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火事と喧嘩は江戸の花
お江戸の特徴を言い表わしたお馴染みの言葉だ。

「火事だ! 火事だ--!!」

”ジャンジャン、ジャーン”、危急を知らせる半鐘の音、
燃え上がる紅蓮の炎が夜空を焦がす。

「どけどけ、邪魔だ、どけ--!!!」

刺子袢纏に鉢巻き姿、
いなせな鳶職の一団が梯子抱えて走り込む。

いつのまにやら、屋根の上で纏を振りかざす火消し、
「男の中の男!」、その気風の良さは江戸の花。
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「喧嘩だ! 喧嘩だ!!」

江戸っ子は短気で向こうっ気が強い、
しかも意地っ張り、
お互いに相手に背中は見せられない。
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そこで、今日も江戸の花、
派手な喧嘩があちらこちらで花を咲かせる。

花の火消しが喧嘩をすれば、
これぞ本当の江戸の華!!!







一度は見たかった歌舞伎公演が平成中村座。

平成中村座が産声を上げたのが2000年、
中村勘三郎を座長として、
浅草隅田公園に江戸風の芝居小屋をしつらえた。

その後、舞台を浅草浅草寺本堂裏、
上方、そしてニューヨーク公演等、
平成中村座は目まぐるしい巡業に明け暮れた。

そして、昨年末、発祥の地、隅田公園、山谷掘に帰ってきた。
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今回は仮設小屋を一歩超えた芝居小屋、
「スカイツリー開業記念」、「勘九郎襲名披露」、
おめでたいタイトルと共に約半年のロングラン。
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終演に近づいた5月半ば、
漸く、念願の「平成中村座」を訪れることが出来た。
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履物をぬいで中に入ると、そこは江戸時代の芝居小屋
和服の御婦人が座布団の上に並んで座っていた。
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こちらは後方の椅子席を選択、
腰の痛みと足のしびれに悩む心配も無く
中村勘三郎一座の芝居に没頭した。
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公演の目玉が、「神明恵和合取組」(かみのめぐみわごうのとりくみ)
通称、「め組の喧嘩」だ。
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このお話は文化2年(1805年)、
相撲小屋への出入りを巡って
火消し衆と相撲取りの間で起こった
実際の喧嘩を元にしている。
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最初は取るに足らぬいさかいが段々と膨れ上がり
両者ともに引くに引けぬ緊張状態に入っていった。
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しかも、火消し衆管轄が江戸町奉行ならば
関取衆のバックが寺社奉行、
最後は両者あわせ32名捕縛の大事件となった。

この中心に居たのが、
鳶職の芝神明の辰五郎であり、
関取の四つ車大八と九竜山だった。

お芝居は舞台狭しと両者が入り乱れ、
花道だけでは無く客席通路にも喧嘩の花が咲く、
派手で賑やかこの上も無い舞台。
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芝居がはねて外に出ると
スカイツリーを背に鯉のぼりが薫風に泳いでいた。

               (向こう歩くは芸妓さん、その行く先は向島?)
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「江戸っ子は 五月の鯉の吹き流し
 口先ばかりで はらわたはなし」

誠に心地よし、スカッとした気分となった。
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by shige_keura | 2012-05-18 13:31 |
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