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「山中日記2012」 -オリンピックの思い出-
ロンドンオリンピックも大詰め、
日本は金メダルの目論見は狂ったものの
メダル総数は予想をはるかに超える大健闘!!

中では、銀メダルに終わったとはいえ
「なでしこジャパン」は、やはりやってくれた。

昨年のワールドカップは奇蹟のような勝利、
今回は勝ちに等しい負け、
強豪、アメリカを追い込んだ気迫と技、
負け惜しみでなく、スカッとした気分にさせてくれた。

日本選手たちの活躍が
オリンピック東京開催への
盛り上がりに繋がるものと期待している。

数年前までは、何故、東京で再びオリンピック??
疑問が無いわけではなかった。

しかし、今の日本の閉塞感、
特に政治の崩壊がもたらす民衆への悪影響、
負の連鎖を断ち切るには東京五輪が必要ではないかと
考えを新たにしている。

さて、私にとってのオリンピックの記憶は
1952年のヘルシンキ大会、
日本が戦後初めて参加したオリンピックに始まる。
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そのとき8歳の私は丁度、
軽井沢の親戚の別荘に滞在していた。

               (フィンランドの英雄、ヌルミ選手の聖火台への着火)
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当時は無論、テレビ中継があるわけはなく
頼りはラジオで送られてくる聞きずらい海外中継だった。




今となっては懐かしい、
音声があたかも波が引いたり寄せたりするかのような
聞きとりにくい放送に、
眠い目をこすりながら耳を傾けていた。

最大の期待は、「フジヤマのトビウオ」、
古橋選手が出場する水泳、400m自由形だった。

「さー、アメリカのコンノ選手を破って金メダルだ!」

ところが、聞こえてくる音声は悲劇的だった。

「優勝は、フランスの伏兵、ボワトウ、コンノは2着
 日本期待の古橋は最下位、8着に敗れました」

軽井沢の朝に立ち込めた深い霧を見つめ、
暫くは信じられぬ想いで茫然としていた。

ヘルシンキ五輪のヒーローは間違えなく
チェコの人間機関車の異名を取った
エミール・ザトペックだったと思う。
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苦しそうな表情を終始浮かべながらも
5,000、10,000メートル、そしてマラソン、
3種目の金メダルを獲得したのだから
その気力とスタミナは驚異的だった。
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時にザトペック30歳、
私には40-50歳の老人に見えた。

因みに、ザナ夫人もやり投げで金メダルを獲得した。

驚異的な陸上金メダリスト夫婦、
彼らには子供は居なかったのだろうか?

子供が活躍したとの話は聞いてないが・・・・・・

さて、今年のロンドンオリンピックも
既に数々のドラマ、ヒーロー、ヒロインを生みだしている。

その中での最高の役者は誰になるのだろうか?

オリンピックの華は陸上と水泳。

ならば、ジャマイカのウサイン・ボルトが最有力候補だろう。

オリンピックが終わると
漸く寝不足が解消されることだろうが、
これだけ楽しませてくれれば寝不足もまた良しである。
by shige_keura | 2012-08-10 18:08 |
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