私には通学、通勤で使っていた日比谷線が親しみぶかいものがある。

1961年に開通した日比谷線、
中目黒から北千住までの各駅名を見るだけで
昔の江戸・東京の情景が浮かび上がってくる。

中でも、築地から北千住に向かう四つの駅は、
まさに江戸の下町、武士、商人、町人等
江戸庶民の生き生きとした市井の表情が浮かび上がってくる。

その四つの駅とは、「八丁堀」「茅場町」「人形町」「小伝馬町」なのだが、
今日はふと思い立って「人形町」をぶらぶらすることとした。
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江戸の町の造成は徳川家康の江戸下向(天正18、1590年)に端を発する。

当時、江戸城の在る台地の東側にあった広大な干潟の埋め立てを
江戸の発展のための一大事業とした。

江戸城の在る台地の下の町、
これが下町の所以となったのである。

埋め立ては30年以上もの大工事となり
今の浅草から日本橋北部、浜町から新橋までの埋め立てが進み、
その過程で人形町が歴史上初めて登場してきたのである。

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by shige_keura | 2016-01-30 10:46 | | Comments(0)
牡蠣はフライ! フライには・・・
地球温暖化が進む中で、時ならぬ寒波が襲い、
特に雪に不慣れな西日本に甚大な被害をもたらせた。

太平洋岸はとみると、
寒く乾燥すればインフルエンザが猛威を振るい、
暖かくなれば花粉が飛び交う。

誰かのセリフではないが「とかくこの世は住みにくい」、
寒くも暑くも極端な気候が顕著となってきた。

さて、冬の食材様々あるが
代表格のひとつが牡蠣であろう。

冬の食卓を彩る牡蠣の食べ方は色々あるが、
私的には最も好きなのがフライであり、
全く魅力を感じないのが牡蠣鍋である。
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寒い冬の夕食には鍋を囲む風景が相応しいのとは思うものの、
鍋の欠点は主役本来の味を劣化させてしまうことだ。

例えば「ふぐちり」、これは最後のふぐ雑炊を楽しむために
鍋の中のふぐを感動もせずに淡々と食べている気がする。

「鶏の水炊き」にせよ「すき焼き」にせよ、
肉の旨味は鍋の中に落ち、
そのお蔭で野菜・豆腐等は美味しく味わえるが
鶏肉、牛肉の本来の味は楽しめない。

「牡蠣鍋」は更に始末が悪い。

なぜなら、牡蠣そのものの味も落ちる上に
鍋の同居人(野菜・豆腐等)の味は格別美味しくはならない。

従って、我が家では相当年数、
牡蠣鍋にはお目にかかっていない。

牡蠣は何と言ってもフライが一番であると信じて疑わぬ。

それでは「牡蠣フライ」に合う飲み物を考えるとき、
決まって、50年ほど前のある光景を思い出す。

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by shige_keura | 2016-01-27 23:24 | | Comments(0)
大国の行方?
先日観た映画、「コードネーム U.N.C.L.E」の冒頭に
映し出されたジョン・F・ケネディ、フルシチョフの顔が
今年のアメリカ大統領選挙のことを思い出させてくれた。
          (観光名所、ラシュモア山に彫り込まれている4人の大統領)
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今年はオリンピック・イヤーであるが
同時にアメリカの大統領選挙の年だ。
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私がアメリカの大統領を意識したのが
1953年に就任したドワイト・アイゼンハワーだった。
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子供心に偉そうなおじさんだと思ったが、
彼が第二次大戦の欧州戦線における
連合国司令官だったことを知ったのはずっと後のことだった。

大統領選挙となると、1960年の民主党・ジョン・F・ケネディと
共和党・リチャード・ニクソンの対決が今でも記憶に残っている。

当時46歳のニクソンに対し、43歳のケネディ二人と
前大統領アイゼンハワーに比べ若々しさが際立っていた。

とりわけケネディは溌剌として格好良く、しかも親しみが持てた。

この選挙はアメリカ大統領選の歴史のなかで最も熾烈な戦いになった。
                
                ケネディ        ニクソン
獲得選挙人         303           219
獲得州数           22            26
獲得投票数        34,220、984     34,108、157
獲得投票率         49.7%        49.6%

