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KIMBA ,the White Lion
標題の言葉は
日本の有名な漫画家の作品に
海外がつけた名前である。

有名な漫画家とは手塚治虫、
作品は”ジャングル大帝”だ。
KIMBA ,the White Lion_c0135543_1082220.jpg

この作品が世に出たのが
1950年の月刊漫画誌
「漫画少年」である。

あの”鉄腕アトム”の誕生が
1952年だから
それより一足早く生まれた作品だ。

実は、私はこの作品を
余り読んではいなかった。

だから、この作品の主人公レオが
ホワイトライオンである事も
つい最近まで知らなかった。

では、この事実をどうして知ったのか?




12月9日、セルビアのベオグラード、
ここの動物園で
ホワイトライオンの子供、
2頭が誕生した。
KIMBA ,the White Lion_c0135543_10974.jpg

母はホワイトライオンだが
父は普通のライオンである。

又、子供は先天的色素欠格(アルビノ)ではなく
正常な遺伝による白変種であるそうだ。

ホワイトライオンは400年以上前からの
伝説上の動物だった。
KIMBA ,the White Lion_c0135543_1094764.jpg

初めてその姿が目撃されたのが1928年、
しかしながら、その後
1970年代半ばまで
人の目には触れること無かった。

2003年になり、南アのサボンナ動物保護区で
ホワイトライオンの牡牝カップルが誕生した。

そして、今はアフリカで
30頭のホワイトライオンが
生息していると見られている。

現地ではホワイトライオンは
神の使いと崇拝されている。
KIMBA ,the White Lion_c0135543_10103151.jpg

では、手塚治虫さんは
最初からホワイトライオンの存在を知って
”ジャングル大帝”を描いたのだろうか?

どうもそうではないらしい?

治虫さんはレオの絵を
白熱灯の下で描き始めたそうだ。

その為、出来上がった絵は
色が薄く当初考えていたレオとは
全く異なったものになってしまった。

一端は没にされかかったのだが
白いライオンもユニークだという事で
失敗作をそのまま使っていったそうだ。

尚、”ジャングル大帝”のアイデアは
ディズニーの”バンビ”から生まれた。

そして、治虫さんの”ジャングル大帝”は
ディズニーの”ライオンキング”へと受け継がれて行く。

ディズニーから手塚治虫へ、
手塚治虫からディズニーへ、
そして今度は誰の手に???
by shige_keura | 2008-12-23 09:13 | その他
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