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ジュリア再び
久しぶりに劇場で映画を見た。

「ジュリエットからの手紙」、
甘い甘い、ラブストーリー、
大人の童話であり現実には起こり得ない話だ。
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しかし、余り世に知られていない
ベロナに実在するユニークなる組織、
即ち世界中のジュリエットからの手紙に対しての返信を軸として、
第一級の娯楽作品に仕上げている。

舞台は勿論、「ロミオとジュリエット」の町、ベロナ、
そして、トスカーナの美しい町、シエナ、
魅力あふれるイタリアの田園地帯が興趣を盛り上げている。
               (「ジュリエットの家」、ベロナ)
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ただ、何といってもこの映画を支えているのが
今や74歳に達した、名女優、ヴァネッサ・レッドグレーブの存在だ。

上手い! 上手い!!、あきれるほど上手だ。

彼女を見るだけでも映画館に足を運ぶ価値のある映画だ。

加えて、彼女が探し求める恋人役に登場するのがフランコ・ネロ、
実際に二人は長い間同棲関係にあり
一旦は別れたたものの2年ほど前に結婚している。

なかなか、心憎い演出である。






さて、ヴァネッサ・レッドグレーブと言えば
私にとっては何と言っても「ジュリア」となる。
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「ジュリア」(Julia)、製作は1977年、
監督は「真昼の決闘」、「地上より永遠に」のフレッド・ジンネマン。

この作品でヴァネッサ・レッドグレーブは、
タイトル・ロールになっている女性、ジュリアに扮している。

普通、タイトル・ロールならば主役のはずだが
この作品での彼女は助演の役割、
主演は、実在の女流作家、リリアン・ヘルマンに扮した
ジェーン・フォンダである。

演技派女優の顔合わせ
時に、ヴァネッサは40歳、
ジェーンは39歳、共に脂が乗り切った頃である。

しかし、この顔合わせは圧倒的にヴァネッサに軍配は上がる。

翌年のアカデミーで、彼女は助演女優賞を獲得したことで
彼女の端倪すべからぬ演技力が見て取れる。

物語は、当時、有名なハードボイルド作家、
ダシール・ハメット(「マルタの鷹」)と同棲していた
女流作家、リリアン・ヘルマンのジュリアへの回想で始まる。

ジュリアとヘルマンは幼いころからの親友、
久しぶりに旧友と再会したジュリアは
何故か大怪我で病院のベッドの上にいた。

彼女は当時、反ナチ運動の地下運動に深く係り
危険な任務を遂行していたのだ。

時は流れたある日、
ヘルマンはパリ駅で若い男から
ベルリンのジュリアへ5万ドルの現金を渡して欲しいと頼まれる。

さー、そこからがこの映画のハイライト、
極限のサスペンスを盛り込んで
物語は進行していく。
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激しいアクションは皆無であるにも関わらず
観客は画面に釘付けにされてしまう。

リアリズムを描くことにかけては天下一品、
フレッド・ジンネマンの腕の冴えである。
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監督の期待に応え、映画を盛り上げたのが
芸達者な出演者、ヴァネッサをはじめ
ジェーン・フォンダ、ジェーソン・ロバーツ(ダシール・ハメット)、
マクシミリアン・シェル(金を託す若い男)
そして、当代きっての演技派
メリル・ストリープがこの作品でデビューしている。

「ジュリエットからの手紙」が
はからずも、かつての名画、「ジュリア」を思い出させてくれた。
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無性に「ジュリア」に会いたい気持ちが募ってきた。
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by shige_keura | 2011-07-08 22:12 |
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