勝利州ではニクソンが勝利したが
選挙人の数が多い州を制したケネディが大接戦を制した。

総得票数が約6,830万、二人の投票数の差は僅かに11万票、
競馬に例えればハナの差の勝負だった。

アメリカの大統領選のユニーク性は各州の選挙人の総取りにあるので、
投票数では逆転現象が起こる場合もある。

最近では2000年のブッシュとゴアの戦い、
フロリダ州の票の数え直しという
異例の事態を招いた選挙が典型的な例として挙げられる。

               ブッシュ      ゴア
選挙人獲得数       271        266
獲得州数           30        21+DC
獲得投票数       50,456,002   50,999,897
獲得投票率        47.9%      48.4%

アメリカ国民の総意を投票数で見るならば
ゴアはブッシュより僅かとはいえ信任を得た。

にもかかわらず、獲得州、選挙人で優ったブッシュが大統領に選出された。

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by shige_keura | 2016-01-25 11:51 | その他 | Comments(0)
聖牛が作る酒
この画像の果物は何か? 
お分かりいただけるだろうか??
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色、形から柑橘類であることは間違いないが
西欧では「ビターオレンジ」、苦いオレンジと言われるように、
直接食べるのには適さない。

従って、マーマレードとか調味料に使われる。

しかし、奥に見える黄色い柚子と比べると
随分と大きい。

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次なるヒントは、この果実のユニーク性にある。
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すなわち、冬になると実は黄熟するが、
そのまま放っておくと春には再び緑色になり
数年は枝から落ちない。

まだ分からないとなると・・・・・、
さて、このヒントでおおよその見当がつくはずだ。

この果物は日本のお正月になると多くのご家庭で利用される。

「そうです、ダイダイです」。

ダイダイが青から黄色、そしてまた青に、
つまり家も代々(ダイダイ)続いていくという願いを込めて
正月の鏡餅の上にうやうやしく鎮座しているのだ。
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家内の友人から頂いた立派なダイダイ、
先日農家から購入した
小ぶりの柚子と比べるとひと際その大きさが目立つ。

さて、これをどのように活用しようか?

鍋物の調味料のほかに、何か良い使い道は・・・???
と頭を巡らせたところで思いついたのは、
夏から冷蔵庫に放置されている「ズブロッカ」の存在だ。
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「ズブロッカ」(ZUBROWKA)とは
ポーランドで作られているウオッカの仲間のブランド名である。

確か、冷蔵庫の奴は
家内がポーランド旅行をした時に
お土産として持ち帰ったものだ。

強い酒、ズブロッカにダイダイ、
なんとなく面白い取り合わせだが、
一体、ズブロッカの正体は何なのだ?

ウオッカとの繋がりはいかなるものがあるのだろうか?

この機会にウオッカとズブロッカについて勉強してみよう。

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by shige_keura | 2016-01-22 12:45 | | Comments(0)
郷愁のスパイ映画 -後編-
21世紀のナポレオン・ソロとイリヤ・クリヤキン、
彼らの活躍や如何に。

今回の映画化に当たり、
製作会社は思い切った定石破りの手法を試みた。

それは主人公の活躍した時代を
かつての東西冷戦下に巻き戻したのである。

「007」、「ミッション・インポッシブル」等の新作は
時代に合わせて秘密兵器、ハイテク装備、自動車等の小道具を進化させている。
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つまり、ショーン・コネリーの初代ボンドが
登場した背景にあるのが東西冷戦、
緊張を背景としながらもボンドにはある種のゆとりが見えた。

一方、当代007・ダニエル・クレイグは
多様化、混迷化を深める現代を背景に
傷だらけになって働きに働くワーカホリックと化している。
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「コードネーム U.N.C.L.E」は
私の懐かしい青春時代にタイムスリップさせてくれた。

