昨今非常にお盛んなのが町歩き、
中でも正月と言えば、何と言っても「七福神巡り」だ。 七福神信仰が生まれたのは室町時代の頃、 近畿地方で神々を七つに纏めることで始められたそうだ。 従って、日本で最も歴史が或る「七福神巡り」は 京都の「都七福神巡り」(みやこしちふくじんめぐり)となる。 それが各地に広がってゆき 現在は東京でも、30以上もの七福神巡りが人気を集めている。 その中で、最も古いとされているのが「谷中七福神巡り」である。 一説によれば、次のような話が残されている。 徳川家康が懇意としていた天海僧正の勧めで七福神を信仰するようになり、 僧正が開祖としていた上野・寛永寺の弁財天を起点とする 七福神巡りが江戸の元祖となって庶民の間に広がっていった。 爺夫婦も数年前の寒い正月三が日に谷中を巡ったが、 長女一家も、ひと際冷え込んだ日、七福神巡りを楽しんだ。 そのとき送られてきたのがこの画像だ。 この、酷く寒い日に何でかき氷なんだ???? 心底凍っちまうじゃないか! それは「ひみつ・ひみつ」、 この谷中には夏では4-5時間待ち 冬でも開店即満席と言う「ひみつの店」があるのだ。 店の名前を漢字で書くと「氷蜜堂」(ひみつどう) 寒い冬の日に店に足を踏み入れると そこはまるで、こたつのようにぬくぬくと温かい。 そこで、供されるのが日光の蔵元から送られた清らかな氷をもとに 作り上げたかき氷は滑らかそのもの、 甘い蜜やミルクに溶けあって、 幸せな気分になると言うわけである。 「私はやはり温かいものがいい」と言う人には 根菜ゴロゴロのクリームシチュウ等が用意されている。 しかし、この店に入って かき氷を食べずして店を出る人は先ずいない。 数年前にも営業していた筈だが 爺夫婦の谷中七福神巡りの時は 店の存在は知る由もなかった。 このへんが爺と若者の情報収集力の差であろう。 谷中銀座の「ゆうやけだんだん」に程近い「ひみつ堂」 機会あれば一度訪れてみたいものだ。
by shige_keura
| 2014-01-14 17:15
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