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待望の舞台
それは1981年、
とあるウィークエンド、昼のひと時だと思う。

いつもは見もしない番組に目が吸い寄せられた。

番組は、NTVの「お笑いスター誕生」、
お笑いタレントを目指す人たちの登竜門である。

その人の登場を機に、場の雰囲気が盛り上がった。

拙い素人芸が続く中に、
すこぶるつきの玄人はだしの出現!
それが私が初めて見たイッセ―尾形であった。

毎週満場を沸かせた尾形は
8週勝ちぬきの金賞を受賞した。

イッセ―尾形、29歳の時、
決して早いデビューではない。

そこに、彼の年期が他とは違う、
筋金入りの強さを感じた。

それからの彼の活躍に多くの説明は不要。

イッセ―尾形が作り上げる、一人芝居ワールドは
日本にとどまらず世界の多くのファンを魅了している。





「イッセ―尾形の舞台チケット取得は至難の業!」

家内が漸くにして手に入れたプラチナ・チケットを手に
勇躍、日経ホールに向かったのが7月14日の事だった。

7月11日から15日まで、僅か5日の舞台、
題して、イッセ―尾形、一人芝居、「わたしの大手町」だった。
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これぞ充実の舞台、1時間半余、
彼の才能の凄さ、鋭い感性、観察力に脱帽した。
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プログラムに彼の言葉が書かれていた。

「日経ホールの舞台は違いますよ。

 お客様が、なにか、日経新聞読んでるような・・・・
 そういう人たちに笑って貰うのですから、
 そりゃ、やりがいがありますね。

 ここでは、「働く」というキーワードでネタをピックアップ、
 大手町ならば、どういうネタが受けるか?
 それを絞り込んでいく。

 そのことは、僕自身が大手町をどのように見ているか、
 つまり、外側から見た大手町を、
 本番では大手町の内側に持っていって
 お客様と対峙するのが実にエキサイティングですね」

ひとつの舞台が終わると、
次の役に向かって、目の前で着替えを始める。

衣装だけではなく化粧まで念入りに、
その間に次のキャラクターに没入していく。

舞台が暗転、パッとライトがついた瞬間、
新たなイッセ―尾形の動作と表情に引き込まれていく。

「ごますり中間管理職」、「生命保険勧誘員のおばさん」、
「都心でうろたえる田舎サラリーマン」、
「すねたオールドミス」を含めた七つの舞台、
まさに「イッセ―尾形、七変化」である。
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私は思った、
町で摺れ違ったら、絶対彼だとは分からないと。

平々凡々たる市井の人、イッセ―尾形。

そこに彼の底しれぬ凄さを感じた。
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by shige_keura | 2012-07-19 22:07 |
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