映画のソロはアメリカ・CIA、相棒のイリヤはソ連のK.G.B所属、
本来ならば宿敵同士である。

しかし、世界を破滅へと追い込む核兵器製造ノウハウ流出を防ぐべく、
二人は相手を胡散臭く思いながらも
U.N.C.L.Eの指令で腕を携えて行動する。
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尚、U.N.C.L.Eとは正式名称が
United Network Command for Law and Enforcement,
本部をニューヨークの国連本部のそばに置く、
悪の組織を成敗する法執行機関で
米・ソをはじめ当時の世界主要国が加盟している。

言っておくが、これは架空の組織である。

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by shige_keura | 2016-01-20 08:47 | | Comments(0)
郷愁のスパイ映画 -前篇-
ここは目黒駅そばにある小さな映画館、「目黒シネマ」、
定員100名ほどの場内はご同輩、若者で超満員だ。

「いいねー!昔の映画館みたいだぜ」。

映画の冒頭に1960年初期の世界情勢を表す
フィルムがカットバックで流れる。
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そこに登場するのは、20世紀生まれ、初のアメリカ大統領、
ジョン・F・ケネディの爽やかさと若さのダイナミズム、
続いては共産国家の領袖ソ連(現・ロシア)を率いる
老獪にして貫禄十分なニキータ・フルシチョフである。
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アメリカとソ連、自由主義と共産主義、
そこには「東西冷戦」の言葉が織りなした
一触即発の緊張感が世界に漂っていた。

その緊張が頂点に達したのが
1962年に勃発した「キューバ危機」だったと思う。

当時高校生の私ですら、
これは核兵器を交えた最悪のシナリオ、
「第三次世界大戦」突入の恐怖がよぎった。
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幸いにして危機は免れ、
その後ソ連改革後に東西冷戦は終結するのだが、
この緊迫の世界情勢が生んだのが
本日観た映画、「コードネーム U.N.C.L.E」である。
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by shige_keura | 2016-01-18 16:46 | | Comments(0)
ブロードウエイが運ぶ青春の女神
1月11日の成人の日、渋谷ヒカリエの「シアター・オーブ」で鑑賞したのが
”NEW YEAR’S MUSICAL CONCERT 2016“である。
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今日の相方は成人式まではまだまだ程遠い孫、
まことに奇妙な取り合わせ,
”THE ODD COUPLE“の誕生である。

カップル誕生の背景は省くが、
二人の共通点は何と言っても映画、
ならば本日の公演は誠に楽しみである。

何故ならば、公演でカバーするナンバーは
ミュージカルファンならば知らない人はいない、
ロジャーズ&ハマースタイン、レナード・バーンスタイン、
コール・ポーター、アーヴィング・バーリン等。

一世を風靡した音楽界の大御所たちの傑作を
ブロードウエイをはじめ、ウエストエンド、パリで活躍する
5人の男女が次々と歌いまくるという
贅沢極まりない趣向であるからだ。
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男性が3人、「オペラ座の怪人」のファントム役2,000回を超え
最多出演を誇るハワード・マクギリン、
「ノートルダム・ド・パリ」の主役、カジモトを
ライフワークとして活躍しているマット・ローラン、
そして「レ・ミゼラブル」の主役・ジャン・バルジャンを
英語とフランス語でこなせる稀有の存在ロベール・マリアン。

               (左から、ロベール・マリアン、レイチェル・タッカー、
                ハワード・マクギリン、ローラ・オズネス、マット・ローラン)
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女性は二人、まずは2009年「南太平洋」の主役でデビューし
世間をアッと言わせたミネソタのヤンキーギャル、ローラ・オズネス、
アイルランド出身のレイチェル・タッカーは
「アイ・ウイル・ロック・ユー」、「ウイキッド」等で活躍の実力派女優である。

