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初秋のみちのく (切手そのまま)
目の前に広がる景色を見た途端
「あっ!!これはあの時の・・・・・
 全くそのままなんだ!!!」と、思った。

我々が幼い頃の小学校時代
切手収集に熱中していた
ご同輩の方々は多いと思う。

かく言う私もその一人、
夢中とまではいかなかったが
国内外の切手を集めていた。

丁度その前後から
時の郵政省が記念切手の発行に
力を入れ始めたのではないだろうか。

それは”お年玉記念切手”を初め
福沢諭吉を初めとする偉人切手、
国体記念、浮世絵シリーズ等だった。

そして国立公園記念切手も
そのひとつだった。





                (北山崎、第一展望台へ向う道)
初秋のみちのく (切手そのまま)_c0135543_17564096.jpg

今、我々が訪れている
北山崎の海岸そして鵜の巣断崖は
陸中国立公園の丁度中心である。

陸中海岸が国立公園として
認定されたのが1955年、
現在、国内29有る国立公園中
20番目として登場してきた。

従って、国立公園の中では
新参者に属すといって良いだろう。

1955年といえば
私は小学校の高学年であったから
当然の如く、この記念切手を手に入れた。
初秋のみちのく (切手そのまま)_c0135543_17581444.jpg

そして、北山崎第二展望台から眺めている眺望は
まさしくあの記念切手の景色そのままだった。
初秋のみちのく (切手そのまま)_c0135543_1759458.jpg

家内も絶景を眺めた途端
記念切手を思い出したというから
まさしくあの切手の景色は
ここからのものなのだろう。
初秋のみちのく (切手そのまま)_c0135543_1832320.jpg

この展望台が第二というからには
第一展望台も有るということだ。
初秋のみちのく (切手そのまま)_c0135543_1841659.jpg

実は第二に行く為には
第一展望台から
300段の階段を
下っていかなければ到達しないのだ。
初秋のみちのく (切手そのまま)_c0135543_1852090.jpg

しかし、300段下るという事は
帰りは300段上るという事だ。

それを最初に聞いて
恐れをなしたのか
メンバー32名のなかで
切手の絶景を拝む事が出来たのは
10名にも満たなかった。

足腰がまだ丈夫なことに
感謝せねばならぬ。

空気は澄み切って
200メートルもの隆起海岸の断崖と
波の浸食で穴の開いた奇岩
これぞ国立公園の景勝を
心行くまで楽しむ事ができた。

遠くにはかつての夏スキーのメッカ
月山が霞んで見えている。

                (一番奥にかすかに見えるのが月山)
初秋のみちのく (切手そのまま)_c0135543_16581221.jpg

山歩きの好きな親父は
夏になるとスキーを抱えて
月山に行ったものだった。

当時、なんで真夏にスキーを持って
出かけるのか?と
私は不思議に思って見ていた。

ふと、そんな昔を思い出しながら
景色に見とれていた。

あれから60年近くの
歳月が流れようとしている!!

「いやいや、早いものだなー!!」

                (鵜の巣断崖からの眺望)
初秋のみちのく (切手そのまま)_c0135543_1861947.jpg


初秋のみちのく (切手そのまま)_c0135543_186546.jpg

by shige_keura | 2009-10-03 08:40 |
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