家内の実家に
一本の大きな杏の木があり 毎年、この季節には実をつける。 勿論、年によって収穫は異なるのだが 今年は当たり年となった。 ただ、収穫に際して 杏の難しい所は 少し油断すると熟れ過ぎてしまうことだ。 又、毎年取り入れは梅雨時と重なる為 雨に邪魔されて 多くの実を腐らせてしまう事もあった。 14日の日曜日、薄曇 当初の行動予定 東京競馬場行きを遅らせて 家内の実家へ杏の取り入れに向う。 見上げると 黄色く色づいた杏が 枝もたわわに実っていた。 棒で枝を叩くと バサ、バサ、バサ・・・・・・・ アチコチから杏が降ってくる。 時折、ポコーンとおでこに当る。 「痛いなーーーこのーーー!」 1時間足らずで 大きなバケツに入りきらぬほどの 杏の収穫があった。 魚も釣れすぎると困るように 杏だって・・・・・・・・・・・ こりゃ、大変だーーー。 さて、杏という果物 大体がそのまま食べても それほど”旨い!!”と 感心するほどのものではない。 杏の良さは あくまでも加工して ジャム、フルーツコンポートで活きるものだ。 手を加えると グーンと味が引き立つ 杏は何とも珍しい果物だ。 と、言う事で、 それからは2日がかりで 皮むき、種抜きから始めて ジャムとコンポート作りに 時間を割くこととなった。 但し、私はあくまでも製作助手、 主役は女房殿だ。 皮むきから種抜きへ 流れるように?作業は進む。 下請けとしては 大手の指示に、ただ従うだけ、 ヘマは許されない。 1キロ余の杏をジャムにするのに こんなに砂糖を使うのか!!! 山盛りの砂糖が溶けて 段々と煮詰まっていく、 あまーーい香りが台所中に漂う。 ふと、後ろを見て驚いた。 大きな袋の中には 今までの5倍ほどの杏が 作業待ちなのだ、 ”ビックリしたなーーーもう!!” ジャムの煮つまり加減は結構、結構。 コンポートの方も旨そうだ。 そして翌朝、 早速、ヨーグルトに 杏のジャムを合わせる。 甘酸っぱさがヨーグルトとピッタリ! 新鮮なものは旨いなー! おやつには 勿論、冷やしたコンポートを、 この酸味がなんとも利いている。 そして夕食後には バニラ・アイスクリームと合わせて、 こりゃ、立派なデザートの逸品じゃ!
by shige_keura
| 2009-06-21 11:45
| 食
|
| ||||||
ファン申請 |
||