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馬の足
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「馬の足」と言っても、競馬の話ではなく
歌舞伎に関わるお話だ。
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5日の国立劇場は獅子舞、鏡餅、役者羽子板、
お正月気分満載。
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そのなかでの初春歌舞伎公演は
ここの所、毎年の恒例となっている
尾上菊五郎監修による通し狂言。
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演目「世界花小栗判官」が意味するように
新春らしい華やかな公演だった。
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中世以降語り継がれてきた「小栗判官」伝説は
歌舞伎、浄瑠璃の格好の題材となり
時代時代の好みに合わせて様々な脚色が成されてきた。

今回は室町時代、足利義満の治世、
謎の盗賊風間八郎と彼に父を殺された小栗判官の
紛失した重宝を巡っての争いが、
時には桜満開、またあるときは目も鮮やかな紅葉の舞台で繰り広げられた。

尾上菊之助の眉目秀麗は一際輝き、
久しぶりに尾上松緑が印象的な舞台を務めた。

このお芝居の呼び物の一つは
小栗判官(菊之助)の颯爽とした乗馬姿である。

歌舞伎の世界の言葉のひとつに
「あいつは所詮馬の足の役者よ」と
見下した言い方がある。

確かに馬の張りぼてに二人でもぐり込んで
顔は一切表に出ない馬の足役者は
舞台を張る主役とは決して言えない。

しかし、昔から「當世流小栗判官より馬の足」と言われている如く
このお芝居の馬は重要な役回りで大きな見せ場を作る。

張りぼての中に入った二人、
前の男は前が見えるが、後ろは全く見えないので
ぴたりと息が合わなくては馬の動きにはならない。

それが、今回の舞台では菊之助を乗せて
駆けるだけでゃなく、棹立ちになる。

そこで、馬上で扇を開く菊之助の格好の良さ、
大向こうから「音羽屋」の声が飛ぶ。
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2年連続で舞台上から投げ込まれる
ふるまいの手ぬぐいをゲットし
この冬一番の冷え込みの中、家路についた。


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by shige_keura | 2018-01-07 10:40 |
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