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大向こう
大向こうとは芝居小屋の最上階、
安い席で芝居通が居並ぶ所であり、
役者に掛ける声の意味にも使われる。

「播磨屋!!」、「中村屋!!」、「高麗屋!!」等々である。

国立劇場10月公演は、
「一谷嫩軍記」と「春興鏡獅子」、
松本幸四郎と市川染五郎の親子競演である。
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4時間半にも及ぶお芝居を
何故か小学校5年と2年の孫が観劇した。

その理由は、今年の夏に遡る。

渋谷区が主催した歌舞伎教室、
当たる筈が無いと思われた抽選に、下の孫が当選、
何度かに渡り歌舞伎の所作を学んだあと舞台を務めた。

そこで、先生となり舞台で共演してくれたのが市川染五郎
歌舞伎の名門、高麗屋の屋台を背負う御曹司だ。
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孫はどういう風の吹き廻しか
すっかり、歌舞伎にはまりこみ、
それ以来、「染五郎さん」と親しく呼ぶようになった。
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親しく呼ぶだけではなく、
どうしても染五郎さんの舞台をこの目で見たい!

それが今日の国立劇場観劇となった。

小学校5年生と2年生が国立劇場に姿を現すこと自体珍しく、
年配の御婦人方から声を掛けられたと言う。

「まあ、お小さいのに歌舞伎をご覧になるなんて!!」
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母の心配は、ひとえに息子たちが
退屈するのではないかという事だったのだが・・・・

それは全く取り越し苦労、
イヤフォンを休み時間まで放さず
集中して舞台に見いってたそうな。
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しかし、母にとって思っても見なかった
心配の種が膨らんできた。

それは下の2年生の孫が
掛け声を掛けたくてウズウズしてきたからだ。

お芝居を良く知っている方だけが掛け声を掛けると言ってもなんのその、
母は息子の口を押さえるのにひと苦労、
しかししかし、大詰めに至り、ついにやってしまった。
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「高麗屋!!!!」

幸か不幸か、孫の発せられた声は
偶々、大向こうの声と同調して目立たなかった。

孫は本懐を達した満足と
大向こうの声に邪魔されたことで苦笑い。

母はホット胸をなでおろしたと言う。

しかし、大向こうと同時に声を掛けたところなんぞ、
「おめーさんも、若えのに、おやりになるねーー!!」

とにもかくにも、孫二人は大満足、
今度はどうしても「棒しばり」が観たいのだと言う。

一緒に行ってももよいが、何をしでかしてくれるのか?
それが心配だ。
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by shige_keura | 2013-10-24 22:35 |
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