11月6日、日経夕刊に
長らくヤンキースを率いた名将トーリ監督が ロサンジェルス・ドジャーズの新監督として 就任決定の記事が出ていた。 (左側がトーリ監督、ヤンキースの選手達と) 彼は。ヤンキース以外でも メッツ、カージナルス、ブレーブスでも監督を務め、 通算勝利数2067勝(1770敗)は メジャー監督中8位の素晴らしい成績を残している。 しかしながら、今日の話題はトーリ監督ではなく 大リーグ通算最多勝利を誇る監督についてだ。 歴代1位監督、コニー・マックの勝利数を見て仰天した。 何と、3,731勝!!!! 2位、ジョン・マグローの2,763勝を 1,000勝近く上回っている驚異的な記録である。 因みに、日本プロ野球の最多勝利監督は 南海ホークスを率いた、鶴岡一人だが 勝利数、1773勝はトーリにも及ばず コニー・マックとは天と地ほどの開きがある。 一体全体、コニー・マックってどんな人だったんだ。 調べてみた結果 幾つかの興味ある事実が判明した。 先ずは、コニーマックの監督としての 成績をご紹介しよう。 通算勝利は、先にご紹介した3,731勝だが 驚くなかれ!!敗戦数が3,948敗!!! 監督としてあわせて7679試合の勝利、敗戦に関与している。 敗戦が上まわっているとは言え その間、9回のアメリカンリーグ優勝、 5度の世界一に輝いている名将だ。 コニー・マックは1862年の生まれ メジャーでは捕手を経験するが 選手としての成績は芳しいものではなかった。 その選手生活の晩年 1894年から3年間、ピッツバーグ・パイレーツの プレーイングマネージャーを経験するのが 彼の監督としての第一歩であった。 彼が専任監督として活躍するのが1901年のことだ。 この年、フィラデルフィア・アスレチックスが誕生するのだが 彼は球団設立に共同経営者として参画し 自ら初代監督の地位に着く。 そして、今では禁じられている 球団オーナー兼監督として 85歳まで同チームの指揮をとった。 マックの監督生活は合計53年! 日本の最長監督年数が 巨人、阪神等を率いた藤本定義の32年だから いかにマックの記録が偉大かがお分かりいただけると思う。 彼の勝利、敗戦を合わせた数字、7687を 通算監督年数、53でで割ると145となる。 つまり、彼は85歳になるまで 毎年毎年、平均して145試合の指揮をとったことになる。 これは、相当なるエネルギーと情熱が無ければ 出来ないことであることは間違いない。 更に、彼は長きにわたる監督生活中 ユニークなスタイルを貫き通したが それについては明日のブログで紹介したい。 ヒントは上の画像。 真ん中にいるのがコニー・マック。
by shige_keura
| 2007-11-27 17:36
| スポーツ
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