公演は9日から本11日までのわずか3日間、
大入り満員の場内は開演前から熱気が渦巻いている。

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by shige_keura | 2016-01-16 18:55 | | Comments(0)
猿と狐と狛犬と
1月8日(金)、ここは千代田区永田町、
地下鉄・赤坂見附駅のほど近くにある山王日枝神社だ。
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堂々たる鳥居をいただくこの神社の創建は詳らかではないが、
太田道潅が文明10年(1478)に着手した
江戸城築城に源を求められるとのことだ。
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その後、天正18年(1590)、
徳川家康がお国替えによる江戸移封の際に
城内に祀り、江戸城の鎮守とした。
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鎮守ならば守護神、今や首都・東京を御護りするに相応しい神社には、
普通は余り見かけぬものがある。

それは参道の階段横に設置されているエスカレーターである。
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サービス過剰気味のエスカレーターが設置された裏には
永田町に深く関係ある代議士先生方達を慮ったものであると、
まことしやかに囁かれている。

吾輩でも難儀もせずに登れる階段を
自分の足で上れぬような人たちならば
さっさと引退すればよいのにと思うのだが・・・・。

くだらぬ話はこれぐらいにして本題に入っていこう。

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by shige_keura | 2016-01-12 22:46 | その他 | Comments(0)
三が日 -初春の舞台-
正確には三が日を過ぎた1月5日、
国立劇場の初春歌舞伎公演。
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舞台から極め付きの名セリフが聞こえてくる。

「問われて名乗るもおこがましいが、生まれは遠州浜松在、・・・・・」とくれば、
「白浪五人男」、稲瀬川勢揃いの場の日本駄右衛門となる筈だ。
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しかし、今日の舞台、喋る本人は駄右衛門ではあるが
演目は「通し狂言 小春穏沖津白浪」(こはるなぎおきつしらなみ)である。

サブタイトルに「小狐礼三」(こぎつねれいざ)とあるように、
主役は日本駄右衛門ではない。
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今年は“江戸演劇の大問屋”と称される
歌舞伎作者・河竹黙阿弥、生誕200年。

節目の年に彼の幻の傑作
「小狐礼三」が久しぶりに国立劇場の舞台にかかる。

初演は元治元年(1864)11月の江戸・市村座。
               (2002年の舞台、駄右衛門:中村富十郎、
                礼三:尾上菊五郎、船玉お才:中村時蔵)
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初演以来138年ぶりに通し狂言として
国立劇場で復活したのが平成14年(2002)、
今回は12年ぶりのお目見えだ。
               (今回の舞台、駄右衛門:尾上菊五郎
                礼三:尾上菊之助、船玉のお才:中村時蔵)
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主役の礼三が前回の尾上菊五郎から、
息子の尾上菊之助にバトンタッチしているところに
年月の経過が見て取れる。

なにしろ、お芝居のハイライトは
小狐礼三が大勢の捕り手相手に
飛んだり跳ねたりの大立ち回りになるのだから
今年で74歳を迎える菊五郎には過酷すぎる。
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前回の菊五郎の礼三、62歳に比べ
今回の菊之助は39歳と大幅に若返っている。

背中の狐の入れ墨を躍らせて舞台狭しと暴れまわる菊之助、
セリフの通りも誠に爽やか、満場からはやんや、やんやと拍手喝采!
お正月に相応しい華やかな舞台だった。
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最後に日本駄右衛門の極め付きの口上を書き留めておこう。
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「問われて名乗るもおこがましいが、生まれは遠州浜松在
 十四の年から親に放れ、身の生業も白浪の、沖を越えたる夜働き
 盗みはすれど非道はせず、人に情けを掛川から、金谷をかけて宿々で
 義賊と噂、高札に、まわる配付の盥越し
 危ねえその身の境界も、もはや四十に人間の、定めはわずか五十年
 六十余州に隠れのねえ、賊徒の首領、日本駄右衛門」
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これぞ、名調子! 
こいつは春から縁起がいいわい!!
                        
