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解任!!!!
以下は今年の春先に行われた
有名人二人の対談の一部抜粋だ。

N・「お前、もっと喋れよ! 人気商売なんだから」

O・「でもね、喋ったって、記者の連中は理解できないんだから・・・」

N・「それで諦めてちゃ駄目だ。
   分からせるように喋らなきゃ」

O・「いやーーー、監督は黒子だから・・・・」

N・「何言ってんだ! チームの代表だよ。
   メンバーだって、先発投手だって監督が決めるんだろ」

O・「いや、うちは投手コーチが決めますから」

N・「何言ってんだ! 最終的に決めるのは監督だろ!!
   おまえは本音を言わないね」

O・「言ってますよ、言ってるじゃない・・・」

N・「ライバルはどこ?」

O・「全部」

N・「全部たって、特別にマークするチーム?
   巨人はどうなんだ?」

O・「・・・・・・・・・
   仮に何処かに0勝20敗でも、
   他に20勝0敗出来る所があれば帳尻が合うじゃない」

N・「何言ってるんだおまえ、
   ところで8年目を迎えてどうなんだ?」

O・「漸く、俺の目指すチームの輪郭が見えてきたってとこかな」

N・「8年かかってか!??
   俺、4年で辞めたのは早かったんかな?」






N・「しかし、良くも朝から晩まで練習やってるな」

O・「俺は昔のしきたり、長い練習が一番と思ってるのよ」

N・「人間の集中力は40分が限度だ。
   俺は身体も大事だけど頭脳も大事だと信じてる」

O・「Nさんが練習短くした張本人だ。
   うちなんて、ミーティングなんて殆どやってない」

N・「ふーん・・・・、理解不能っていうか
   本音なんかね???
   ところで、今年のペナントどうだ?」

O・「どうだって? そりゃ自信ありますよ」

N・「お前は俺と正反対でプラス志向だねーー、
   俺はマイナス志向だからなーー」

O・「そんなことないよ、俺は超マイナス志向だよ」

N・「今年はDで決まりや!!!」

御賢察のとおり、
Nは野村克也さん、Oは落合監督
Dは中日ドラゴンスである。

対談以降、月日は流れ、
今や、ペナントレースも4コーナーを回って最後の直線。

さー、ラストスパートの段階で
電光石火、落合解任のニュースが流れた。

活字は退団と書かれていた新聞もあるが
解任と書かれていた方が多かったようだ。

普通、解任と言えば
成績不振で責任をとらされるのが普通だ。

しかし、落合の場合は
成績不振の責任ではなく
観客数減少の責任を取らされたようだ。

今年も含め、8年間全てAクラス!
その間、リーグ優勝3回、
日本一、1回、ケチのつけようがない成績だ。

にもかかわらず、観客が減り続けたのは
ひとつには、野球に対する観客の目が低下したことだろう。

即ち、中日には井端、荒木、谷繁、和田、森野、
今の観客に対するアピール度が低い選手が多い。

抑えのエース岩瀬にしたって
阪神の守護神、藤川に比べれば地味な存在だ。

一方、目の肥えたファンにとっては
例えば、アラ・イバコンビなどは堪らない存在なのだが。

今、本当に野球を愛し、野球を知るファンの多くが
球場に足を向けない傾向が続いている。

確かに、落合の無愛想は突出しているが
巨人V9監督の川上さんも相当なものだった。

ただ、当時は本当の野球ファン
目の肥えた人たちが球場に向かった。

更に、ラッキーなことに
戦後のプロ野球を支えたONという
光り輝く存在を有していた。

地味ながら野球を知る選手の多い中日
成績が好調ならば年棒は上がっていく。

ところが、球団としての収入源
観客は減り続けて行った。

そこで辿りついたのが落合解任である。

落合にとっての胸中、
それは複雑なっものがあるだろう。

ここでの驚きは後任人事だ。

高木はないだろう。

昔の名セカンドの高木も70歳、
しかも、1回監督を失敗した男だ。

更には昔を懐かしむファン以上に
高木って誰だ? と言われるような地味な存在だ。

来年の中日の成績と同時に
観客動員数が興味の的だ。
by shige_keura | 2011-09-26 08:33 | スポーツ
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