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九州6泊7日 -長崎料理と言えば-
長崎の料理と言えばお手軽なところでは
皿うどん、ちゃんぽんになろうが、
卓袱料理(しっぽく)の発祥もここ長崎である。
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            江戸町で食べたとても美味しい皿うどんとちゃんぽん
            牡蠣をはじめアサリ、海老、イカ、練り物が効いている
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西洋料理でもなければ中国料理でもないし日本料理でもない。
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なんとも訳の分からない卓袱料理は
和風、オランダ風、中華風の要素が入っているので
「和華蘭料理」とも言われている。

名前自体がこの料理は「わからん」と言っているのだ。

一体いつごろこの世に現れたのかも謎に包まれている卓袱が
文献に登場してきたのが1761年のことだ。

このとき長崎に入国していた清国人が
長崎商人を招いて宴会を行ったのが「八遷卓宴式記」として残っており、
これが卓袱料理を意味していると解釈されている。

文化・文政年間(1804~1829)江戸で大人気となったのだが、
それはひとつのテーブルを囲んで
大皿で取り分けて食べるという中国式スタイルの
物珍しさに因るところのものだった。

その後、江戸・京都での人気は廃れた卓袱料理は
いつの日か発祥の地である長崎で復活し
ご高級当地料理として今日に至っている。

現在の卓袱料理を簡単に言ってしまえば
中国料理、西欧料理に日本料理が入り混じった宴席コース料理である。

これじゃ「和華蘭」(わからん)と言われても、
これいじょう上手く説明できない。

長崎の卓袱料理の横綱と言えば
丸山に今も威風堂々とした店を構える「花月」となる。
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この店は寛永19年(1642年)日本三大遊郭と言われた丸山に
「引田屋」の名前で遊郭として誕生した。
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その後「花月」と名前を代えた料亭となり
昭和35年には全国でも珍しい史跡料亭として
丸山の地に周囲を睥睨するかのようにそびえている。

敷居が高いことと、2万円と言われるお値段で尻込みする一方
卓袱料理は味わってみたい。






そういう事情で訪れたのが「坂本屋」である。
               (誕生当時の坂本屋)
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「坂本屋」の誕生は明治27年(1894年)に旅館として出発、
今では長崎唯一の料理旅館として
卓袱料理を目玉として営業しているお店である。

外観は三尺下がって「花月」の影を踏まずと言ったところながら、なかなかのもの。
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南蛮好みの陶磁器が並ぶ店内も長崎情緒満点。
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更には「お鰭」(おひれ)のお椀から始まる卓袱料理。
               (お鰭はその昔は一人に鯛一尾使ったという)
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刺身、貝の煮物等の小菜、東坡煮、伊勢海老テルミドール風。
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               (お刺身、トコブシ、野菜の胡麻和え等の小菜)
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               (東坡煮、豚の角煮)
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               (伊勢海老のテルミドール風)
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ハトシ(海老のすり身をパンで挟み込んで揚げた卓袱につきものの品)。
               (中央がハトシ)
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                (筍等の煮物)
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筍等の煮物・・・・、最後は形式に則った汁粉と
存分に長崎の郷土料理「卓袱」を満喫。

又の名前を「和華蘭」(わからん)と言うが、
美味しいことは良く分かった!!
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by shige_keura | 2016-04-03 21:49 |
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2007年9月末にこちらに引っ越してきました。
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