4月9,10日、場所は神宮球場
人生初、2日連続の六大学野球観戦である。 ![]() 10日の朝、起床時の気分は誠に悪かった。 夜更かしの影響は多少あるかも知れぬが 主な原因は昨日の六大学野球観戦、 慶応が立教に実にだらしのない負け方をしたせいだ。 3回につまらぬ4点を献上し 2点を返すのが精一杯、 抵抗する術もなくずるずると破れ去ったのだ。 どうにも、面白くない、 平常心で向かえば負ける相手とは思えない。 気もそぞろ、上の空、 矢も盾もたまらずにふと気がつけば 12時前には神宮のスタンドに居た。 ![]() 以降、この日は監督も、選手も魔物に翻弄され 観客も魔物の仕業で一喜一憂することとなった。 ![]() ![]() 慶応は2回表主砲、伊藤君の一発で先制! 1-0、これは幸先が良いぞ! 尚も、3回、2死1,2塁で伊場君がレフト前に快打! しかし、レフトの守備位置から見て本塁突入は無謀、 にもかかわらず、コーチャーの手はぐるぐる回っている。 「駄目だ、駄目だ!!」 案の定、本塁憤死で3アウト。 こういうときは、これで流れが変わるもの、 その悪い予感がピタリと的中した。 なんと、昨日と同様4点献上、 まさに悪夢の3回である。 しかも、点のとられ方が最悪だ。 何しろ打たれたヒットはたったの1本で4点だ! その唯一のヒットも前進守備ゆえに外野に抜けた当たり、 あとは、内野手エラーにふたつのワイルドピッチ、3つの四球、 監督としても手の打ちようもなく ただただ頭を抱えるだけだったろう。 これはまさしく魔物のなせる業である。 4,5,6回、慶応は無走者、 7回からは昨日快投を見せたエース、 岡部君がマウンドに上がった。 立教の監督としては、してやったり! 優勝候補の慶応に連勝!! 内心の笑いを抑えるのに必死だったことだろう。 一方、私の心境は最悪を絵に描いたようなものだった。 「こんな下らぬ試合を2日連続で見せられるとは・・・・」 敗勢色濃い中で7回表が始まった。 慶応は7番鈴木君が3球三振、 次打者は非力な福富君、 あっさりと2球で2ストライクと追い込まれた。 「こりゃ、いかん」 ところが、ところがである、 ここで魔物が岡部君の心に入りこんだ。 慢心か油断か?3球目の棒球が ど真中へすーっと入ってきた。 思い切り良く振られたバットに乗った飛球は 前進守備のレフトの頭上を超える2塁打となった。 ここで動揺した岡部君の投球に力みが出た。 力んで投げるボールは威力がない。 あっという間に本塁打を含む、3連打、 最終的には慶応の6-4の大逆転劇となった。 ![]() (8,9回パーフェクト救援の福谷君、 最速152キロの凄い球を投げた) 「野球には不思議な勝ちあり、 しかし、不思議な負けなし」 野村楽天元監督が良く使う言葉だ。 もし、立教がこのまま勝ちを納めていれば これほど不思議な勝ち方は無い。 何しろ、6回終了時点でスコアは立教の4-1、 ヒット数は、このとき慶応の7本に対して立教は たったの3本だったのだから。 しかし、立教は結果的に負けた。 ただ、この負け方も奇妙だった。 監督としては会心の展開の中、 最良の布石を打ったことに間違いはない。 ![]() それでも負けてしまった??? ![]() これは魔物の存在なくして どう理由づけられようか??? ![]() 「追記」翌日の3回戦、 慶応の9回裏逆転サヨナラ勝利、 野球は筋書きのないドラマである。 ■
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by shige_keura
| 2011-04-14 07:54
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