沖縄(オキナワ)と言う言葉には
どことなくエキゾチックな響きが漂う。 しかし、沖縄とオキナワでは 同じエキゾチックでも 両者の間に大きな隔たりがあるのではないか。 ”沖縄”の場合は 古く”琉球”時代からの 煌びやかな 東アジア海洋文化の香りが一杯だ。 一方の、”オキナワ”からは 米軍占領下の時代に 築き上げられていった アメリカ風の”バタ臭さ”を嗅ぎ取ってしまう。 この地には、かつての王朝に支えられた豊かな文化、 その一方では、 南国の明るい自然とは裏腹の苦渋の歴史が存在している。 ”琉球”から”沖縄”へ そして”沖縄”から”オキナワ”を経て”沖縄”へ。 今回、3泊4日の沖縄旅行で 今まで知らなかった この地の様々な表情を知ることが出来た。 1月27日の羽田空港、 思っても見なかった人の波である。 飛行機はほぼ満席、 朝の天気予報によると、沖縄は雨、 出鼻を挫かれたスタートとなった。 ところが、到着間近の機内放送、 「到着地、那覇は晴れ!」 後で知ったのだが 沖縄の天気は極めて予報が難しく 当らないことが日常茶飯事だという。 飛行場の外に出る。 12月、1月は 沖縄で最も寒い時期の筈なのだが 吹き抜ける風は初夏を思わせる。 東京の寒さで固まった身体が たちまちの内にほぐれ 伸びやかな心持となってくる。 ハイビスカス、ブーゲンビリアの花々が 南国情緒を醸しだしている。 ゴルフ場には半袖で 心地よい汗をかきながら プレーを楽しむ人たち。 浜辺には燦燦とした太陽を浴びて 水遊びに興じる子供達。 ホテルのプールは いつからでも泳げるように 準備万端の気配が漂っている。 沖縄での海開きは3月、 あと1ヶ月もすれば夏の到来となるのだ。 今回の旅行、 結果から言ってしまうと 実に充実且つ楽しいものだった。 それは天候に恵まれた事もあるが 沖縄の豊かな自然、 興味ある歴史、特色のある食材等に 因るものだった。 更に加えて、沖縄の人たちが持つ 優しく人懐こい笑顔が 楽しい旅行を支えてくれた。 明日からは暫くの間 幾つかの角度から 沖縄見聞録を進めてみたい。
by shige_keura
| 2009-02-02 10:24
| 旅
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