40年ぶりの新潟、
町は大きく変貌し、 さっぱり見当がつかないのは当たり前だ。 勿論、高層ビルが建ち並び 町は整備され市電の姿も無い。 (市の中心を流れる信濃川にかかる萬代橋) しかし、町は大きくなり 整備されたとは言え 華やかさは往時とは 比べ物にならない。 はっきり言って寂れているし 元気が無く 気息奄々の風情である。 日本海側の都市、 金沢は例外中の例外で 他はどこも青息吐息のようだ。 道路と鉄道の整備 ハコモノ林立だけで 地方分権が進み 元気がでると思ったら大間違い! 地方衰退の典型的な町 それが新潟なのだろう。 日本にその名を轟かせた 料亭、鍋茶屋、 そこはかつて 祖父のお供をした場所だ。 昔、懐かしい玄関先 そこは綺麗に掃き清められていた。 そこに、歴史と伝統を守る 鍋茶屋の意地を見たような気がした。 しかし、ひっそりと静まり返り 人の気配すらない。 当時は黒塗りのハイヤーから 次々とお馴染みさんが 店内に吸い込まれていき 華やかな嬌声と 三味線の音が流れてきていたが。 さあ、新潟競馬の話に移ろう。 ここの名物は 長い直線を使って行われる 1000メートルの競馬にある。 まさに、陸上の100メートル ヨーイ、ドン!!である。 このレースだけは 日本中どこを探しても 新潟競馬場でしか見ることは出来ない。 東京の競馬場と違って 観客席とコースの間が狭い。 だから、柵にかじりついてみる 1000メートル直線競馬は 予想を超えた迫力である。 遥か彼方から コースの横幅一杯を使って 各馬が徐々に近づいてくる。 ドドド、ドドド、地鳴りの音が聞こえてくる。 鞭を使う音、ジョッキーの掛け声 目の前を疾風のように サラブレッドの一群が駆け抜けていく。 競馬ファンにとっては 恍惚の一瞬である。 これで、馬券が当れば言う事ないのだが 世の中そんなに甘いものではない。 反省材料を来年の検討課題として 日曜日夕方の新幹線に乗り込んだ。 来年も又来よう!!
by shige_keura
| 2009-09-13 19:08
| 旅
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