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by shige_keura | 2016-01-07 10:47 | その他 | Comments(0)
三が日 -箱根の山は-
正月三が日、風物詩の一つが箱根駅伝である。
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本年、迎えた第92回大会は
青山学院大学が2年連続で圧倒的な強さを見せつけて優勝した。

この箱根駅伝の中で、毎回話題を呼ぶのが箱根の山の上り下り、
この難所に各大学はスペシャリストを配して万全を期している。
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しかし、「天下の嶮」とまで言われる急峻の山道を、
何故、よりによって駅伝のコースに取り入れたのだろうか?
何か特別な事情があるのだろうか?
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箱根駅伝の歴史を辿ると、その理由が浮かび上がってくる。

日本で最初の駅伝が行われたのが大正6年(1917)、
「東京奠都50年奉祝・東海道駅伝徒歩競走」だった。

コースは京都・三条大橋を基点にゴールが東京の上野・不忍池まで、
東西対抗で3日間、昼夜をかけて、たすきをつないだ駅伝だった。

スケール感に溢れたこの駅伝に出場した選手の中に金栗四三氏がいた。

彼は後年、日本のマラソンの父と言われるように
長距離陸上界の先駆者で明治45年(1912)に
ストックホルムで行われたオリンピックにマラソン代表で出場した。
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日本最初の駅伝に出場した金栗氏は
駅伝こそが多くの長距離ランナーの育成に最適であると判断し、
そこから箱根駅伝開催実現に向かって踏み出していく。

それでは、コースの中に高低差が大きく過酷な
箱根の上り下りがどうして取り入れたのだろうか?

その背景には金栗氏が考えていた「アメリカ大陸横断駅伝」という
途方もないスケールを持ったレースがあった。

コースはサンフランシスコを出発し
灼熱のアリゾナ砂漠を横断、
次に目の前に立ちはだかるロッキー山脈を越えて
ニューヨークを目指すものだった。

「箱根駅伝」は「アメリカ大陸横断駅伝」の選考会の意味合いで
実現に向かって動き始めた。

駅伝のコースは幾つか検討されたが
最終的には箱根の山をロッキーに見立て
東海道を走る抜く現在のコースが選ばれた。

第1回箱根駅伝が行われたのが
大正9年(1920)、2月14日・15日。

参加校は東京高等師範学校(現・筑波大)、明治大学、
早稲田大学、慶應義塾大学の4校、
ゴール手前の銀座4丁目で東京高等師範が明治を抜いて逆転優勝した。

               (第1回大会優勝・東京高等師範学校)
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当時は現代と違って、
いたってのどかな時代であることを箱根駅伝は伝えている。

東京から箱根芦ノ湖まで
鶴見、戸塚、平塚、小田原の4中継地点があるが、
そこを通りさえすればどのような道を辿っても参加校の自由となっていた。

今では、考えられないことだが、
各校それぞれにルート戦術作戦の検討、
考えようによっては面白い企画だと思う。

壮大な「アメリカ大陸横断駅伝」は
残念ながら実施できずに終わったが、
「箱根駅伝」は年を重ねるごとに人気を呼び、
今やお正月に欠かせぬ行事となっている。

最後に、箱根駅伝のコースにまつわる意外な盲点を紹介しよう。

駅伝コースは往路5区、復路5区、
出発点(ゴール)・読売新聞社前~芦ノ湖往路ゴール・復路出発なので
行も帰りも同じコースを走るものだと思っていた。

ところが実際にはそうではない。

第1区(スタート)が21.3キロに対し、
第10区(最終)が23.0キロと
1.7キロも第10区の距離が長い。

何故かと言うと、復路では往路で通らなかった
京橋から東海道の基点である日本橋へ
敬意を表するために設定されたと言う。

東海道を走り抜ける箱根マラソン
基点の日本橋に敬意を表するのは
極めて当然のことである。

現在のスタート、ゴール共にスポンサーの読売新聞社前だが、
ここは、大英断でスタート・ゴール地点共に
日本橋に出来れば理想的なのだが。
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そのときには、これ以上邪魔なものはない、
頭上の首都高速が取り払われることを願う。
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by shige_keura | 2016-01-06 08:57 | その他 | Comments(0)



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