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底知れぬ白象!
大相撲初場所が面白い。

その立役者といえば
エストニア出身、
関脇、杷瑠都の存在と言って良いだろう。

昨日の大関、琴欧州との1敗対決は
巨漢同士の雄大なスケール感に溢れた取り組みだった。

2メートルを越す琴欧州は
さながら竜のよう、
一方の杷瑠都は白い象、
身長では若干劣るとは言え
身体全体では全く引けをとらない。

相撲内容は
象が完全に竜を圧倒した。

取り組み前、杷瑠都曰く、
「頭をつける相撲なんか
 やったことがないから・・・・・・」

それがあにはからんや、
”やったことがない”との言葉が嘘のように
自然と琴欧州の胸に頭をつけたバルト、
そのまま西土俵に大関を押し倒した。

この相撲を見る限り
杷瑠都の強さが際立ち
大関を通り越し
横綱級の逸材であることを証明した。



前々日は白鵬の31連勝を阻み
勢いに乗る杷瑠都だが
インタビューを通じて見せる
大らかさがなんとも魅力的だ。

若干、たどたどしい日本語ながら、

「全然緊張していないようですね?」の
質問に対して、

「僕だって人間ですから
 緊張してますよ」と返す当たりは
なかなかどうして、
”おぬし出来るな”と
微笑ましさを感じてしまう。

”静”の白鵬、
”動”の朝青竜以外は
暗さばかりが目立つ大関陣、
杷瑠都の無邪気な明るさと
底知れぬスケール感が
久しぶりに大相撲そのものを
活き活きとさせている。

彼の祖国エストニアは
バルト海に面しているところから
ユニークな四股名が生れた。

本名がカイド・ホーベルソン、
日本語で杷瑠都・凱斗(カイト)、
即ち、”バルト海”だ。

このまま、スクスクと成長し
願わくは四股名通りの
雄大な横綱になって欲しい。
by shige_keura | 2010-01-19 10:32 | スポーツ
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