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マネーゲームの脅威(驚異)
今年も、福留、黒田をはじめとする
日本人がメジャーへの挑戦を決めた。
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日本人がメジャーリーグで
活躍する姿を見ることは嬉しい。

しかしながら、最近の契約金高騰には
ただただ驚くばかりだ。

福留、4年で53億円、
黒田、3年で40億円
数年前と比べると
うなぎのぼりに契約金が膨れ上がってきている。

福留選手の場合は
日米で激しい争奪戦になると見られていた。

しかしながら、札束をばら撒くのがお好きな巨人でさえも
アメリカのマネーゲームの前には
あっさりと尻尾を垂れさげて引き下がって行った。

それ以外の選手、
例えば本人には失礼だが
楽天でプレーした福盛投手の
契約金でさえ2年で3.3億円である。

これでは、引退後の保証がない選手にとって
メジャーと契約して稼げる時に稼ごうという気持になるのも止むを得ない。

しかし、これだけ破天荒にお金を出して
大リーグはやっていけるものなのか???



12月18、21日付の日経を見て納得した。

彼等のマネーゲームは
潤沢なる収益に支えられているのだ。

今季のメジャーの総収入が約6,700億円
なんと、2000年の倍に達したと言う。

短期間にどうしてこれだけ増えたのか??

ネットを通じてのチケットの販売が増え
過去最高の観客動員を記録した事が第一の要因。

続いては、ウエブサイトでの試合動画の有料配信と
海外とのライセンス契約による収入である。

確かにメジャーの観客動員数の
増加傾向はここ数年顕著である。

           2003年      2006年      2007年
メジャー      6,800万人   7,600万人   過去最高!(2006年+α)


日本プロ野球   2,300万人     ?        2,118万

更には人気チームのヤンキース戦、
観戦料金が高騰の一途を辿っている。

来年度、年間予約席の1試合あたりチケットは
本年の150ドルから250ドルに値上がりしている。

それでいて、既に完売である。

一般席の料金も
2004年には45ドルであったものが
来年度は1.5倍の70ドルと決められた。
マネーゲームの脅威(驚異)_c0135543_17454586.jpg

だからメジャーとしては
日本人有力選手を引き抜く為に
想像もできないほどの金を積む事が出来るのだ。

これではアメリカの札束攻勢によって
日本人プレーヤーは次々と
メジャーに引き抜かれていくだろう。

日本のプロ野球、どうする???

メジャーの攻勢を
”どうしようもない”と見ているだけではいけない。

今こそ、真のファン開拓を続ける事による
観客動員増加努力を真剣に考えるべきである。

何故ならば、今の日本のプロ野球
テレビの放映姿勢、
野球場の応援風景、
真の野球ファンから見ると
嘆かわしい限りである。

プロ野球をバラエティ番組と混同してはいけない。
スポーツの中でも最も高度な技術が要求される、
それが”野球”である。
by shige_keura | 2007-12-23 17:48 | スポーツ
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