ロンドンオリンピックも大詰め、
日本は金メダルの目論見は狂ったものの メダル総数は予想をはるかに超える大健闘!! 中では、銀メダルに終わったとはいえ 「なでしこジャパン」は、やはりやってくれた。 昨年のワールドカップは奇蹟のような勝利、 今回は勝ちに等しい負け、 強豪、アメリカを追い込んだ気迫と技、 負け惜しみでなく、スカッとした気分にさせてくれた。 日本選手たちの活躍が オリンピック東京開催への 盛り上がりに繋がるものと期待している。 数年前までは、何故、東京で再びオリンピック?? 疑問が無いわけではなかった。 しかし、今の日本の閉塞感、 特に政治の崩壊がもたらす民衆への悪影響、 負の連鎖を断ち切るには東京五輪が必要ではないかと 考えを新たにしている。 さて、私にとってのオリンピックの記憶は 1952年のヘルシンキ大会、 日本が戦後初めて参加したオリンピックに始まる。 そのとき8歳の私は丁度、 軽井沢の親戚の別荘に滞在していた。 (フィンランドの英雄、ヌルミ選手の聖火台への着火) 当時は無論、テレビ中継があるわけはなく 頼りはラジオで送られてくる聞きずらい海外中継だった。 今となっては懐かしい、 音声があたかも波が引いたり寄せたりするかのような 聞きとりにくい放送に、 眠い目をこすりながら耳を傾けていた。 最大の期待は、「フジヤマのトビウオ」、 古橋選手が出場する水泳、400m自由形だった。 「さー、アメリカのコンノ選手を破って金メダルだ!」 ところが、聞こえてくる音声は悲劇的だった。 「優勝は、フランスの伏兵、ボワトウ、コンノは2着 日本期待の古橋は最下位、8着に敗れました」 軽井沢の朝に立ち込めた深い霧を見つめ、 暫くは信じられぬ想いで茫然としていた。 ヘルシンキ五輪のヒーローは間違えなく チェコの人間機関車の異名を取った エミール・ザトペックだったと思う。 苦しそうな表情を終始浮かべながらも 5,000、10,000メートル、そしてマラソン、 3種目の金メダルを獲得したのだから その気力とスタミナは驚異的だった。 時にザトペック30歳、 私には40-50歳の老人に見えた。 因みに、ザナ夫人もやり投げで金メダルを獲得した。 驚異的な陸上金メダリスト夫婦、 彼らには子供は居なかったのだろうか? 子供が活躍したとの話は聞いてないが・・・・・・ さて、今年のロンドンオリンピックも 既に数々のドラマ、ヒーロー、ヒロインを生みだしている。 その中での最高の役者は誰になるのだろうか? オリンピックの華は陸上と水泳。 ならば、ジャマイカのウサイン・ボルトが最有力候補だろう。 オリンピックが終わると 漸く寝不足が解消されることだろうが、 これだけ楽しませてくれれば寝不足もまた良しである。
by shige_keura
| 2012-08-10 18:08
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