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ちょっと”おもろい”話
昨日は深刻な話だったので
180度方向転換しよう。

私は”冗談”、”いたずら”大好き人間だ。

だから、その手の話には目がない。

最近知った傑作な実話を紹介しよう。

今を去ること50年ほど前
1本の西部劇がメキシコで撮影されていた。
ちょっと”おもろい”話_c0135543_16562455.jpg

題名は「許されざる者」
後年のクリント・イーストウッド作品とは
全くの別物である。

監督はジョン・ヒューストン
主演はバート・ランカスターとオードリー・ヘップバーンであった。

ジョン・ヒューストンは
「黄金」でアカデミー獲得
それ以外にも、「マルタの鷹」
「アフリカの女王」、「白鯨」等を手掛けた
一流の監督である。

ただ、彼は変人の上に
いたずら好きで鳴り響いていた。

例えば、「アフリカの女王」の撮影中
ハンティングに夢中になって
撮影をほったらかしたのは有名だ。





「許されざる者」撮影中の或る日の事、
たまたま暇を持て余していた彼の所に
これ又いたずら大好きの悪友が訪ねてきた。

二人が揃えば
必ず何かが起こる???

丁度、そのとき
近くに出来たデラックスなゴルフ場が
オープニングのトーナメントを開催予定である事を知った。

その日には各界の著名人が
招待されていた事は言うまでもない。

彼等が閃いた”いたずら”とは???

二人は何を思ったか
2,000個のピンポン玉を買い
ひとつひとつに悪口雑言を書き付けた。

恐らく、”shit”とか”nuts”とかの言葉が
書き込まれたのだろう。

それが終わると、小型飛行機をチャーターした二人は
折しもトーナメント開催中のフェアウェーに
ピンポン玉をばら撒いていった。

そのあとの予想される光景は
想像するだけでも傑作だ。

トーナメントの進行は大幅に遅れ
参加者はイラつき
関係者は皆、頭に来た。

中でも、猛然と怒り狂った男が居た。

その男とは?

大会の主催者にして
「許されざる者」の主演スター
バート・ランカスターその人であった。

               (痛快西部劇、「ベラクルス」で
                共演のゲイリー・クーパーと共に)
ちょっと”おもろい”話_c0135543_1657595.jpg

彼のあっけに取られた様子、
続く、怒り心頭に達した顔つき
思わず笑いがこみ上げてくる。

しかし、この”いたずら”
日本じゃ駄目だろうなー。
by shige_keura | 2008-02-09 08:57 | その他
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