思いがけぬ所で思いがけぬ物に
出くわすものである。 富士山5合目、須走り登山口には 登山者の為に 幾つかの茶店がある。 その一軒で 「キノコ茶」をどうぞと 勧められた。 見ればお茶というか 透明のお湯である。 「何だ、こんなもの」 ところが、口に含んで驚いた。 実に濃厚なキノコの香り 旨い、旨い!! ふと脇を見ると 色とりどりのキノコが お皿一杯に盛られている。 朝採れた 地のキノコである。 (皿のキノコの種類、アンズ茸、花弁茸、キヌメリ、足長茸 松茸もどき、ハナイグチ、キツネ茸、オオキノボリ等) 富士山麓には 200種以上のキノコが存在して そのうち、150種類以上が 食用出来るとの事だ。 道理で篭を小脇に抱えた 多くの人が次々と 森の中に消えて行く。 私はキノコは好きだが 自分で採るほどのものではない。 だって、変なキノコを食べて 笑いが止まらなくなったら 苦しくてどうしようもないだろう。 皿のキノコに見入っていたら 後ろを通り過ぎる人の声が耳に入った。 「ここの店の”キノコ”のピッツァは旨いんだ、 予約しないと売り切れちゃうぜ」 この言葉を聞いてから ピッツァを予約するまでには 1分とかからなかったろう。 このピッツァが 夜の食卓を賑わせた事は言うまでもない。 肝心のお味なのだが これが予想以上に ”グーーーーー!!!”だった。 翌日の散歩の折 地面を良く見ると こんなに沢山と驚くほどの キノコが地面から顔を覗かせていた。 勿論、見るだけで 食べなかった。 だから、こうやって ブログも続けていられる。
by shige_keura
| 2008-10-08 08:59
| 食
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